【目隠しに最適!】手入れが要らず虫も付きにくい庭木を紹介!【日陰もOK】
2024/01/16
2024/01/16
大きな掃き出し窓があると、日当たりがよく開放感がありますが、外からの目線が気になることも。とはいえ、高いフェンスで目隠ししようとすると、圧迫感が生まれてしまったり、予算の懸念も出てきます。
家の景観を乱さずに目隠しをするなら、シンボルツリーや生垣などの「植栽」がおすすめです。しかし、庭木は定期的に剪定や消毒などのお手入れが必要なものもあるため、事前に調べておかないと後から大変になってしまいます。
この記事では、目隠しに最適な木の選び方とお手入れが要らない10種の庭木をご紹介します。
目次
目隠しに使う庭木には一定の条件があります。まず、外からの視線を遮るためには、程よい高さと枝葉の密度が必要です。そのため、一年中目隠ししたい場合は常緑樹を選ぶのがオススメです。
また、日当たりも考慮する必要があります。日向に植える場合は、日差しに負けない植物を選ばなくてはなりません。意外と夏の直射日光や西日が苦手な植物も多いため、植える場所の日当たりを考え、適切なものを選ぶと木が弱る心配が要りません。採光用の窓の前に植える場合は、大きすぎる木を植えると一日中室内が日陰になってしまいます。木の幹が細く、枝葉が多いものを選ぶと柔らかな光を楽しむことができます。
目隠しで隠したい場所が広い場合は、生垣がオススメです。生垣は常緑樹の低木を並べて植えることで目隠しする古くからある方法ですが、フェンスよりも温かみがあるため、街の景観も損ねません。
目隠しの方法には、窓にフィルムをつけたりフェンスやルーパーを設置するなど、さまざまな方法があります。どの方法も一長一短ありますが、景観が寂しくなりがちなのが大きなデメリットです。
その点、庭木で目隠しをすると、家の景観を美しく保ちながら目隠しすることができます。
ここでは庭木を使って目隠しするメリットを3つ紹介いたします。
フェンスは確実に目隠しできるといったメリットがありますが、外から見たときに隠ししている印象が強くなってしまい、殺風景で味気ない外観になりがちです。後付けする時はとくに周りの景観を崩してしまうのでは?と躊躇してしまうこともあるでしょう。
フェンスの代わりに庭木を植えれば、景観もナチュラルで好印象に仕上がります。たとえ目隠しが目的だとしても周りにはわかりにくく、ご近所さんにも嫌な気持ちをさせません。
近くに住宅が増えた時や人通りが増えて目隠ししたくなった時など、後付けで目隠ししたい時には庭木を使うとスマートに目隠しできます。
部分的に目隠ししたい時にも、庭木を使うと便利です。小さな小窓を隠したい時は、小窓の位置に合わせて高さのある木を植えると、自然に目隠しできます。玄関ドアや勝手口の近くに大きめの木を植えれば、ドアを開けた時に家の中が外から丸見えになるのを防ぐことも可能です。
家の中の様子が外からわかりにくいと、空き巣対策にもなります。
近くにアパートなど高さがある建物が建ってしまうと、採光用の窓など、本来人の目線が気にならないはずだった窓の目線対策をしなくてはならないことも出てきます。そんな時に、フェンスだと高い場所まで目隠しするのは難しいですよね。
庭木を使えば、自然に視界を遮ることができるので、目線対策をしたいところに高さのある木を植えることで、自然な目隠しができるでしょう。
庭木は目隠しに便利ですが、椿や桜などこまめにお手入れしないといけない庭木もあります。手入れが必要な植物を放置すると、枝や幹が伸びすぎてしまい樹形が悪くなったり、害虫が付いて植物が病気になってしまう可能性があります。
落葉樹や花が咲く庭木の場合は、落ち葉や花がらが庭や玄関前に落ちてしまうので、定期的に掃いて掃除しなくてはなりません。
お手入れをしたくない方は、手入れの要らない庭木を選ぶと負担が少なくてすみます。
それでは早速、比較的お手入れが要らない庭木をご紹介します。目隠ししたい箇所の高さによって樹高や枝の広がりを考えて、合うものをお選びください!
ソヨゴは、モチノキ科モチノキ属の常緑樹です。株立ち(根本で枝わかれし複数の幹がある樹形)のソヨゴなら樹高5mほどまで、単幹なら15mほどまで大きくなります。雌株は秋に赤い実をつけます。
成長が極めて遅いため、手入れをしなくても程よい大きさを保てます。病害虫にも強く、特に手をかけなくても丈夫に育ちます。
シマトネリコはモクセイ科トネリコ属の常緑樹です。5〜10mほどまで成長します。明るい色で小さめの葉が特徴です。
葉の枚数が少なめなので、採光窓の前に植えれば日の光を遮りすぎず目隠しができます。繊細なシルエットがモダンな印象で、シンボルツリーにも好まれる庭木です。
コニファーとは、針葉樹の総称です。主にヨーロッパや北米原産の針葉樹を指します。三角錐のような形状の樹形が特徴です。暑さや寒さに強いので、手入れをしなくても枯れる心配がありません。放置していても、すくすく育ちます。
ただし、品種によっては大きくなりすぎる可能性があるため、毎年〜数年に一度は剪定すると、育ちすぎを防ぐことができます。
ヤマボウシはミズキ科ミズキ属の樹木です。本来は落葉樹ですが、観賞用として常緑樹のヤマボウシが広く流通しています。樹高は8〜10mほどの高さになります。
5月から6月まで、白い大きな花がつくので、花を楽しみたい方にもオススメです。葉が大きめなので、しっかりと目隠ししたい時にもぴったりの庭木といえるでしょう。
シラカシはブナ科コナラ属の常緑樹です。単幹だと20mほどの大きさになることもありますが、株立ちだと小さめに仕立てることができます。
雌株は秋に「どんぐり」がつくため、実の掃除が嫌な方は雄株を選ぶようにしてください。
キンモクセイ(金木犀)は、モクセイ科モクセイ属の常緑樹です。秋に良い香りの花を咲かせることで知られています。風通しの悪いところに植えると病害虫の原因となりますので、比較的風通しの良いところに植えるのがオススメです。
ヤマモモは、ヤマモモ科ヤマモモ属の常緑樹です。深い緑の葉が密集して生えるのが特徴なので、目隠しにも最適です。
雌株と雄株両方植えれば、食用できる実を楽しむこともできます。
オリーブはモクセイ科オリーブ属の常緑樹です。平和の象徴として知られる木なので、シンボルツリーとしても人気が高く、玄関前の目隠しに植える方が多いようです。
どんな土でも育つため、手入れをしなくても健康に育ちます。
クチナシはアカネ科クチナシ属の常緑低木です。育っても1〜2m程度なので管理しやすく、可憐な白い花が華やかさを演出してくれます。蛾の幼虫にだけ注意する必要があり、発生した場合は消毒しなければなりません。
ハナミズキはミズキ科ミズキ属の落葉樹です。今回オススメした庭木の中で唯一の落葉樹になります。
4月下旬から5月上旬まで、白やピンクの花を楽しむことができ、秋は美しい紅葉を鑑賞できます。花がらや落ち葉を掃除しなくてはいけませんが、木の手入れ自体はほとんど必要ありません。
目隠しにオススメの庭木をご紹介しました。家の景観を美しくしてくれる庭木なら自然に目隠しができます。
外からの視線にお困りの方は、ぜひ検討してみてください!
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