洗濯機の蛇口から水漏れ?自分で直す方法や注意点を解説!水漏れする原因も紹介
2024/01/30
2024/01/30
「洗濯機の蛇口周りが濡れている」
「洗濯機の下に水たまりができていた」
洗濯機は水を大量に使う機械ですので、水漏れトラブルに気付いたら早めに対処する必要があります。
この記事では、洗濯機の蛇口から水漏れする原因や自分で直す方法、注意点を解説いたします。
目次
洗濯機の水漏れは大きく分けると①蛇口からの水漏れ②洗濯機本体からの水漏れ③排水部分からの水漏れの3つに分けられます。
ここでは①蛇口からの水漏れの原因について詳しくみていきましょう。
ひとくちに「蛇口からの水漏れ」といっても、その原因はさまざまです。蛇口の仕組みについてしっかり理解しておかないと、自力で直すのは難しいでしょう。細かくなりますが、まずは蛇口付近の水漏れでよくあるトラブル・原因を紹介します。
ニップルとは、蛇口と給水ホースを簡単にワンタッチで接続できるパーツのことをさします。メーカーによっては「水栓つぎて」や「給水栓つぎて」と表記していることもあります。
洗濯機の給水ホースと蛇口を繋ぐ部品で、蛇口側に取り付けて使用します。
洗濯機の揺れにも耐えられるように、ネジでしっかり固定してありますが、10年近く使っていたり使用環境によっては、ネジやナットが緩んできたり、内部のパッキンが経年劣化し水漏れしてしまうこともあります。
ねじを締め直すだけで直る場合もありますが、グラつきがあったりヒビ割れしている場合は交換する方が安心です。
洗濯機の給水ホースは、あらゆる形状の水栓に設置できます。水栓の形を意識したことはあまりないかもしれませんが、水が出る吐水口の向きが変えられる万能ホーム水栓やワンタッチ水栓を使用しているご家庭も多いでしょう。
万能水栓は吐水口の向きを360度回転し、最適な向きに変えることができる便利な水栓ですが、経年劣化により接続部分から水漏れすることがあります。
接続部分のナットが緩んだり、接続部内部のパッキンが経年劣化するのが水漏れの原因です。
蛇口と壁の間からの水漏れは、壁紙や家の木材を痛めやすいため、より早く対処したい水漏れです。
蛇口の本体と壁の間から水漏れしている場合は、蛇口を設置する際に巻いたシールテープが劣化してしまったか、パッキンが劣化してしまったと考えられます。
また、蛇口のハンドル部分も内部のパッキンが経年劣化し根本から水漏れすることがあります。特に、ハンドルをしっかり締めすぎるとはパッキンが劣化しやすくなってしまうと言われています。
給水ホースが劣化してしまうと、ホース本体が破損し水漏れする可能性もあります。ホースを潰していたり、ホースの上に物を置いていると劣化しやすくなってしまいます。
洗濯機の蛇口から水漏れしていた場合、水漏れ箇所がわかれば、自分で直すこともできます。
作業前に必要な手順を解説してから、水漏れ箇所別に直し方を紹介いたします。
修理を始める前に、工具や資材、パーツを用意しておきます。
工具はホームセンターなどでレンタルすることも可能です。パーツや資材を購入する際に、お近くのホームセンターに問い合わせてみると良いでしょう。
修理する前に、まず水道の元栓を締めます。元栓を締めないと、パーツを外した際に勢いよく水が流れ出てくるため、被害が大きくなってしまいます。必ず元栓をしめ、水が出ないようにしてから作業を始めてください。
元栓を締めたら、レバーを開け、配管内に残っている水をすべて流し切っておきます。これで、修理の準備が整いました。
壁と蛇口の間から水漏れしている場合、一番難しい修理になります。無理そうな場合は、手を出さずに、修理業者に依頼するのが無難です。
まず、給水ホースを外したら、蛇口を反時計回りに回して外します。素手で回すことができるパーツですが、硬い場合はモンキーレンチを使っても構いません。
古い蛇口を外すと配管が見えるので、古い歯ブラシや雑巾などで汚れを綺麗に取り除きます。また、壁にコーキング剤が付着している場合は、カッターで取り除いてください。
壁側の準備が終わったら、蛇口を取り付けます。蛇口の接続部分にシールテープを時計回りで巻いていきます。シールテープを引っ張りながら5〜10周程度ネジ山にグルグルと巻いてください。
シールテープを巻き終わったら、指で馴染ませ、金属配管用シール材を塗りこみます。その後、蛇口の向きを考えてから時計回りに回して蛇口を壁に取り付けてください。
上手く取り付けられなかった場合、ゆるめて向きを調整してはいけません。一度外して、シールテープから巻き直すようにしてください。
蛇口のハンドル部分から水漏れしている場合は、まずナットに緩みがないか確認します。締め直すだけで水漏れが直る可能性もあります。水漏れが治らなかった場合は、内部のパッキンを交換しましょう。
ハンドルの上部についているカラービスをペンチで回して外します。ハンドルを外したら、ナットをゆるめ、パッキンを取り外してください。
パッキンが劣化しナットにくっついている場合は、綺麗に取り除いてから新しいパッキンに交換してください。
蛇口とホースの接続部分から水漏れしている場合は、ニップルそのものを交換してしまうのが安価で簡単な方法です。
ドライバーでネジとナットを外し、古いニップルを取り外してください。この時、必ず古いニップルのパッキンも取り外します。残っていると水漏れの原因となるのでご注意ください。
古いニップルを取り外したら、新しいニップルの取り付け方説明書に沿って、ニップルを取り付けてください。
給水ホースからの水漏れは、ホースの交換だけで対応可能です。古い給水ホースを取り外し、新しい給水ホースに交換します。古いホースを取り外す際は、ホース内に水が残っている可能性があるので、桶やタライ、バケツなどを用意してから外すようにしてください。
洗濯機は大量の水を使うので、水漏れすると家に大きなダメージが出ることも。気づいたら早めに対処すると安心です。
蛇口の経年劣化は、交換がオススメです。緊急止水機能付きの水栓なら、万が一給水ホースが外れてしまっても、内部の止水弁が水の流れを止めてくれるため、水漏れ被害を防ぐことができます。
DIYで交換することも可能ですが、古い蛇口のパッキンが残っていたりシールの巻き方が悪いと、水漏れのリスクが高まります。長い間安心して使うためにも、蛇口の交換はプロに任せるのが安心です。
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