庭木の伐採費用の相場と費用を抑える方法とは?依頼時の注意点もご紹介
2023/11/30
2023/11/30
庭木の伐採をすることで、庭の景観が整えられ、落ち葉や枝の落下によるご近所トラブルも防げます。また、家の中に差し込む日差しの量にも、変化が現れます。
庭木を伐採するにあたって気になるのが、費用相場です。庭木伐採の費用相場は、依頼する内容によって大きく変化します。できるだけ、費用を抑えて庭木を整えたいと考える方が、多いのではないでしょうか。
この記事では、庭木伐採費用の相場や費用を抑える方法などについてご紹介します。
庭木伐採を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
庭木の伐採費用でかかる総額は、2〜4万円ほどが相場です。この金額の中には抜根作業や処分費用も含まれます。また、伐採する庭木のサイズや範囲によって金額は左右されます。
費用を抑えたい場合は、依頼する範囲を調整してみてください。
高さが3m未満の木であれば、1本あたりの伐採費用は3,000〜5,000円が相場です。5mまでの大きな木であれば、8,000〜1万円ほどの費用がかかります。それ以上の大きな木は、2万円前後が費用目安です。
切った木の切り株をそのままにしておくと、転倒の原因になったりシロアリや害虫のすみかになったりします。腰掛けや庭の景観の一部とする利用方法もありますが、とくに必要ない場合は抜根がおすすめです。
抜根費用は、直径15cm未満の細い木であれば、3,000円前後ほどが相場です。30〜50cmの太い幹で7,000〜2万円ほどが費用相場となります。重機の有無やゴミの量なども、金額を左右します。
伐採した木枝は、そのままにしておくと虫が湧いたり地面の土が荒れたりする原因になります。捨てるか依頼した会社に処分してもらってください。処分を依頼した場合の費用は、1万円ほどが相場です。
処分する木の量やサイズによっては、自治体が無料で引き取ってくれるケースもあります。伐採費用を削減したい方は、問い合わせてみてください。
庭木伐採費用は、木が高かったり太かったり、伐採する木の本数が多かったりすると高額になります。また、生えている木の位置が傾斜だったり作業に危険が伴ったりする場合も、伐採費用は大きな金額になりがちです。重機の使用が伴えば、さらに高くなります。
また、横に広がった枝の有無も、伐採費用に影響を与えます。横に伸びた枝は作業の工数を増やす原因になるためです。切り落とす枝の量が増えれば、処分費用も通常より高額になります。
庭木の伐採費用を抑える方法として、以下の4つが挙げられます。
それぞれの詳細について、解説します。
庭木を自分で伐採するには、工具代がかかります。しかし1度工具を揃えてしまえば、その後の伐採費用は無料です。
庭木が多く伐採費用が高額になることが懸念される方は、この機会に伐採用の工具を用意してみてはいかがでしょうか。
庭木伐採に必要な工具は、以下の通りです。
ノコギリは電動タイプのほうが作業が早いですが、使用に慣れていないと、ケガのリスクがあります。庭木伐採の初心者の方は、手動タイプを選んだほうが安心です。
除草剤は抜根作業の際に用います。抜根をしない場合は、用意しなくて大丈夫です。
庭木伐採の手順は、以下の通りです。
1.邪魔な枝を切り落とす
2.倒したい方向と反対側の木の幹に切り込みを入れる
3.残った幹にドリルで穴を開けて除草剤を染みこませる
4.幹が枯れたらスコップで根の周りの土を掘る
5.枯れて柔らかくなった幹を引き抜いて完了
庭木に切り込みを入れる際、細い木であれば上記でご紹介したやり方で問題ありません。
しかし幹の太さが20cm以上の木の場合、倒したい方向側の木の面に「く」の字型の切り込みを入れます。その後、反対側にも追い口となる切り込みを入れてから、木をロープで引っ張り、倒してください。
庭木の伐採は、各自治体で補助金制度を実施しています。補助金制度を用いれば、施工会社への依頼費用を抑えられる可能性が高くなります。
ただし、補助金の申請条件や内容は自治体によってさまざまのため、まずは住まいの地域の窓口に相談をしてみるのがおすすめです。
シルバー人材センターでは、庭木伐採の依頼を受け付けているところもあります。費用は
地域によって異なりますが、1日1万5,000円前後が相場です。
選定の範囲やできることなどはプロに依頼するよりも限定されますが、費用を抑えたい場合は検討してみるのもひとつの手です。
抜根や切り倒しなど自分で手を加えられない部分だけをプロにお願いするのも、伐採費用の節約方法として有効です。
庭に生えている庭木すべてを伐採してもらったり、1本まるごとを伐採したりするよりも、費用を抑えられます。
庭木伐採を行う際は、以下の点に注意しましょう。
庭木伐採を依頼する際は、近隣住民への配慮を忘れないようにしてください。枝葉が近隣住民の敷地に落ちてしまったり、作業中は通行の妨げになったりする可能性もあります。また、チェーンソーの音に苦情が来る可能性もゼロではありません。
事前に迷惑をかけるかもしれない旨を近隣に周知しておくことで、庭木伐採に関するトラブルを減らせます。近隣住民への事前の配慮は、庭木伐採の会社が対応する場合もあるため、依頼時に確認してみてください。
庭木伐採を依頼する会社は、施工実績が豊富な会社がおすすめです。庭木伐採は高所作業になるため、作業をする人がケガをしたり落ちた枝葉が人や建物などにぶつかったりするリスクも考えられます。
実績が豊富な施工会社であれば、トラブルが発生しないように考慮した作業を実施できるため、安心して任せられるのではないでしょうか。
なるべく事業年数が長い会社や、口コミが豊富な会社を選んでみてください。
相見積もりをすることで、より安価な依頼先を選べます。また、費用とサービス内容、保証などのバランスや費用相場も確認できるため、見積もりは複数社に依頼をするのがおすすめです。
庭木伐採費用は、依頼する内容によって大きく変化します。
費用を節約したい方は、依頼する範囲を限定することや、シルバー人材や補助金の活用を検討してみてください。
後悔のない庭木の伐採を行い、庭の景観を整え、より心地良い暮らしを実現していきたいですね。
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