AI(人工知能)、自動運転、インターネットなど、世の中が便利になっているはずなのに、毎日の家事に追われて暮らしている方が多いのではないでしょうか。
共働きなのに自分ばかり家事を負担していると不満を感じている方もいると思います。
しかし、家事は生きていれば永遠に終わることがありません。もっと時間にゆとりのある暮らしができるように家事を効率化できる方法をご紹介します。

家事を効率化するには

最初に今やっている家事を見直すことから始めましょう。

一日、一週間、一か月単位で家事の内容をメモします。忘れないように、家事をやったらこまめにメモをとっておくとよいですね。

メモを取る際は、家事の内容を細かく書き出してください。

ゴミ袋を入れ替える、洗剤を詰め替える、食べた後の食器を運ぶといったなど、名もなき家事を見つけるために細かくメモを取ります。

優先順位を決める

家事を書き出したら、優先順位をA・B・Cのように3ランクに分けます。

ゴミ出しや子どもの送り迎え、ごはん作りなど日時が決まっていて動かせないものは高ランクAにします。

洗濯や風呂掃除はやる頻度は多いですが、時間に融通がきくためランクBです。

エアコンの掃除や布団の洗濯など一週間や一か月単位で行なう家事をランクCに入れます。

家族構成によっても異なるため、自分たちの暮らしに合ったランク分けをしましょう。

情報を整理してリストアップする

家事をランク分けしたら、その家事に必要な名もなき家事を一緒に書き出します。

例えば、ゴミ出し→ゴミ袋をまとめる/ゴミ袋を新しく付け替える/資源ごみの分別/段ボールを紐でしばる、このように一つの家事に対して関わる名もなき家事を一緒に付けていきます。

このようにゴミ出しという一つの家事にも、やらなければいけない隠れた家事がたくさんあることに気づきます。

家事の内容を整理してみると、名もなき家事にも効率化できる要素が見つかるはずです。

担当を決める

家事の情報を整理できたら、担当を決めます。

初めは上手くできていなくて口を出したくなると思いますが、そこは我慢をして温かく見守りましょう。

最初からたくさんの担当をさせるのではなく、名もなき家事の一部だけ分担し、徐々に増やしたほうがよいです。

一番大切なのは褒めてあげることです。褒められると、やる気に繋がり継続性を持って家事に協力してもらえますし、効率的に行うにはどうしたら良いかを考えます。

その家事の担当が自分だと認識することで責任を持つようになります。

家事を効率化するには料理編

料理はランクAの優先順位の高い家事です。

朝ごはんから始まり、お弁当、夕飯と回数も多く時間もかかります。

料理作りだけでなく、調理器具の片付けやコンロの掃除、食べ終わった後の皿洗いなどやることが多く、特に効率化させたい家事の一つだとだと思います。

調理する人、後片付けをする人と担当を分けたり、食後の食器を運ぶルールを作れば、家事の効率化になります。

仕事から帰ってきた後でも簡単に早く夕飯ができるアイデアを紹介します。

作り置きできるときに作り置きをしておく

休日に多めに作り置きしておくだけで、仕事から帰ってきた後でも時間をかけずに夕飯ができます。

オススメの作り置きは、日持ちのする煮物やきんぴらです。

多めに作り置きしても、月曜日と水曜日など連続して食卓に出さない工夫をすれば、飽きられる心配も減ります。

またお弁当の隙間を埋めるおかずにも使えて便利です。

帰宅後におかずが一品あると思うとずいぶん気持ちが楽になります。

作り置きを出している間に、主菜を炒めたり煮たりすれば、効率的に時間が使えます。

一週間単位で献立を決めておく

作り置きをするためにも献立は一週間単位で考えましょう。

買い出しに行く回数も減らせ、調理もまとめて行うことができるため、グッと効率化できます。

肉や魚は冷凍保存をすれば日持ちがしますし、野菜は茹でたり下準備をした後に冷凍保存もできます。

きのこ類は冷凍すると旨みが増すとも言われており、まいたけやしめじは包丁を使わずに手で裂くだけで調理ができて時短になります。

一週間単位で献立をたてることで無駄な食材を買わずに済み、食品ロス削減にもつながります。

買い出しの回数が減ることで余計な物も買わずに節約にもなるメリットがあります。

時短レシピやワンプレート料理を作る

副菜は作り置き、主菜は時短レシピを活用することで夕飯作りはあっという間に終わります。

肉や魚を漬けた下味冷凍を休日に作っておけば、当日は焼くだけ煮るだけでで主菜ができます。

下味冷凍は肉や魚を切って味をつけているため、包丁やまな板、計量器具を出さずに済むため、洗うものが減ります。

それでも一汁三菜が理想的と言われていますが、毎日作るのは大変です。

そこで一品で満足できるワンプレート料理は調理と後片付けの時短になり、効率的です。

週末は残った野菜をカレーライスや鍋に入れれば、簡単に一品で満足できる料理ができます。

家事を効率化するには掃除編

家の掃除は風呂やキッチン周辺、床、棚など種類が多く、効率化して行わないと時間がいくらあっても足りません。

掃除はしっかり情報を整理して、家族で分担して取り組みましょう。

エアコン掃除やベランダの掃除といった優先順位の低いランクCの掃除は、休日にまとめてやっても良いですね。

物を増やさないようにしこまめに掃除する

掃除をする際に物がたくさんあると、やる気が起きず、効率も悪くなります。

物は外に出さず使ったら引き出しや棚の中に片づけ、できれば増やさないように心がけましょう。

風呂掃除は、最後に入浴した人が洗って出るといったルールを作るのがオススメです。

コンロの掃除も同じで、汚れは時間が経つほど落ちにくくなります。

風呂は最後に出る際に冷水で洗い流し、コンロは調理後にサッと拭くだけで、簡単に綺麗な状態を保つことができます。

道具や便利家電に頼ってみる

家事の一部を便利家電や道具の手を借りてみましょう。

ドラム式洗濯機は乾燥までできるため、タオルのように小さくてたくさんあって干すのが大変な洗濯に便利です。

共働きなどで家に誰もいない時間が多い家は、お掃除ロボットの活用がオススメです。

外出している間に掃除機をかけられるため、家事の効率化に大きく役立ちます。

今は様々な便利家電がありますので、自分たちの生活に合ったものを選びましょう。

まとめ

このように家事を効率化する方法はたくさんあります。

まずは今やっている家事を書き出して情報を整理することから始めましょう。

また一人で全部の家事をやろうと思わずに、周りと分担して行えば負担も減り、効率的にも良いです。

家事の効率化をして快適な生活に変えてみませんか。