頑固なガスコンロのこびりつきを落としたい!効果的な掃除方法と便利アイテム
2023/08/29
2023/08/29
毎日使うガスコンロ。お湯を沸かしたり揚げ物を揚げたりと、毎日フル活用しているという方も多いですよね。そんなガスコンロですが、ずっとキレイなまま使いたいと思っていても、ふとした吹きこぼれが焦げ付いてしまったり、油はねが溜まってギトギトになってしまったりと、頑固な汚れがつきやすい場所でもあります。
ガスコンロにこびりついた頑固な汚れは、力任せにこすって落とそうとすると、コンロやゴトクが傷付いてしまう可能性があります。
この記事では、頑固なガスコンロのこびりつきを効果的に落とすための方法と、ガスコンロ掃除に役立つアイテムをご紹介いたします。
目次
ガスコンロはキッチンの中でも、特に汚れが溜まりやすい場所です。シンクや調理台に比べ、ガスコンロの汚れは原因が多岐にわたるため、汚れの種類によって、掃除方法を変えないといけません。
まずは、ガスコンロが汚れる原因を知って、汚れの種類を考えることから始めると効率的に掃除できます。
揚げ物や炒め物をすると、油が周りに飛び散ります。ガスコンロや周りの壁にくっついた油は、冷えるとベトっと固まるので、ホコリやチリをくっつけてしまうのです。ホコリがついた油汚れに、さらに新しい汚れが蓄積すると、どんどんと汚れが厚みを増し、ベトベトギトギトの油汚れに変身します。
直接的な油ハネだけでなく、油分のあるものを茹でたり、蒸したりした時の湯気にも油分が含まれています。換気扇周りが油汚れでべたつきやすいのはそのためです。ガスコンロ周りのベトっとした汚れは油性の汚れと考えて良さそうですね!
焦げつきは、汚れや異物が文字通り焦げて固まりくっついてしまった汚れです。煮物が吹きこぼれたり、食材が火元近くに落ちると焦げつきの原因となります。また、火元に近い油汚れも焦げつきの原因となることがあります。
すぐに拭き取れば焦げ付きを防げますが、料理中に拭き取るのは現実的ではありません。頑固な汚れになる前にクリーナーで掃除する必要があります。
一見油汚れに見える汚れが、実は調味料の飛び散りだった、ということも。料理で使う砂糖や塩が飛び散ったり、ソースやケチャップがハネると、油汚れのようにベタベタした汚れの元となってしまいます。
油汚れよりも落としやすく、新しい汚れは水拭きでも拭き取りやすいので、なるべく早めに対処するのがコツです。
ガスコンロの掃除方法をご紹介する前に、揃えておくと便利な掃除道具について解説します。
まず、ガスコンロの油汚れを落とすなら「重曹」があると手早く汚れを落とせます。重曹とは、1キロ400円前後で販売されているアルカリ性の粉末です。ベーキングパウダーや膨らまし粉の名前でも知られていることからわかるように、食用可能な成分で出来ているので、キッチンでも安心して使うことができます。水に溶かしてスプレーにすれば、ササっと油汚れを浮かせられるので、とっても便利です。
しつこい汚れには、セスキ炭酸ソーダはがオススメ。重曹よりやや強めのアルカリ性で、より油汚れを素早く落としてくれます。ただし、肌が弱い方は、肌荒れする可能性もあるので、注意が必要です。心配な方は、手袋をして使うのも良いかもしれません。
それでは早速、ガスコンロ掃除方法をご紹介いたします。基本的なコツさえ押さえておけば、意外と簡単です!
忙しいと、なかなか難しいことではありますが、汚れたらその日のうちに拭き取ってしまうのが一番のコツです。ガスコンロがほんのり温かいくらいの時間なら、汚れも柔らかいので、落としやすくなります。重曹スプレーや拭き取りシートで、さっと汚れを拭き取ってしまいましょう。
ガスコンロの周りや天板がギトギトしてしまい、拭き取るだけだと、汚れを広げるようになってしまう…そんな時は、中性洗剤や専用クリーナーに頼りましょう。
セスキ炭酸ソーダで「パック」や「煮洗い」するのもオススメです。セスキ炭酸ソーダを溶かした水に、いらない布やキッチンペーパーを浸し、汚れが気になるところに貼り付けて放置します。30分〜1時間程度経ったら、パックを外して水洗いか水拭きします。ゴトクなどのパーツは、セスキ炭酸ソーダを入れたお湯で15分ほど煮ると、頑固な汚れが浮いて落としやすくなります。
焦げ付きなどの硬い汚れは、つい歯ブラシなどの硬いブラシでこすり落としてしまいたくなりますが、こすり過ぎはNGです。細かい傷がついてしまい、美観を損ねるだけでなく、再度汚れたときに、落ちにくくなってしまいます。
なるべく汚れは柔らかくし、浮かして落とすことを心がけると良いですね。セスキ炭酸ソーダでも落ちないような頑固な汚れには、オキシクリーンもオススメです。
最後に、ガスコンロの部品・パーツごとの掃除方法を解説いたします。時間がある時や汚れが気になるときは、ぜひパーツを外して掃除してみてください。
火元近くのバーナー・ゴトクは、焦げ付き汚れがつきやすい場所です。バーナーはバーナーキャップ・バーナーリングなどの部品を取り外して掃除できます。重曹水と柔らかめの布で汚れを拭き取ったり、歯ブラシで目の汚れや詰まりを取り除きましょう。
ステンレス製の場合、シルバーの光沢を維持するためにも、メーカー推奨の専用クリーナーを使うことをオススメします。
汚れやすい天板は、毎日調理台を拭くついでに拭き取り掃除をすると、頑固な汚れがつきにくくなります。ガラス製・ガラストップの天板は、傷がつきにくく、汚れも取りやすいといった特徴があります。ホーロー製の天板は、塗装が剥がれるとサビの原因になるため、お手入れ時にも優しく扱うようにしてください。
ガスコンロの奥にある排気カバーは、意外と油汚れが溜まりやすいパーツです。べたつきが気になったら重曹スプレーやセスキ炭酸ソーダでツルツルにしましょう。汚れを放置すると、ホコリがくっつき不衛生になってしまいます。
グリルをよく使う方は、グリル内の汚れも気になりますよね。グリルの油汚れにもセスキ炭酸ソーダは最適です。グリルが冷めてから、セスキ炭酸ソーダ水でパックし放置すれば、あとは拭き取るだけでツルツルになります。
焦げ付きやすい網は、網用のブラシを使って掃除すると、細かい網目もキレイに。網目を挟んで磨けるブラシがあると効率的に掃除できますよ!
古い頑固な汚れが落とせない…そんな時は、思い切って新しい最新式ガスコンロに交換するチャンスかもしれません。最新式ガスコンロは、スタンダードモデルでも、焦げ付き防止機能や汚れをはじくコーティングなど、様々な工夫がなされているので、お手入れが段違いに楽になります。
頑固なガスコンロの汚れを落とす方法や日々のお手入れのコツをご紹介いたしました。思い立った時に、ぜひお試しください。
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