ノーリツ給湯器の配管カバーの役割とは?取り付けるメリットや代用品を解説
2024/12/29
2024/12/29
「給湯器の配管がむき出しになっていて見た目が気になる」
「冬になると配管の凍結で困ることが多い」
このような悩みをお持ちではありませんか?
そんな方におすすめなのが、給湯器の配管カバーです。配管カバーは見た目をすっきりさせるだけでなく、配管の保護や凍結防止など多くのメリットがあります。
この記事では給湯器の配管カバーの役割やメリット、費用相場、さらに代用品について詳しく解説します。給湯器の配管カバーの設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
給湯器の配管カバーとは、給湯器本体に接続されている配管を保護するための部品です。給湯器の下半分を覆う、化粧板部分のことを指します。
配管カバーの設置は法律で義務付けられているわけではありません。しかし給湯器が屋外に設置されている場合、配管の保護や住まいの美観を保つ上で配管カバーが役立ちます。また、集合住宅や街並みの美しさを重視する住宅街では、設置が推奨されるケースもあります。
一方で、屋内やPS内など給湯器が見えない場所に設置されている場合、給湯器の配管カバーはつけなくても、それほど問題はありません。
ノーリツ給湯器の配管カバーはDIYでも取り付けは可能です。説明書を見れば、簡単に取り付けることができます。
配管カバーは給湯器メーカーで購入が可能です。設置されている給湯器と異なる品番の製品や、他メーカーの配管カバーは、うまく取り付けられない可能性があるため、必ず給湯器に対応している配管カバーを選択し、説明内容に従って取り付けてください。
配管カバーの本体価格は、数千円から1万円程度が相場です。給湯器メーカーの公式販売サイトや、amazonや楽天などの通販サイトでも購入できます。
届いた配管カバーを取り付けるのに、特別な部品や工具などは不要です。素人でも簡単に取り付けられるでしょう。
また、配管カバーの取り付けのみに対応している専門の会社はほとんどありません。そのため給湯器の配管カバーの設置で発生する費用は、本体費用と商品の送料のみとなります。
給湯器の配管にカバーを取り付けることで、次のメリットを得られます。
冬になると寒冷地帯では給湯器の配管が凍ることがあります。給湯器の配管が凍るとお湯が使えません。昼ごろになり解凍されると問題なくお湯を使えるようになりますが、それまでの時間は冷たい水で過さなくてはならず、非常に不便です。
配管カバーを取り付けることで、冷たい風雨、雪など凍結の原因となるものが配管に直接触れなくなるため、凍結の予防につながります。
冬になると給湯器の配管の凍結に悩まされる方は、配管カバーの設置がおすすめです。
配管が露出していると、住宅の外観が乱雑に見えることがあります。とくに、寒い地域では凍結防止ヒーターを配管に巻き付けていることもあり、外壁まわりがごちゃごちゃとした印象になりがちです。
配管カバーを設置することで配管が隠れ、すっきりとした見た目を実現できます。これにより、住宅全体の美観を保つことがかないます。
給湯器の配管は傷つきやすく、雨や紫外線などの刺激にさらされ続けることで、裂けたり穴があいたりすることもあります。配管カバーを設けることで配管の劣化や破損を防ぎ、給湯器の寿命を延ばす効果があります。
また、劣化した配管によるガス漏れや水漏れのリスクも軽減されるため、安全面でも効果的です。
配管を故意に傷つけるイタズラも、配管カバーの設置によって防げます。また、子どもや動物が配管に触れて、何らかのケガをするリスクも低減できます。
子どもやペットがいる家庭や、野生動物などが多い住まいに住んでいる方は、給湯器の配管カバーの設置をぜひ検討してみてください。
配管カバーの設置にはメリットが豊富ですが、デメリットもあります。
たとえば、配管カバーを取り付けるにあたって、本体費用や送料が発生します。カバーのサイズによっては、これらの初期費用が高くなる場合もあります。
ただし配管カバーの導入によって、設備の保護がかなえば、修理費用の発生や給湯器の交換時期が早まるのを防げます。長期的に見れば十分な費用対効果が期待できます。
また、DIYで取り付ける場合、適切に取り付けるための知識と、場合によっては工具も必要です。不慣れな人にとっては取り付けが難しいと感じることもあるかもしれません。その場合は無理にDIYで取り付けようとせず、必要に応じて専門店に相談してみてください。
凍結や配管の劣化防止を目的として配管カバーを取り付ける場合は凍結防止のテープ(凍結カバー)を使用するのも良い方法です。
凍結防止テープとは配管に巻き付けるだけで簡単に凍結を防げるアイテムのことです。価格も手頃で、寒冷地の住宅は配管カバーと併用することをおすすめします。
凍結防止テープの取り付け方法は、以下の記事で詳しく解説しています。設置を検討する方は、ぜひ参考にしてください。
給湯器の配管カバーは見た目をすっきりさせるだけでなく、配管の凍結や劣化を防ぎ、設備の寿命を延ばす効果があります。
さらにいたずら防止や安全対策としても有効です。一方で、費用や取り付けが手間といったデメリットもあります。しかし長期的な効果を考えると導入のメリットは大きいといえます。
安心で快適な住環境を整えるために、ぜひ本記事を参考にして、給湯器の配管カバーを設置してみてください。
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