子育て中の家庭や共働きの家庭など、家事の負担が増えることでストレスを感じる方はいらっしゃると思います。こちらでは「料理はできるだけ時短したい」「便利な家電で楽をしたい」という方に向けて、料理を時短できるオススメの家電をご紹介します。

料理の時間を短縮できれば日々の生活に余裕も生まれるため、家族との関係も円滑にできると思います。ぜひ参考にしてみて下さい。

料理を時短できる調理家電を選ぶポイントとは?

Electric eat grinder with fresh forcemeat on kitchen table. Preparation of minced meat

まず、お店やネットでスペック表をみても機能や仕様の違いが良く分からないという方に、調理家電を選ぶ上で気を付けるポイントについてご紹介します。

設置スペースと容量は自分の使用状況に合っているか。

調理家電と言っても、1人暮らし向けの小さいサイズのものからファミリー向けの大容量サイズまで色々な種類があります。容量が多いほど本体サイズも大きくなり、その分設置スペースが必要です。

「大は小を兼ねる」とは言いますが、必要以上に大容量のものは使い勝手が悪くなり、キッチンのスペースをとるので料理効率が下がってしまいます。「家族の人数+α」程度の容量で、設置スペースがどのくらい必要になるのか事前に確認しておく必要があります。

作れるメニューは?自動調理機能や予約機能はついているか。

便利だからと言って、普段ほとんど使用しない調理器具を購入しても意味がありません。自分のいつもの料理が時短できるものかを考えて購入することが大切です。ひとつの家電で色々な使い方ができるものもありますが、そのうちの1種類の機能のために購入して、結局「ジャマになって使っていない」という状態になっては、購入費用が無駄になってしまいます。

また、時短を考えるのであれば、自動調理機能・予約機能は必須といえます。できるだけボタン一つで最後まで調理してくれるものや、あらかじめセットしておけば予約した時間に自動的にでき上がっている機能があると便利ではないでしょうか。

お手入れ方法は?片づけに時間はかからないか。

料理の時短になっても、お手入れや片づけに時間がかかってしまっては意味がありません。お手入れに時間がかかるようなものは、面倒になって使わなくなることが考えられます。できるだけつくりがシンプルで「部品が簡単に取り外せる」「洗浄方法が簡単」なものがオススメといえます。

製品メーカーのHPに説明書が公開されていることが多いので、お手入れ方法についても確認してみてください。

製品のデザインは?自分のキッチンに合っているか。

使い勝手も大切ですが、製品のデザインも選ぶうえでの判断材料の1つといえます。使っていてテンションをあげてくれるのは、やはり見た目ではないでしょうか。自分の気に入ったデザインのものであれば、使用頻度も上がり長期間使えるため、ランニングコストを下げることに繋がります。

また、キッチンのデザインとのバランスも大事なポイントといえます。使用時以外に並べているだけで、キッチン全体がおしゃれに見えるはずです。

料理を時短できる調理家電のオススメ6選

ここからは、実際にオススメできる調理家電についてご紹介します。この中から自分の生活スタイルにマッチするものを探してみてください。

食器洗い乾燥機

料理の時間を時短できる家電といえば、食器洗い乾燥機です。面倒な食器の後片付けの時間を、大幅に削減してくれます。さらに高温洗浄するので食器が除菌されるため、小さいお子様のいる家庭には必需品といえます。

食器洗い乾燥機は大きく分けて据え置き型の「卓上タイプ」と、シンク下やキャビネットと一体になっている「ビルトインタイプ」があり、後付けの場合は卓上タイプを選ぶ必要があります。

選び方としては「容量」と「扉の開閉方法(前開き・引き出し)」「洗浄力」がポイントです。また、追加機能として節水モードやタイマー付きなどもありますので、時短を考えて検討してみてください。

電気圧力鍋

圧力鍋は、鍋の内部に圧力をかけることで水の沸点を100℃以上に上げることができて、食材を入れるだけで時間のかかる煮込み料理などを作ることができます。

他にもお米を炊いたり、鍋として利用したりと多種多様な料理に使えて、時短以外の面でもオススメです。加熱方式として高火力で細かく温度調節も可能な「IH式」と、電気代を抑えることができる「マイコン式」があります。

ホットプレート

家族で調理しながら食事を楽しむならホットプレートが必要ではないでしょうか。焼肉やお好み焼き、ホットケーキなどを手軽に楽しむことができます。食事と料理が一緒になりますので料理をする時間を短縮することができます。

定番の「ヒーター式」の他にも、細かく温度調節ができる「IH式」や、炭火焼に近い仕上がりになる「赤外線式」などがあります。

電気ケトル

赤ちゃんのミルクや、お茶やコーヒーなどの飲み物をつくることが多いご家庭には、火を使わずお湯が沸かせる電気ケトルがオススメです。短時間でお湯を沸かすことができて、二重構造で側面が熱くならないものや、転倒してもこぼれないような機能のものも販売されています。そのため、お子様のいるご家庭でも安心して使うことができます。

オーブントースター

スペースの問題などでオーブンレンジの購入を選択する方も多いと思いますが、朝食がパンの方以外もオーブントースターはオススメです。とにかく操作が簡単で、スイッチを入れればすぐに焼けるので時短という意味ではオーブンレンジより勝っているといえます。トースト以外にも揚げ物の温め直しやお菓子つくりなど幅広く利用できて便利です。

選び方としては、容量の他、加熱方法や温度調節機能などで選ぶことになりますが、最近では「オートメニュー機能」「スチームトースター」「コンベクショントースター(庫内の熱を対流させ焼きムラを抑える)」などの高機能製品も登場していますので、使い方によって検討してみてください。

小型冷蔵庫・冷凍庫

「冷凍食品のまとめ買い、料理の作り置きなどで冷蔵庫がいっぱい」という方は、小型の冷蔵庫・冷凍庫を用意するのもオススメです。冷蔵庫がいっぱいになると冷蔵性能も落ちるうえに、料理の際の食材管理も非効率といえます。

メイン冷蔵庫を整理しておくことも大切ですが、セカンド冷蔵庫・冷凍庫で容量アップをすると、買い物の回数を減らすこともできます。しかし設置スペースが必要になるため、容量は選びに注意が必要です。

家電の利用以外でも料理の時短を考えてみよう

ここまで、料理の時間を短縮できる時短家電についてご紹介しましたが、色々な工夫で時短することも可能です。家電購入の前に、すぐにできる時短のアイデアについてご紹介します。

献立をあらかじめ決めておく

「毎日献立を考えるのが大変…」と思っている方は多いと思います。家族のリクエストに応えるため食材の買い出し回数が増えたり、買い物しながら献立を考えると買い物時間が増えたりします。

  • 1週間分の献立を考え、食材をまとめて買っておく
  • 曜日ごとにメインとする食材を決めておく
  • 食材ごとに買い物メモにまとめ売り場の買い回り時間を短縮する

これにより買い物にかかる時間の削減ができるのではないでしょうか。現在は、便利な料理アプリがありますので、活用してみても良いと思います。

工程ごとにまとめて調理

料理の工程は、できるだけまとめて行うことで作業の中断時間が減り、調理時間を短縮することができます。

  1. 食材を洗う(汚れの少ないものから洗い、水の入れ替えを省く)
  2. 食材を切る(野菜⇒肉⇒魚でまな板を洗う回数を少なく)
  3. 食材の加熱(茹でる場合はあくの少ないものからでお湯を使い回す)

このようにまとめて行えば、無駄な作業を短縮することができます。

加工済み食材・冷凍食材の活用

特にこだわりのない食材であれば、加工済み食材や冷凍食材を使うことも考えてみるといいかもしれません。干しシイタケなどは、水で戻さずそのまま汁物に使うことができるものがあったり、千切りキャベツ、ミックスベジタブルなどは洗う手間も省くことができます。

他にも、あく抜き不要のこんにゃくや、油抜きが不要の油揚げなども積極的に活用してみてください。

調味料をまとめる

味付けにこだわることは大切ですが、調味料の計量や色々な種類の調味料の出し入れは意外と時間がかかります。調味料にはだしなどのうまみ成分が含まれており、ひとつの調味料で味を決めることができるものを使うと時短に繋がります。

例えば、ポン酢、めんつゆ、だし入り醤油、ニンニク醤油、焼き肉のたれなどです。家族の好きな味付けを定番化させることは、味付けに悩む時間の短縮に繋がるはずです。

ワンプレートで洗い物をまとめる

洗い物の時間を短縮したい場合は、盛り付けをワンプレートにするとお皿の数が減って時短ができます。煮物、酢の物など味が混ざってしまうおかずであれば、仕切りのついたお皿が便利です。

【まとめ】時短ができる調理家電で料理を楽しもう!

忙しい現代の中で時短ができる家電を活用することは、日々の生活に余裕が生まれて、豊かな生活に繋がります。特に料理は毎日しなければならず、この時間を5分でも10分でも短縮できると、その差は大きく変わってきます。

今回ご紹介した家電を使って、効率の良い料理にチャレンジしてみてください。