壁掛けテレビのDIY取り付け方法とは?壁に穴を開けないアイデアや設置の注意点
2023/11/10
2023/11/10
壁掛けテレビは、部屋をすっきりと見せ、視聴位置も自由に調整できるなど、さまざまなメリットがあります。しかし、DIYで設置するのは難しいのでは?と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、壁掛けテレビのDIY設置方法を詳しく解説します。石膏ボードへの取り付けや、ディアウォールを使った取り付けなど、さまざまな方法をご紹介します。また、配線の隠し方や繋げ方なども解説するので、DIY初心者でも安心して挑戦できます。
この記事を参考に、ぜひおうちで壁掛けテレビをDIYで設置してみてください。
目次
壁掛けテレビは、DIYでも設置が可能です。DIYで設置する方法の流れについて、見ていきましょう。
テレビを壁に取り付ける場合、設置位置は「柱がある位置」であることが重要です。
家は柱を組み立てできています。組み立てられた柱の表面に石膏ボードを張り、その上に壁紙を貼って、部屋が完成します。
石膏ボードは脆く、穴が開きやすいため、壁掛けテレビの設置場所としては適していません。柱がある位置を見極めて、柱に壁かけテレビの金具を取り付ける必要があります。
柱の有無は手で軽くコンコンと叩けばある程度判断できます。しかし、より確実に柱の位置を把握するのであれば、図面を見たり専用の機械を使ったりするのがおすすめです。
壁掛けテレビ用の金具は、テレビのインチ数・対耐重などが異なります。柱の位置を把握できたら、テレビに合ったテレビ用の金具を購入してください。
また、テレビを取り付ける位置が部屋の角になる場合は、コーナー用の壁掛けテレビ用金具も販売されています。取り付けたテレビを壁から離したい場合は、アーム付きの金具が便利です。
加えて、壁の中の柱と柱の距離によって、適した金具のサイズも異なります。
テレビの取り付け位置や視聴の状況、間柱の位置なども視野に入れて、適した金具を用意してください。
金具の用意ができたら、テレビと金具を結ぶためのブラケットを、テレビ側に取り付けます。
ブラケットは、テレビスタンドを取り外して取り付けます。テレビスタンドの取り外し方は、テレビの説明書に記載されているため確認してください。
ブラケットがテレビからはみ出さないように取り付けたら、ブラケットの設置は完了です。
壁掛けテレビを設置する位置に、2で用意した金具を取り付けます。ビスをしっかりと埋め込まないといけないため、手動ドライバーではなく電動ドライバーを使用するのがおすすめです。
壁付用の金具を壁に取り付けたら、テレビの配線を整えます。壁に設置後に配線をセットすると、テレビと壁の間の細い隙間に手を差し込みながらの作業となるため、手間が生じます。
あらかじめ配線をセットした上で、テレビを壁の取り付け金具に取り付けると、作業の手間を減らせます。
配線が整い、ブラケットを壁の金具にはめ込めば、壁付テレビの設置は完了です。
賃貸で壁掛けテレビを設置する場合、壁に大きな穴を開けることはできません。しかし賃貸でのDIY向けのアイテムをうまく取り入れることで、壁に穴を開けずに壁掛けテレビが設置できます。
ラブリコは、2X4の木材を使い、柱をつくるアイテムです。床から天井まで伸びた木材をラブリコが突っ張らせるため、壁に穴を開けずに頑丈な柱を作れます。
ラブリコを用いて2本の柱を設置すれば、壁に穴を開けなくてもテレビの壁掛け設置が可能です。
ワンプッシュ壁ロックを使えば、壁に穴を開けずに壁掛けテレビ用の金具を取り付けられます。施工方法はとても簡単で、付属のアクリル板に用意したテレビ用金具を設置し、付属されている「穴が残らないプッシュピン」でテレビ用金具がついたアクリル板を壁に取り付ければ完成です。
プッシュピンを用いていますが、しっかりとアクリル板を壁に設置できます。壁の穴も小さな穴が数個開くだけのため、賃貸であっても原状回復を求められる可能性は低いといえます。
スタイリッシュなテレビスタンドを用いれば、壁掛けテレビのように省スペースでテレビ視聴ができます。
小さな穴も壁に開けたくない方や、壁掛けテレビの強度に不安を抱える方におすすめのアイデアです。
壁掛けテレビをDIYで設置する場合、次のことに注意してください。
壁掛けテレビは、必ず下地の間柱がしっかり入っている場所を選んでください。間柱が入っていない石膏ボード部分にテレビを取り付けると、テレビが落下する危険性があります。
間柱は、ほとんどの木造の家で45.5cm間隔で入っています。金具の取り付け位置がずれないように、注意してください。
壁付テレビは壁とテレビの隙間が狭いため、配線の抜き差しが困難です。ゲームをプレイする方や外付けの機器を使用する方かど、HDMI端子の入れ替えをおこなうことが頻繁にある方は、あらかじめテレビと壁の隙間に余裕を持たせてください。
コンセントはほとんどの場合、部屋の隅や地面に近い場所に設置されています。
壁掛けテレビを設置することで、テレビとコンセントに距離が出てしまい、配線が丸見えになってしまうかもしれません。
配線を隠すには配線カバーを用いるのがおすすめです。壁の色に合わせた製品を使うことで、カバー自体も目立たなくなります。
また、今後もテレビの位置を変える予定がない場合、電源の新設も検討してみてください。テレビ背面にコンセントがあれば、コード類がテレビからはみ出てしまう心配もなくなります。
壁掛けテレビを設置することで、次のメリットが得られます。
壁掛けテレビは据え置き型テレビと違い、転倒の心配がありません。地震が起きた際も、テレビが倒れて家財が破損したり、家族が怪我をしたりするリスクを減らせます。
またテレビボードがなくなるため、部屋がすっきりします。テレビ下スペースも有効活用できるため、リビングインテリアの選択肢が広がります。
壁掛けテレビにはメリットが豊富ですが、デメリットもあります。
壁掛けテレビを設置することで、壁に大きなビス穴が開きます。テレビが立て掛けられている間は問題ありませんが、テレビの位置を変えてしまうと、ビス穴が目立ってしまうかもしれません。
また、テレビを買い換えた際は、テレビに合った新しい金具やジョイントなどの再購入が必要です。据え置き型のテレビのように、購入後すぐに視聴できるわけではないため、煩わしさを感じる可能性があります。
壁掛けテレビがあることで、インテリアがすっきりして部屋を広く使えます。
取り付けが手間のように思えますが、コツさえ覚えてしまえば、女性1人でも作業は難しくありません。ぜひご紹介した内容を参考にして、壁掛けテレビがある生活を楽しんでみてください。
ARTICLE LIST
2023/07/26
2023/10/06