ノーリツ給湯器のエラー「920」は中和器のエラー!対処方法や中和器交換の費用相場
2024/12/29
2024/12/29
「給湯器に『920』のエラーが表示された…使えなくなる前にどうしたらいいの?」
ノーリツの給湯器に表示されるエラー「920」は、中和器という給湯器の部品の寿命を知らせるサインです。放置すると給湯器が使えなくなる可能性もありますが、故障ではないため、適切な対処で解決できます。
この記事では、エラー「920」の意味や対処方法、中和器の交換費用相場について詳しく解説します。
目次
ノーリツの給湯器を使用していると、リモコンのモニターに「920」のエラーが表示されることがあります。
ノーリツ給湯器のエラーコード「920」は、中和器の寿命が近いていることを知らせるものです。
中和器とは給湯器の中に設置されている装置の1つのことです。炭酸カルシウムが含まれており、給湯器内で発生する酸性のドレン水を炭酸カルシウムで中和し、安全に排水する役割を持ちます。
お湯を使用するたびに摩耗する消耗品のため、一定の使用期間を経過すると寿命が訪れます。
ノーリツ給湯器エラーに「920」の点滅が発生した場合、中和器を交換するまで表示を完全に消すことはできません。
一時的に消したとしても、すぐに再びエラー表示が発生します。そのためエラーコードが表示されたら、なるべく早く中和器を交換することをおすすめします。
「920」はあくまで寿命が近づいていることを知らせるサインです。そのためエラーコード「920」が表示されても、すぐに給湯器が使えなくなるわけではありません。
しかしそのまま放置していれば、中和器が機能を果たせなくなり、やがて給湯器は使えなくなります。
完全に給湯器が停止するまでのタイムリミットは50時間前後です。その間に専門の会社に相談し、給湯器の交換を依頼した方が得策です。
ノーリツ給湯器のエラー「920」は、中和器の交換をするまで表示され続けます。しかし一時的にエラーを非表示にすることは可能です。
電源を一度切ってから再度入れ直すことで、エラー表示は一時的に消えます。しかし時間が経てば、すぐにまた表示されます。
根本の解決にはならないため、エラー「920」が表示されたら速やかに対処することをおすすめします。
ノーリツ給湯器のエラーコード「920」が表示された場合、中和器の交換が必要です。
中和器の交換をノーリツに依頼した場合の費用相場は、以下の通りです。
【ノーリツ中和器の修理参考料金】
(出張費:上限3,300円+故障診断料を含む)
ただし給湯器が古すぎる場合、該当の中和器やそれに伴う部品の在庫の用意がなく、修理ができないこともあります。メーカーの部品の在庫期間は10〜15年とされているため、10年以上同じ給湯器を使用している場合は、給湯器本体の交換をおすすめします。
ノーリツ給湯器の交換費用の目安は、機種や機能にもよりますが、10万円〜30万円前後です。
修理費用より高額にはなりますが、古い給湯器は繰り返しの修理が発生することもあります。高額な修理費用を支払い続けながら、燃費性能の低い古い給湯器を使い続けるよりも、新しい給湯器に交換したほうが経済的です。最新型のノーリツ給湯器はエコ性能にも優れており、光熱費の削減にも貢献します。
古いノーリツ給湯器を使用している方は、ぜひ交換も選択肢に含めてみてください。
ノーリツ給湯器にエラー「920」が表示された場合、中和器の寿命が近いことを示しています。そのまま放置すると、給湯器が使えなくなる可能性があるため、早めの交換をおすすめします。
また、古い給湯器の場合は本体ごとの交換も視野に入れます。
本記事を参考にして、エラー「920」の発生にスムーズに対応してください。
また、中和器については以下の記事でも詳しく解説しています。気になる方は、ぜひご参考ください。
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