蛇口まわりは、綺麗にしているつもりでも「うろこ状の水垢」や「白いカリカリ水垢」が付いてしまいます。

一度付くと落としにくい水垢、どうすれば良いのでしょうか?

この記事では蛇口まわりの水垢を落とす方法と、水垢を落とすときにあると便利なオススメグッズをご紹介いたします。
水垢にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください!

蛇口・水栓

蛇口に水垢が溜まる原因

蛇口に水垢が溜まってしまうのには、いくつかの原因が考えられます。

まず、水垢は「水道水中のミネラル成分」が硬化したものになります。
特にカルシウムやマグネシウムといったミネラル成分は、水が蒸発した際に蛇口のうえに残留物として残り、蓄積していきます。

最初は目に見えなかった残留物も、蓄積することで結晶化し、白っぽいカサカサした水垢が生まれてしまうのです。

また、水道水の硬度は地域によって異なります。
カルシウムやマグネシウムの含有量が高い硬水の地域では、特に水垢ができやすい傾向があります。

さらに、石鹸や洗剤の洗い残しが蛇口に付いたままになっても、水垢の原因となります。

蛇口まわりの水垢を落とす方法

蛇口まわりの水垢は、どうやって落とせば良いのでしょうか?

2つの方法をご紹介します。

削ってこそぎ落とす

固くこびりついた水垢は、非常に硬いため、物理的に削り取る方法も効果的です。
触ってザラつきが強い水垢を除去したい時にオススメの方法になります。

  • ・用意するもの

スポンジ、古い歯ブラシ、プラスチック製のスクレーパーやヘラ、柔らかい布

  • 1.  まず、スポンジや布を水で湿らせて、蛇口周辺の水垢を軽く拭きます。水で落とせる汚れはこの時点で落としてしまいましょう。、
  • 2. スクレーパーやヘラを使い、水垢を丁寧にこそぎ落としていきます。金属製のスクレーパーは蛇口を傷つける可能性があるため、プラスチック製のものを使用するのが安全です。
  • 3. 歯ブラシで細かい部分を掃除していきます。ヘラやスクレーパーで削ったカスなども、ブラシで取り除いてください。
  • 4. 最後に、柔らかい布で蛇口周辺を拭き取り、軽く磨き上げれば完了です!

酸で溶かして落とす

水垢はアルカリ性の性質を持つため、酸性の洗浄剤を使って溶かす方法も効果的です。

  • ・用意するもの

クエン酸、スプレーボトル、スポンジ、古い歯ブラシ、ラップ、柔らかい布、ゴム手袋

  • 1. スプレーボトルにクエン酸と水を入れ、スプレーを作ります。
  • 2. 水垢に酸をスプレーし、ラップでパックします。5~10分程度放置すると水垢が落ちやすくなります。長く放置しすぎると、蛇口本体に酸の影響が出る可能性があるため、放置しすぎないようにしてください。
  • 3. スポンジや歯ブラシでこすって水垢を落とします。頑固な水垢は、プラスチック性のヘラを使うと落としやすいため、道具を使い分けるのがオススメです。
  • 4. 汚れが落ちたら、酸の成分を水で洗い流します。柔らかい布で蛇口を拭き取り、軽く磨き上げて完了です!

水垢を落とす時に便利なアイテム5選

蛇口のまわりの水垢を落とす時に便利なアイテムを5つご紹介します。

日常のお手入れから、頑固な水垢を落としたい時に便利なアイテムまで順にご紹介していくので、参考にしてみてください。

マーナ 蛇口まわりの水垢落とし W342

マーナの水垢落としは、蛇口まわりの水垢を効果的に落とすために設計されたアイテムです。
手をいれて掃除しにくい蛇口の裏側をよく磨けるクロスになっています。

端についた持ち手を持って左右にこするだけで、蛇口の裏側や溝までしっかり磨くことができ、ちょっとした水垢ならすぐに落とすことができます。
ハード面とソフト面があり、水垢落としにはハード面がオススメです。

普段はソフト面を使って蛇口周りを軽く磨くことができます。

簡単に使えるので、日常のお手入れに便利です。使ったあとは、端の持ち手をフックにかけて乾かし、繰り返し使用できます。

クエン酸・重曹

クエン酸はスプレーを作るときに必須のアイテムですが、重曹もしつこい水垢落としに便利なアイテムです。

重曹には研磨作用があるので、クエン酸スプレーしたあとに、重曹ペーストで磨くと水垢を落としやすくなります。

白いカサカサが目立つ水垢汚れには、重曹をプラスしてお手入れするのがオススメです!

クエン酸と重曹は、どちらも食べても問題ない原料ですので、キッチンの蛇口のお手入れ時にも安心して使えます。

クレンザー

重曹とクエン酸では落とせない頑固なうろこ状の水垢には、クレンザーを使うのも良いかもしれません。
カリカリとした水垢は、ヘラで削ってこそぎ落としてから、クレンザーで磨くと効果を実感しやすくなります。

ヘラで削った時にできた小さな隙間にクレンザーの研磨粒子が入り込むと、水垢を剥がしやすくなります。

メラミンスポンジ

メラミンスポンジは、水だけで汚れを落とすことができる便利な掃除アイテムです。
ステンレスの蛇口なら、濡らしたメラミンフォームが水垢を削り取り、ピカピカにしてくれます。

力をいれて強くこすると表面に傷がついてしまい、水垢汚れが蓄積しやすくなってしまうため、力加減には注意してください。

技職人魂シリーズ【カルシウム汚れ職人 300mL】

頑固な水垢は、専用の洗剤を使って一気に落としてしまうという手も。
技職人魂シリーズのカルシウム汚れ職人は、カルシウム汚れの水垢に強い洗剤です。セメントや石のような水垢を落としたい時に向いています。

酸と界面活性剤がカルシウム汚れを溶かし、泡状にしてくれます。ヘラでこそぎ落としてから使うと効果的です。

専用洗剤は、効果が強いため、簡単に汚れを落とせるのがメリットですが、放置や他の洗剤と混ぜて使うのは厳禁です。使用方法をしっかり読んでから使用してください。

蛇口のまわりの水垢を予防するには?

蛇口まわりの水垢を防ぐためには、定期的な清掃が重要です。

まず、蛇口を使用した後に、蛇口まわりを柔らかい布やタオルで拭き取る習慣をつけ、水を残さないことが重要です。
少しの水なら、しばらくすると蒸発するため、カビ汚れなどは発生しませんが、水が蒸発してしまうと水垢の原因となります。
そのため、少しの水滴だけでも、拭く習慣をつけると水垢が溜まりにくくなります。

とはいえ、毎回拭くのは大変ですよね。そういう場合は、先ほどご紹介したマーナの水垢落としクロスで1日の最後に磨くと簡単に水垢予防ができます。
これにより、水滴を残さず、水垢の形成を防ぐことができます。

そのうえで、週に1度はクエン酸を使って軽くお手入れすると、目に見えないミネラル分を落とすことが可能です。

まとめ

蛇口まわりの水垢は、こまめにお手入れすることで予防できます。頑固にこびりついてしまった水垢を落とすのは大変ですが、ご紹介した方法でお掃除すれば、改善できるかもしれません。

「お手入れが面倒…」という方は、この機会に蛇口を新しいものに交換してしまうのも良いかもしれません。
手をかざすだけで水が出る「タッチレス水栓」やシンプルな形状のものまで、従来の蛇口に比べるとお手入れしやすい水栓が増えています。

汚れの程度やライフスタイルに合わせて、蛇口まわりの水垢対策に取り組んでみてください!

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