第2話「どうせならクセ物件に住みたいんじゃ!」
2022/11/17
2022/11/17
前回触れたように、コピーライターとしての仕事をきっかけに「そうだ 家、買おう」かな~と思いつつある、僕カナモト。
今日も相棒のMacのWordを開いたまではいいが、ライティングは一向に進まない。
30分に1回のペースで、不動産ポータルサイトで物件情報を見るようになってしまったのだ。
今回はネット検索から見えてきた、僕の思考や住みたい(買いたい)物件についてあれこれ綴ってみようと思う。
昔からそうだった。多くの人が選ばない方を選ぶことが好きだった。
幼稚園の時は、皆と同じ制服を拒否し、母手作りの制服を来ていたらしい。
小学生の時は、学芸会で白雪姫役に立候補し、見事に(?)演じきった。
ただ、中高の時は、他人によく見られたいという思いから周囲に同調してしまった。
大学では本来の自分を取り戻そうと、周りが就職のことを考えて経済や経営等の学部を選ぶ中、
フランス文学を専攻した。クラス30人のうち、男子は3人であった。
就職後は、実績も経験もほぼ皆無なまま、3年で会社を辞め、フリーランスの道を選んだ。
ここには書ききれない、人生にあるいくつもの選択。
その中で基準としてきたのは、人があまり目をつけない“面白さ”があるか否か。
流行りの言葉を借りるのではあれば、“クセがすごい”方を選択してきたつもりだ。
だから物件だって、いや一生に一度とも言われるマイホームを買うのだからこそ、
自分史上最高に面白い選択をしたいと思っていた。
マイホーム購入のはじめの一歩として取り組んだのは、多くの人がそうであると思うが、
スーモやアットホームといった不動産ポータルサイト上での物件検索だ。
住みたいエリア、物件(新築or中古、マンションor戸建て)を選び、
一覧に上がってくる物件をチェックしていく。買う気がなくても、これがすごく面白い。
世の中にはこんなにもさまざまな物件があるのだと。
間取り、最寄駅まで何分かかるか、日当たり、室内外の設備などの詳細条件を選び、
検索にかけては、一覧を見て、また条件を調整して、検索にかけ、一覧を見て…
もうまさに無限ループである。だから、仕事そっちのけで見てしまう。
朝起きた時も、夜寝る前も、本当に沼である。
そんなことを何日も繰り返していると、自分の住みたい物件像が
だんだんとイメージできるようになり、住む=買う気も増してくるから不思議だ。
朧げながら浮かんできたのが、
「ヨコハマのルーフバルコニー付き中古マンション」であった。
※横浜を選んだ理由については、また次回以降に触れていきたい。
時に1人でBBQを楽しむ、時に1人で家庭菜園やガーデニングに没頭する、
時に1人で(ゆくゆくはまだ見ぬ妻と)ベイエリアの絶景を見やりながらワインを嗜む、
…そんな光景が容易に想像できたのだ。ソロのイメージばかりなのが悲しくはあるが…
さらに、皆さんも検索いただければわかると思うが、
マンションの最上階に位置することが多いルーフバルコニー付き物件は、
数自体が思いのほか、少ない。新築ではもっと少ない上に、当然高い(カナモト調べ)。
こうした希少性、そして自分だけの空間・景色を楽しめるという点も
“面白さ”と“クセ”を求める僕にはピッタリだと感じたのだ。
ただ、もちろん希望の全ての物件が買えるわけではない。年収や予算の問題があるからだ。
その点も不動産ポータルサイトには、支払いシミュレーションという機能があり、
ローン年数や金利、頭金などに応じた月々の支払いを調べることができる。
そこで分かったことがある、今住んでいる賃貸マンションと同等の支払いでも、
中古マンションであれば、十分に広い部屋に住むことができるということ。
ただ、希少性の高いルーフバルコニー付きで納得のいく物件を見つけることは難しそう。
一方で、仮に35年のローンを組むとしたら、完済時は68歳になっている。
現在33歳という年齢を考えても、たとえ独身であっても、やはり今が買い時ではないのか。
そんなこんなで1ヶ月程度、ネット上で物件検索を続ける中、
ある1つの物件がとても気になり、初めて資料請求の問い合わせをしてみた。
「バルコニーでヨコハマの夜景を見ながら、ビールでもいかがでしょうか?」
という文言と共に紹介された物件情報が、デザイン、間取り、価格等も含め、すごく刺さったのだ。
この初めての問い合わせが、後に僕のマイホーム購入を最後までサポートしてくれた
有限会社ミライホーム・サノ(仮名)さんとの出会いのきっかけにもなるとはまだこの時は知る由もない。
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