庭木の種類・分類とは?目隠し用など目的別おすすめの庭木20種類をご紹介!
2023/07/31
2023/07/31
庭木を植えるにあたって、どの種類が良いのか迷ってしまう方は多いかと思います。
庭木は、「シンボルツリーにしたい」「目隠しが欲しい」など、木を植える目的に沿って種類を選ぶことが大切です。
この記事では、庭木の種類で迷っている方に向けて、庭木を植える目的別でおすすめの品種をご紹介します。
ぜひ庭木選びの参考にしてください。
目次
庭木は、大きく分けて常緑樹と落葉樹の2つの種類があります。
常緑樹とは年間を通してつねに緑の葉を身につける庭木のことです。冬になっても葉を落とさないため、活きいきとした姿を1年中楽しめます。
落葉樹とは、秋や冬になると葉を落とす庭木のことを指します。
季節のうつろいを感じられ、葉を落とした冬は、暖かな日差しを庭や住まいに取り込みます。
常緑樹・落葉樹は、2つの種類の中でさらに高木・低木、と呼ばれる2種類に分類されます。
3m以上の高さがある木を高木、3m未満を低木と呼びます。高木の庭木は手入れが簡単ではありません。そのため一般住宅での庭木は低木が選ばれるのが多い傾向にあります。
庭木を選ぶ際は、次の3点に注意をすることが大切です。
それぞれの内容について解説します。
庭木は、設置する目的に沿って選ぶようにします。
たとえば、目隠しをするために庭木を設置する場合は、常緑種で横に大きく伸びるタイプの庭木がおすすめです。
庭に風情を加えたい方であれば、季節を感じさせる落葉樹が相性が良い存在です。
庭木を設置する目的によって、適した庭木の種類が異なります。どのような庭木であれば暮らしに求める変化を与えられるのか、検討してみてください。
庭のテイストと庭木のイメージがかけ離れすぎていると、ちぐはぐとした印象になってしまいます。
庭のイメージに沿った庭木を選び、空間で浮いた存在にならないような配慮が必要です。
庭木は手入れが必要です。庭木の種類によっては、高い頻度で手入れをしないと、景観を保てないものもあります。手入れに割ける時間を考慮して、庭木の種類を選んでみてください。
ここからは、おすすめの庭木についてご紹介します。
庭木を設置する目的別にまとめているため、あてはまるページをチェックしてみてください。
※各目的をタップするとその見出しに飛びます。
シマトネリコは華奢な枝を空へと伸ばす、美しい形状をした常緑種です。剪定や日差し・害虫に強く、目隠しやシンボルツリーどちらにも対応できます。
幹が細く葉の密度は高いため、緑の深さが際立つ樹種です。
樹形や葉の形が多様で、手入れをせずとも自然と丸い形状に育ちます。四季折々の美しい姿や耐寒性が魅力で、生け垣や盆栽にも適しています。
シラカシは秋にはどんぐりを身につけ、春には小さい花を咲かせます。耐寒性があり害虫にも強いため、メンテナンスの手間がかからないのがポイントです。
モミジは日本家屋によく合う樹種です。秋になると真っ赤に染まり、庭を美しく彩ります。
凜とした雰囲気があり、庭に風情を加えたい方におすすめです。観賞用や生け垣用に取り入れられるケースが多い傾向にあります。
ハナミズキは春にピンクや白の可愛らしい花を咲かせます。また、秋には紅葉が楽しめる点も魅力です。
日当たりを好み、土壌にも適応力があるため、育てやすい種類です。
ムラサキシキブは四季折々の美しい姿が楽しめる庭木で、春には淡い紫色の花が咲き、秋には鮮やかな紅葉を見せます。日本原産のため、日本庭園や自然環境に相性が良く、野鳥や昆虫の生息地にもなります。
キンモクセイは甘い香りを放つ黄色い花を咲かせます。芳香が周囲に広がり、秋の風情を楽しませてくれます。葉の密度が高いため、生け垣や目隠しに用いられることが多い種類です。
レッドロビンは鮮やかな赤い葉を身につけます。新芽が赤く成長し、次第に緑に変わりますが、年間を通して鮮やかな色が楽しめます。観賞用や生垣として人気があり、庭のアクセントになります。
ドウダンツツジは枝物としてインテリアでも用いられることが多い品種です。庭木として植えれば、豊かな緑が目隠しとしての役割を担ってくれます。春にピンクや白の花を咲かせ、季節の移り変わりで葉の色も黄緑から濃緑に変化するため、年間を通して美しい姿を楽しめます。
クチナシは鮮やかな花と甘い香りが特徴の庭木です。夏になると、花の中心が黄色で花弁が白の、コントラストが美しく良い香りを漂わせる花を咲かせます。環境に適応しやすく、耐寒性があります。
モクレンは春に白やピンクの美しい花を咲かせます。寒さ・暑さにも耐え、害虫にも強いため、手入れがいらない育てやすい品種です。
葉の数が少ないため花の存在感が強く、満開時には他の樹種にはない、壮大な華やかさを誇ります。
サルスベリは夏から秋にかけて、赤、ピンク、紫など色鮮やかな花を咲かせます。花の時期が長いため、年間を通して美しい景観を楽しめる点が魅力です。
ビワの実は、夏に食べ頃を迎えます。栽培が比較的容易で、庭や庭先に植えると独特の風情を楽しむことができます。
ザクロは秋に収穫が楽しめます。果実はさっぱりとした酸味と甘みがあり、食べるだけでなくジュースやソースとしても利用が可能です。観賞用としても美しい花を咲かせ、庭のアクセントになります。
ラズベリーは甘くて香り高い実を身につける庭木で、夏から秋にかけて収穫が楽しめます。赤や黒、黄色など色鮮やかな実をつけ、ジャムやデザートにぴったりです。ベリー類の中でも育てやすく、直植えではなくプランターや鉢でも手軽に栽培できます。
ハイノキは垂直に伸びる円錐形の樹形が印象的です。成長が遅く、剪定の必要性も少ないため、お手入れが比較的ラクです。耐寒性もあり、日本の気候に適応しやすいのも魅力といえます。
アオダモは春に新芽が鮮やかな緑色に輝き、秋には赤や黄色の紅葉を見せてくれます。耐寒性があり、乾燥にも強く育てやすい庭木です。剪定が少なくても美しい姿を保つため、手間をかけずに楽しめます。
シャラノキはハート型の葉を持ち、春には新緑、秋には黄色から赤に色づき、美しい景色を楽しませてくれます。耐寒性があり、庭の樹木として手入れが比較的ラクです。四季の変化を楽しむ庭づくりに適しています。
グレーがかったグリーンの葉を身につけるオリーブは、シンボルツリーとして人気が高い品種です。独特な色合いと細く伸びた形状の葉は、庭・玄関先をおしゃれに彩ります。
成長スピードが速く、大きなシンボルツリーを求める方にもおすすめです。
草丈が比較的小さく、庭のコンパクトなスペースでも栽培が可能です。また、日当たりが悪い場所でも育ちやすく、成長スピードも緩やかであるため、剪定の手間が少ない点が魅力です。秋には赤い実を身につけます。
庭木があることで、庭の景観がより美しくなったり目隠しができたりします。緑が近くにあることで、開放的な雰囲気やリラックスをした環境を楽しむことも可能です。
目的に合わせて素敵な庭木を植えて、季節ごとの変化を楽しんでいきたいですね。
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