「庭に目隠しが欲しいけど何で目隠しをすれば良いかわからない」と悩む方も多いかと思います。

庭の目隠しにはさまざまな種類があります。それぞれ違った特徴があるため、暮らしに合った目隠しのアイデアを選ぶことが大切です。

この記事では、目隠しに求めること別で、おすすめの目隠しアイデアについてご紹介します。

目隠しを設置する際の注意点についても解説しているため、ぜひ参考にしてください。

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【とにかくしっかり隠したい】庭目隠しのアイディア

目隠しの隙間から入る視線も隠したい方には、下記の3つの目隠しアイデアがおすすめです。

  • ルーバー型フェンス
  • ブロック塀
  • サイドオーニング

それぞれの特徴とおすすめの商品をご紹介します。

ルーバー型フェンス

ルーバー型フェンスとは、目隠し板が斜めに設置されたフェンスのことです。

板が斜めに取り付けられていることで、視界をほぼ完全に遮りながら、風や光を取り込みます。

ルーバー型フェンスには木製・金属製があります。庭の雰囲気や予算、強度などを考慮して、どちらのタイプにするか決めるとよいでしょう。

ブロック塀

ブロック塀は頑丈で耐久性があり、庭をしっかりと隠すのに適しています。ブロック塀にはさまざまなデザインがあり、灰色のコンクリートブロック塀のほかに装飾がされた化粧ブロックや透かしブロックなどがあります。

また、フェンスや生垣と組み合わせることで、ブロック塀の無機質な印象を軽減できます。目隠し効果が高く、その他の目隠しアイディアと組み合わせやすい点が、ブロック塀の魅力です。

サイドオーニング

サイドオーニングとは、壁のように張ることができるオーニングのことを指します。ワンタッチで取り付けられ、不要の際にはしまえる柔軟性が、サイドオーニングの魅力です。「目隠しはしたいけど庭に圧迫感は与えたくない」という方におすすめします。

ただし、サイドオーニングは風に弱いため、強風の日の使用は避けたほうが安心です。

【おしゃれさ重視】庭目隠しのアイディア

目隠しをしながらおしゃれな庭づくりを実現したい方は、次のアイデアを取り入れてみてください。

  • 縦型・横型フェンス
  • 植栽

縦型・横型フェンス

縦型・横型フェンスとは、目隠し板が横方向・縦方向に張られたフェンスのことです。板の間隔を狭めればより高い目隠し効果が得られます。採光・風通しを重視しつつ目隠しをしたい方は、板の間隔が広いタイプを選ぶのがおすすめです。

縦型・横型フェンスにはさまざまなデザインがあり、植物やライトと組み合わせた活用も可能です。庭を華やかに彩りながらプライバシーの確保を実現できます。

植栽

自然な目隠しを求めるなら、植栽がおすすめです。高木や低木、常緑植物などを植えることで、庭を美しく彩りつつ、目隠しできます。

植栽を選ぶ際には、成長速度やメンテナンスの必要性も考慮が必要です。

【安く済ませたい】庭目隠しのアイディア

費用をかけずに庭の目隠しをしたい方は、次の2つのアイデアがおすすめです。

  • 緑のカーテン
  • シェード

緑のカーテン

費用をかけずに庭の目隠しを実現したい方には、緑のカーテンがぴったりです。きゅうりやゴーヤ、朝顔などつる性の植物をフェンスや支柱に這わせることで緑のカーテンがつくれます。

視線を遮りつつ、自然な雰囲気を楽しめるのが、緑のカーテンの魅力です。つるが育ち実がなったら、お子さまと一緒に収穫を楽しんでください。

植物の世話が苦手の方は、フェイクグリーンのカーテンを用いるのも良いアイデアです。

シェード

シェードは、日差しや視線を遮る手軽な方法です。ベランダやテラスに取り付けることで、快適なアウトドア空間を作れます。

シェードはホームセンターやインターネット通販のほかに、100均でも販売されています。費用を抑えたい方は足を運んでみてください

【目隠し+アルファの機能がほしい】庭目隠しのアイディア

目隠しに、その他の機能を求める方は次のアイデアがおすすめです。

  • 物置
  • カーポート(サイドパネル付き)
  • テラス屋根(パネル付き)

物置

物置は収納スペースにも、目隠しにもなる存在です。視線が入りやすい位置に背の高い物置を置くことで、庭のプライバシーを守れます。住まいの収納スペースを増設したい方におすすめのアイデアです。

カーポート(サイドパネル付き)

カーポートにサイドパネルを付けることで、車を雨や紫外線から守りながら庭の目隠しを実現できます。視線が入る場所が駐車場周りの方は、ぜひ検討してみてください。

カーポートのサイドパネルは風が弱点です。設置する際はサポート柱も一緒に取り付けたほうが安心です。

テラス屋根(パネル付き)

テラスがある家に住む方は、テラス屋根の設置を検討してみてください。テラス屋根にはパネルがついているタイプも存在します。

パネルが壁の代わりとなり、外部から視線が入るのを防げます。

パネルは全面をカバーするタイプと、目線が入る部分だけを覆うタイプがあります。目的や予算、住まいの立地などに合わせて選択してください。

【置くだけの簡易さがほしい】庭目隠しのアイディア

置くだけの簡単な目隠しが欲しい方は、「置くだけタイプのフェンス」がおすすめです。

置くだけタイプのフェンスは、自立した足がついています。庭の地面の上にパーテーションのように置くだけで目隠しができる製品です。

組み立てが簡単であり、不要な際にはしまえる手軽さが置くだけタイプのフェンスの魅力です。

ただし、風に煽られると倒れてしまうため注意が必要です。置くだけタイプのフェンスを設置している間は、針金・ロープを使いフェンスを外構や植木に結びつけて、転倒を防いでください。

目隠し同士を組み合わせるのもおすすめ!

目隠し同士を組み合わせることで、より華やかな雰囲気と機能性が増します。

たとえば、フェンスと生垣を組み合わせると庭がナチュラルな印象になります。ルーバー型フェンスにシェードを組み合わせれば、庭に入る手前・上からの視線を防ぎつつ、庭のアウトドアの雰囲気を高められます。

おしゃれなアイデアで目隠しをしたい方は、目隠し+目隠しのテクニックを取り入れてみてください。

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庭の目隠しアイデアを採用する際の注意点

庭の目隠しは、プライバシーを守るのに有効です。しかし安易に取り入れると、暮らしにくさやご近所トラブルの原因となる可能性もあります。

理想的な庭の目隠しを実現するために、以下の注意点を解説します。

日差し・風通しを遮らないようにする

目隠しが庭を暗くしたり、風の通りを悪くしたりすることがあります。庭の目隠しを設置する際は、日差しや風通しを考慮してください。

たとえば、ルーバー型フェンスや植栽は隙間を空けて設置することで、日差しや風を適度に取り入れます。また、朝の時間は人の視線が入りやすい住まいでも、昼〜夜は人通りがないこともあります。その場合は1日中視線を遮る目隠しよりも、必要なときに使用できる目隠しのほうが、使い勝手が良いかもしれません。

ライフスタイルに合わせて目隠しを選び、日差し・風通しに悩まないようにしてください。

圧迫感を与えないようにする

庭の目隠しが、リビングや庭に圧迫感を与えることもあります。住まいの開放感を損なわないように、目隠しはサイズ・位置に着目してください。

たとえば、広さがない庭に高すぎるフェンスや大きな植栽を設置すると、圧迫感が生じます。広い庭であっても、周囲をすべて目隠しで囲めば、窮屈なイメージになるかもしれません。

目隠しが圧迫感の原因にならないように、庭全体を見渡して、適切なサイズ・設置場所を見極めることが大切です。

ご近所とのトラブルにならないようにする

「隣の家の庭に、植栽の葉が落ちてしまう」「目隠しフェンスを設置したら、隣の家に日陰ができてしまった」などは、庭目隠しでよくあるトラブルです。

目隠しを設置する際は、自宅の環境だけでなく隣近所のプライバシーにも配慮が必要です。

「植木は落葉しないタイプを選ぶ」「フェンスは隣家への影響がないよう高さを調整する」などの工夫を取り入れることで、目隠しによる近隣トラブルを減らせます。

防犯対策も考慮する

外からの視線を遮る目隠しは、侵入者にとって都合が良い存在です。敷地に入れば通行人からは見えなくなるため、住宅内に侵入しやすくなるためです。

防犯対策を考慮するなら、一部からは視線が入るように、目隠しの設置をしたほうが安心です。また、砂利を敷いたりセンサーライトを取り付けたりして、外部からの侵入を抑制する策を併用してください。

ペット対策も必要

ペットを飼っている場合、ペットの安全面も考慮した目隠しが必要です。

ペットを庭で遊ばせる際、ペットがフェンスの下部をすり抜けて脱走することがあります。また目隠しの隙間から鼻先を出していると、通行人が餌やおやつを与えてしまうことも考えられます。

ペットの性格に合わせて、安全に庭遊びができる目隠しを設置してください。

庭の雰囲気と合わせる

庭の目隠しは庭全体の雰囲気と調和することが大切です。

庭が和風なら縦型フェンスや植栽などの和風テイストに対応できる目隠しがおすすめです。洋風の庭であれば、横型フェンスやシェードなどを用いてください。

目隠しのアイデアを選ぶ際、庭のテーマを考慮することで、庭に統一感が生まれます。

庭の目隠しアイデアを活用して快適な暮らしを

庭の目隠しは、プライバシーを守るのに役立つ存在です。住まいの環境を考慮することで、目隠しが暮らしをより快適にします。

ご紹介した内容を踏まえて、ライフスタイルに合った目隠しのアイデアを取り入れてみてください。

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