ブルーベリーの剪定時期と方法とは?初心者でも安心の図解入りで解説!
2024/09/07
2024/09/07
「ブルーベリーの木はどこを切ればいいの?」
「剪定方法を知りたい」
ブルーベリーを健康に大きく育てるために、このような悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。
ブルーベリーの剪定はそれほど難しくなく、基本を抑えておけば初心者でも失敗するリスクを減らせます。
この記事ではブルーベリーの剪定方法を図解入りで詳しく解説します。ブルーベリーの剪定におけるよくある失敗と対策方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
ブルーベリーの剪定時期は、1〜2月の冬剪定と5〜7月の夏剪定の2回です。
冬剪定は不要な枝を切り落とし、春〜夏にかけてブルーベリーの木の健やかな成長を促すのが目的です。夏剪定は夏の間に穏やかに枝葉が成長するよう、生い茂った葉や枝をカットします。
どちらの時期も、剪定方法は幼木(1~2年)と成木(3~4年以降)で異なります。詳しくは後述の「【図解入り】どこを切る?ブルーベリーの剪定方法」で解説します。
ブルーベリーの剪定をしないと、葉同士が混み合い、光合成が十分にできない可能性もあります。また、枝葉が混み合い風通しが悪くなると、ブルーベリーの木に害虫が住み着いたり病気になってしまったりすることも考えられます。
ブルーベリーが健康で大きく育つためには、適切な時期に剪定が必要です。
ブルーベリーの剪定をする際は、剪定バサミを用意してください。文房具用のハサミや料理用バサミでは切れ味が悪く、枝を傷つけてしまう可能性があります。そのため、剪定時には専用のハサミを使用してください。
また、大きなブルーベリーの木を剪定する場合は、刈り込みバサミやノコギリ、電動バリカンなどがあると剪定作業がラクになります。
ブルーベリーの選定方法は夏と冬で異なりますが、不要な枝葉を切り落とす点は共通しています。
不要な枝葉とは、画像のように他の部分の成長を阻害する枝葉のことです。これらの枝葉は「忌み枝」とも呼ばれ、すべての植物の剪定に共通します。ブルーベリー以外の植物も育てている方は覚えておくことをおすすめします。
夏の剪定は、まずブルーベリーの木全体をチェックして、不要な枝葉を探すことから始めます。画像のように、脇から伸びている枝や、根に近い部分から伸びる細い枝葉は、カットしてください。
また、植え付けから1〜2年ほどの幼木の場合は、「花芽」を3つほど残し、その他は切り落としても問題ありません。花芽とは、ブルーベリーの枝の先端1/3部分につく芽のことをいいます。
翌年に花を咲かせ実をつける芽ですが、幼木の時期は花芽を切り落とすことで木のエネルギー消費を抑え、成長を促す効果を得られます。
植え付けから3〜4年が経過した成木の場合、花芽を切り落としすぎてしまうと実を楽しめなくなるため、注意してください。
冬の剪定も、夏と同じように不要な枝を切り落とします。夏よりも多めにハサミを入れる「強剪定」をすることで、冬の間に木がエネルギーを蓄え、春夏になって大きく成長しやすくなります。
成木の場合は、大きく育った古い枝を根本から切り落としても問題ありません。古い大きな枝を切り落とすことで、新しい大枝(シュート)の成長を促せ、よりブルーベリーが健康に大きく育ちます。
剪定後のブルーベリーは、ダメージを蓄積しています。チッソ・リン酸・カリのバランスに優れた肥料を、適宜与えてください。肥料選びに迷う場合は、ブルーベリー専用の肥料を用いることをおすすめします。
また、切り口から病気になる可能性があるため、癒合剤を塗布しておくと安心です。
ブルーベリーの剪定におけるよくある失敗と対処方法をご紹介します。
ブルーベリーは、花芽を切り落とすことで成長を促します。幼木のころは花芽の切り落としも必要ですが、成木になってから花芽を切り落としすぎてしまうと、翌年はブルーベリーの実を十分に楽しめなくなるかもしれません。
しかし適切な剪定を行い成長を見守り続けることで、花芽は再び身に付きます。花芽はほどほどに切り落とすことが大切ですが、もし誤ってカットしすぎた場合、翌々年に再び実をつけるのを楽しみに待ってみてください。
冬の時期のブルーベリーには、枝を大胆にカットする強剪定を行います。しかしカットする枝を見誤り、ハサミを入れすぎてしまうこともあるかもしれません。
その場合、すぐに元通りにはできませんが、ブルーベリーの枝葉は再び成長します。数年待てば元の大きさに戻るため、気長に見守ることが大切です。
成長を少しでも早めたい場合は、品種に合わせて日当たり調整をしたり肥料を増減したりと、ていねいな手入れを意識してみてください。
ブルーベリーは正しく剪定し続けることで、かわいらしい花を身に付けながら大きな木へと成長します。果実が実ったら収穫をし、ジャムやソースを作ってみるのもおすすめです。
ぜひ適切な手入れをして、健康に大きく成長する様を楽しんでみてください。
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2023/10/04
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