深夜電力が廃止の可能性?エコキュートを導入している世帯が知っておくべき対策方法
2024/09/07
2024/09/07
深夜電力を活用してエコキュートを使用している家庭にとって、電力料金の値上げや将来的な廃止の可能性は気になる問題ですよね。
最近では電力会社が深夜電力プランの新規加入を停止する動きも見られ、今後さらに深夜電力が使えなくなるケースも考えられます。
この記事では、深夜電力の現状やエコキュート利用者が知っておくべき節電対策、そして今後に備えるための具体的な方法について詳しく解説します。
深夜電力の廃止が不安な方は、ぜひ参考にしてください。
目次
近年、多くの電力会社が深夜電力料金の値上げを行っています。電力会社の中には、深夜電力プランの新規加入停止を行うところも少なくありません。
2024年9月現在では深夜電力が廃止される情報はありませんが、今後は新規加入だけでなく、継続自体が撤廃される可能性もあります。
深夜電力とは、夜間に使用する電力の電気代が安くなる料金プランのことをいいます。
夜間の電気料金を下げることで、多くの家庭が夜間に電気を使用するようになります。多くの電力を必要とする企業や店舗、病院や工場などは日中の稼働がほとんどのため、家庭が昼間に使用する電気量を抑えられれば、これらの場所に安定した供給ができます。
電気を使用する家庭は安く電力を使用でき、多くの電力を必要とする企業や店舗などは1日の電力供給量のバランスを維持できることから、深夜電力は電気を必要とする人々すべてにとって利点の多いプランなのです。
深夜電力の値上げや廃止、新規加入の申し込みの停止を各電力会社が行う理由として、以下が考えれます。
本来、夜間電力は需要が少なく販売価格も安価であったため、電力会社もそれを安く仕入れることができたのです。
しかし現在では夜間蓄熱機器やエコキュートなど、夜間に電力を使用する機器の普及が進んでいます。夜に多量の電気を使用する家庭が増えたため、夜間電力の価格も上昇し、安価での提供が難しくなっていると考えられます。
太陽光発電が広く普及するにつれ、自宅で使用する電気は自給自足できる家庭も増えています。
日中の電力の使用量も低下してきたことから、電力会社はより多くの電気を使用してもらうために、日中の電気料金の値下げに踏み切ります。その代わりに需要の高い夜間の電気料金を値上げし、収支を保つ必要があるのです。
深夜電力の電気料金が値上げされることは、家計にとって大きな痛手です。深夜の電気料金を節約する方法を取り入れて、家計の負担を軽減してください。
電気料金は、プランや各電力会社によって異なります。使用量が高額と感じる場合は、電気料金プランや電力会社を変更するのも良い方法です。
電力会社によっては、新規加入者に特別な割引サービスを用意しているところもあります。うまく活用すれば、電気料金の費用を大きく抑えられるかもしれません。
太陽光発電や蓄電池を導入し、電力会社から供給される電気の使用量を減らすのもひとつの手です。これらの機器の導入には費用が発生しますが、自治体によって補助金が用意されているところもあります。
電気を自給自足できるようになり電力会社の電気に頼る機会を減らせれば、家計の大きな助けとなるのではないでしょうか。
従来のエコキュートが夜間にお湯を作るのに対し、おひさまエコキュートは、太陽光発電を利用して昼間に沸き上げを行います。通常のエコキュートと使用感はほとんど変わらず夜間の電力使用を抑えられるため、給湯光熱費の削減を効率的に実現できます。
家電製品の使い方を見直すことも、電気料金の節約においてとても大切なポイントです。
たとえば、使用しない家電のコンセントを寝る前に抜いたり、エアコンの設定温度を調整したりすることで、電力の使用量を減らせます。電力を多く使用する家電は、電力消費の少ない家電と組み合わせて活用するのも良い方法です。
エコキュートも使用方法に工夫を加えることで、電力の節約が叶います。
エコキュートの電気代を抑えるにはどのような取り組みをすれば良いのでしょうか。
ここからは、エコキュートの電気代の節約方法を解説します。
エコキュートは外気を取り入れてお湯を沸かします。そのため気温に大きな差のある夏と冬では、エネルギーの使用量が異なります。
たとえば夏は気温が高いため、外気を温めてお湯を沸かすのにそれほど多くのエネルギーを消費しません。逆に、冬は冷たい空気を温めてお湯を作らなくてはならないため、電力を多く必要とします。
季節に合わせてモードを切り替えることで、お湯を沸かすエネルギーを適切な量に調整可能です。
お湯を使用しない日は、日中の沸き上げ機能をオフにするのも良い方法です。
お湯の沸かし直しは、多くのエネルギーを必要とします。お湯の使用量が少ないときは沸かし直し機能を切っておくことで、自動で沸かし直しされるのを防げます。
沸かし直しよりも「高温足し湯」のほうが電力の節約になる場合もあるため、お湯の使用量に合わせて、モードを調整してみてください。
湯船が冷めないように工夫することで、エコキュートの自動追い焚き機能の発動を抑制できます。
湯船に風呂蓋をしたり、お風呂が沸いたら間をあけずに入浴したりと、保温機能を使用しない工夫を取り入れてみてください。
旅行や出張などで長期間家をあける場合は、エコキュートは休止モードに設定してください。休止モードにすることで、自動で沸き増しが行われなくなり、無駄な電力の消費を防げます。
深夜電力の値上げや廃止が進む中で、エコキュートを利用している家庭は、電力料金の節約を考慮した使用方法の見直しが大切です。
料金プランの変更や太陽光発電の導入、おひさまエコキュートの利用など、対策を講じることで家計負担を減らすことができます。エコキュートを賢く使いながら、今後の電力事情に備えていきたいですね。
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