ダイキンのエコキュートを導入するにあたって、なるべく費用を抑えたいと考える方もいると思います。ダイキンのエコキュートの導入費用を抑えるためには、補助金を活用する方法が有効です。

この記事ではダイキン製エコキュートで活用できる補助金制度について解説します。ダイキンのエコキュートの特徴などもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

エコキュート

ダイキンのエコキュートで補助金対象となるタイプ

ダイキンのエコキュートで補助金対象となるのは、以下の機種です。

設置位置給湯タイプ品番
一般地パワフル高圧給湯専用
Xシリーズ
EQX37XV
EQX46XV
一般地高圧給湯専用 XシリーズEQXN37XV
EQXN46XV
寒冷地パワフル高圧フルオートEQ37XFHV
パワフル高圧給湯専用EQ37XHV
一般地パワフル高圧フルオート
Xシリーズ
EQX37XFTV
EQX46XFTV
一般地パワフル高圧フルオート
(おひさまエコキュート)
EQ37XFPV
EQ46XFPV

ダイキンのエコキュート導入で活用できる補助金制度一覧

上記のダイキンエコキュートであれば、補助金制度を活用できます。

ここからは、ダイキンのエコキュート導入で申請できる補助金制度の内容を詳しく解説します。

給湯省エネ事業2024

給湯省エネ事業2024は、経済産業省が発足している補助金制度の1つです。

2050年のカーボンニュートラルに向けて、省エネ性能の高い給湯器の導入を行う家庭の支援を目的として、発足されました。

申請条件

給湯省エネ事業2024に申請する条件は、以下の2つです。

  • ・一定基準値以上の性能を持つエコキュートを導入すること
  • ・対象のエコキュートを設置する住まいの所有者であること

対象となるエコキュートの条件

補助金制度の対象となるエコキュートの条件は、カタログに緑色の「e」マークがついた機種であることです。このマークは、国が定める「省エネ基準達成率」が100%であることを示しています。

オレンジ色の同じマークがついた機種は、補助金制度の基準を満たしていないため補助金制度の対象外です。

補助額

給湯省エネ事業2024の補助額は、8万円/台が基本の補助額です。

しかし以下の条件を満たしている場合は、最大23万円の補助金を受け取ることができます。

要件(それぞれすべて満たすことが条件)補助額の加算額
・インターネットに接続可能
・天気予報・日射量に連動して昼間に沸き上げをシフトする機能を備えている
+2万円/台両方を満たした場合は+5万円/台
・補助要件下限の機種より、5%以上CO2排出量が少ない
・以下のどちらか(A.B)に該当
A:2025年度の目標基準値に+0.2以上の性能値を持つ
B:おひさまエコキュート
+4万円/台
電気温水器を撤去+5万円/台
電気蓄熱暖房機の撤去+10万円/台

申請期間

給湯省エネ事業2024の申請期間は、2024年12月31日までです。しかし補助金制度には予算が設けられています。申請額がこの制度の予算を上回った場合、申請期間内であっても応募を締め切ります。

そのためダイキンのエコキュートの設置を予定している方は、なるべく早めに申請をしたほうが安心です。

都道府県の補助金制度

ダイキンのエコキュートの設置に関する補助金制度は、各都道府県でも設けられています。都道府県の補助金制度はそれぞれ条件や補助額が異なるため、住んでいるエリアの情報を確認してください。

東京都の場合は、合計1万2,000円分のゼロエミポイントが支給されます。「おひさまエコキュート」であれば、最大22万円の補助金を受け取ることが可能です。

また、都道府県の補助金制度は「給湯省エネ事業2024」と併用できるケースが大半です。ぜひどちらも申請し、エコキュートをお得に導入しましょう。

自治体の補助金制度

住まいの自治体でエコキュートの導入支援を行っているケースもあります。こちらも、国や都道府県の補助金制度と併用が可能である場合が多いようです。

ただし、補助金制度の内容や金額などは、自治体によって異なります。そのため必ず住んでいる自治体の専用窓口で、詳細を確認しましょう。

IHクッキングヒーター

ダイキンのエコキュートの特徴

ここからは、ダイキンのエコキュートの特徴を解説します。

給湯圧力の高さ

ダイキンのエコキュートは、給湯圧力の高さが魅力です。

高圧タイプは320kPaの高い給湯能力を持ち、2階や3階でシャワーを浴びても水圧が衰えることはありません。また、お風呂にお湯を貯めるのも180Lで約11分ほどと短時間で済みます。

お湯張りのスイッチを入れてすぐに湯船に浸かれるのは、時間の節約をしたい方にとって嬉しいポイントです。

湧きまし能力アップ機能

貯湯タンクのお湯切れが近くなった際、ダイキンのエコキュートは短時間でお湯を湧き上げることが可能です。

お湯をつくる時間を待たなくて良いため、お湯切れのリスクを低減できます。

温浴タイム

温浴タイムとは、自動で湯船の温度を調整する機能のこと。温浴タイムを設定することで、浴槽のお湯の温度が下がったら自動で追い焚きがされます。

足し湯や足し水をせずに温度調整を行うため、湯船のお湯の中に熱いお湯や冷たい水が流れてくる心配がなく、小さなお子さまや高齢の方も、安心してお風呂に浸かれます。

全機種井戸水への対応

井戸水は硬度が高いことから、エコキュートの配管を傷める原因とされています。そのため井戸水を使用するエリアでエコキュートを使用する場合、通常は井戸水専用タイプを選ばなくてはなりません。

ダイキンのエコキュートは全ての機種が井戸水へ対応できます。設置場所を選ばないのは、ダイキンのエコキュートならではの魅力といえるでしょう。

にごり湯の使用ができる

エコキュートメーカーの大半は、濁り湯タイプの入浴剤の使用を推奨していません。濁り湯に含まれる成分が、配管を詰まらせる可能性があるためです。

しかしダイキンのエコキュートは、追い焚きをするフルオートタイプでも、バスクリンの濁り湯の入浴剤を使用できます。

その他のメーカーから販売されている濁り湯タイプの入浴剤が安全という保証はありませんが、濁り湯が好きな方にとって濁り湯タイプの洗剤が1つでも使えることは、大きなメリットとなるでしょう。

ダイキンのエコキュートを選ぶ際のポイント

ダイキンのエコキュートを選ぶ際は、以下の点に注意して適切な機種を選択してください。

住まいの地域

ダイキンのエコキュートには、一般地タイプのほかに寒冷地タイプや耐塩害使用タイプなどがあります。住んでいる地域に合わせて、適切な機種を選ぶことで、長く安心してエコキュートを使用できます。

また、エコキュートの設置スペースがない場合は薄型タイプがおすすめです。通常タイプよりもスリムなサイズ感のため、エコキュートの搬入が難しい場所にも設置ができます。

タンク容量

お湯を使用する量や家族の人数などによって、適切なタンク容量の機種を選ぶことも大切です。タンク容量が少な過ぎればすぐにお湯切れを起こしてしまいます。一方で、タンク容量が大き過ぎれば、光熱費に負担をかけます。

3人以上の家族であれば370L、4人以上の家族であれば460Lが、タンク容量の目安です。お風呂に入る頻度なども考慮して、選んでみてください。

機能性

ダイキンのエコキュートは、大きく分けて3つの機能性に分類されます。

  • フルオートタイプ:お湯張り・保温・足し湯(水)・追い焚きを全て自動で行う
  • オートタイプ:湯量・油温の設定が可能。足し湯(水)はできるが追い焚きは不可
  • 給湯専用らくタイプ:蛇口をひねってお湯を溜める。お湯が水位まで溜まったらメロディーでお知らせ

上記の他に、除菌効果の高いタイプやスマホアプリからお湯が沸かせるタイプもあります。予算や思い描くお風呂ライフなどを踏まえて、必要な機能性を持つ機種を選択してください。

補助金を活用してダイキンのエコキュートをお得に導入!

補助金を活用することで、ダイキンのエコキュートをお得に導入できます。国の補助金のほかに都道府県や自治体の補助金制度も活用して、賢くダイキンのエコキュートを暮らしに取り入れてください。

また、ダイキンのエコキュートを選ぶ際は、特徴や選び方のポイントなどを踏まえることも大切です。

ご紹介した内容を参考にして、ぜひ、暮らしにぴったりのダイキンのエコキュートを選んでみてくださいね。
どれを選んでよいかわからない場合には、家族構成やライフスタイルを伝えて、業者側におすすめのエコキュートを提案してもらうのも一案です。

エコキュート

レンジフード