庭砂利の選び方とは？後悔・失敗を防ぐための方法や敷き方も
2023/10/04
庭砂利は庭を美しく彩り、防犯や雑草防止にも役立つ、とても優秀なガーデニングアイテムです。
しかし種類やサイズの展開がとても多いため、庭に適した砂利を選ぶ際に迷うかもしれません。
この記事では、庭砂利を検討する方に向けて、砂利の選び方やおすすめの砂利を紹介します。
庭砂利を敷いたことで起こる「よくある後悔」と後悔しないための対策も解説するため、ぜひ参考にしてください。
庭砂利の選び方！目的別のおすすめ品も
庭砂利にはさまざまな種類があります。庭に砂利を敷く際は、どの砂利を選択するべきか、迷うかもしれません。
庭砂利を選ぶ際は、次の5つの内容で選択肢を絞るのがおすすめです。
- 選び方1. おしゃれさで選ぶ
- 選び方2. 値段・費用で選ぶ
- 選び方3. サイズで選ぶ
- 選び方4. 防犯対策として選ぶ
- 選び方5. メンテナンスのしやすさで選ぶ
それぞれの内容と選び方に合ったおすすめの製品を紹介します。
選び方1. おしゃれさで選ぶ
庭の砂利を選ぶ際、装飾性を基準にして選ぶのは良い方法です。砂利にはさまざまな色やサイズがあるため、庭を彩るのにぴったりの製品をきっと見つけられます。
庭のテイストや置き場所を考慮して、おしゃれな砂利を探してみてください。
選び方2. 値段・費用で選ぶ
庭砂利の価格は、20kg入りで2,000〜3,000円程が目安です。庭砂利の中には、目安の金額よりもずっと安い製品もあれば、高額な品もあります。
敷く範囲や砂利の厚み、砂利の大きさなどを考慮し、予算に合った砂利を選択してください。
選び方3. サイズで選ぶ
「庭をおしゃれに彩りたい」「防犯対策をしたい」など、庭に砂利を敷く目的はさまざまです。目的ごとに、適した砂利の大きさは異なります。
庭をおしゃれに彩るための砂利なら、2～4cm程度の中サイズがぴったりです。どのような場所・デザインにも合わせられます。
歩く場所に庭砂利を敷くなら、2cm以下の小さいサイズの砂利がおすすめです。踏みしめやすく、歩いたときに心地よい音を奏でます。
大きな石を庭のアクセントにするのも良いアイデアです。ロックガーデンをつくりたい方にも、大きな石はおすすめです。
選び方4. 防犯対策として選ぶ
庭砂利は踏みしめると音が鳴ります。そのため外部侵入を抑制する防犯対策として用いることも少なくありません。
防犯対策に庭砂利を使用する場合は、なるべく音の大きくなるタイプを選んでください。
選び方5. メンテナンスのしやすさで選ぶ
庭砂利はメンテナンスが手間です。砂利は苔が生えやすく、石同士の隙間に砂や木の葉が入り込むと取るのが困難です。
メンテナンスのしやすい砂利をあらかじめ選ぶことで、手入れの手間をかけずに、庭の美しい風景を維持できます。
庭砂利のデメリット？よくある失敗・後悔例と対策方法
庭を美しく彩り防犯対策にも役立つ庭砂利ですが、デメリットも存在します。庭砂利を敷いたことで発生する「よくある後悔」を参照し、対策を取り入れてください。
「メンテナンスや掃除が大変」
砂利を敷いても、隙間から雑草が生えてくることがあります。砂利をどかして一から雑草対策をするのは、大きな手間です。そのため雑草を見たら都度、抜くしかなく、砂利の設置に後悔する人も多くいます。
また、砂利に生えた苔や砂利の隙間に落ちた木の葉や土の除去に、ストレスを感じる人も少なくありません。庭砂利を敷く人の多くが、砂利のメンテナンスや掃除に悩みを抱えています。
砂利の隙間に生える雑草をなくすには、砂利を敷く前に防草シートを隙間なく敷き詰めることが大切です。また、草が突き破らないように、頑丈な防草シートを選ぶことも重視してください。
砂利の間に埋まった木の葉や土は、ブロワーで吹き飛ばすとラクです。砂利についた苔は、カビ取り剤を噴霧することで落とせます。
「歩きづらい」
砂利を敷いてしまったことで歩きづらくなったり、ベビーカーを動かしにくくなったりします。
砂利はすべての場所に適しているわけではありません。お子さまが遊ぶ庭やお年寄りの歩く場所、ベビーカーが通る道に敷くのは避けたほうが無難です。
人が通る道に庭砂利を敷く場合は、石のサイズが2cm以下の、細かい砂利を用いると歩きやすくなります。
「車のタイヤがすり減る」
砂利を駐車場に敷いた結果、車のタイヤが地面をとらえず、空回りすることがあります。
タイヤがすり減るため、駐車場にツルツルした小石を置くのは避けたほうが安心です。
駐車場に使用する石は、砂利ではなく砕石をおすすめします。
ゴツゴツした砕石を置くことで、タイヤがしっかり石を噛みます。その結果、タイヤが石の上で空回りして摩耗する心配もなくなります。
「庭で思いきり遊べない」
庭砂利は硬いため、転ぶと怪我をします。また、砂利に足がもつれるため、歩いたり走ったりのしにくさを感じるかもしれません。
庭でお子さまが思い切り遊べないことから、庭砂利のグランドカバーに後悔する方もいます。
お子さまが遊ぶ庭で庭砂利を敷く場合は、角の丸い石がおすすめです。ゴツゴツとした形状の庭砂利よりも踏みしめやすく、怪我のリスクを減らせます。
「処分が手間」
庭砂利でグラウンドカバーをつくるには、1度にたくさんの庭砂利が必要です。そのため庭の模様替えをする際、大量の庭砂利の処分に困る方もいます。
砂利以外のグランドカバーに変更する際、施工を依頼するエクステリア業者が庭砂利の引き取りをしてくれます。
自分で庭砂利を処分したい場合は、産業廃棄物事業業者へ依頼が必要です。また、あらかじめ軽い庭砂利を選ぶことで、廃棄の費用を削減できます。
庭砂利にはメリットも豊富！
敷いた後に後悔することもある庭砂利ですが、メリットも豊富にあります。
庭砂利は雑草対策に適したガーデニングアイテムです。庭をおしゃれに彩りながら、雑草が生えるのを抑制します。
砂利は種類や色が豊富なため、庭のテイストに合ったタイプを見つけやすい点も魅力です。ちょっと土を隠したい場所にも、すぐに敷ける手軽さがあります。
また、砂利を踏みしめる際に出る足音は、防犯対策につながります。庭砂利を踏みしめる音で、住民やご近所、ペットなどが人の侵入に気づくためです。
庭砂利を敷いたことに後悔する方も少なくありませんが、メリットとデメリットを比べて、どちらのほうが自身のライフスタイルに影響を与えるか、検討してみてください。
庭砂利の敷き方
庭砂利を敷く際は、正しく敷くことが大切です。誤った敷き方をすると、歩きにくかったり雑草が隙間から生えてきたりします。
ここでは庭砂利の正しい敷き方を紹介します。庭砂利のグランドカバーを検討している方は、ぜひチェックしてください。
雑草の処理をして地面を平らにする
庭砂利を敷く前に、土に残った雑草の処理をします。雑草の処理は、除草剤を使うのがおすすめです。
手で抜いた雑草は、引き抜かれた拍子に地面に種を落とすことがあります。落とした種が土の中で芽吹くと、再び雑草が生えてきます。
除草剤を使用することで、種を落とさず雑草を枯らすことが可能です。
グランドカバーを敷く前の雑草処理には、積極的に除草剤を利用することをおすすめします。
雑草の処理を終えたら、土を平らにならします。その後、土を硬く踏みしめて、地面を安定させます。
防草シートを敷く
平らになった土の上に防草シートを敷きます。防草シートは隙間をなくして敷き詰めてください。土が少しでも見えていると、飛んできた雑草の種が根付いてしまいます。
また、防草シートはなるべく厚みがあり頑丈なタイプを選ぶのがおすすめです。
土の中に雑草の種が残り、芽吹いた場合でも、厚い防草シートであれば成長を抑制できます。
薄い防草シートは雑草の成長によって破られてしまうこともあるため、避けたほうが安心です。
砂利を敷き平らにならす
防草シートを敷いたら、その上に砂利を敷き詰めます。防草シートが見えないくらいの厚さになるように、砂利の量を調節してください。
すべての砂利を敷き終えたら、石が平らになるようにならします。
砂利に凹凸が残されていると、つまづく原因になります。砂利が重なり山になっている部分が残されていないか、目線を低くして確認してみてください。
庭砂利で景観と機能性を両立しよう！
庭砂利は、庭を美しく彩るだけでなく、機能性にも優れています。庭の目的やライフスタイルに合った庭砂利を選ぶことで、後悔もなくせます。
紹介した内容を踏まえて、ぜひご自宅の庭を飾るのに適した庭砂利を選んでみてくださいね。
Profile
