第3話「二度目の住宅購入で、僕が求めたこと。」
2022/11/17
2022/11/17
戸建てorマンション、新築or中古など、物件購入にあたって
「どのような物件を選び、スペックを求めるのか?」という点は、一番の悩みどころであると思います。
僕が二度目の住宅購入にあたって、何を考え、何を求めたのかー
一度目の購入経験、前職の経験に触れながら、お伝えします。
二度目の住宅購入にあたって重要視したのは、将来的にリセールがしやすい物件ということでした。
現在48歳、60歳もしくは65歳になって引退した時には、
ルークと一緒に田舎に引っ越して悠々自適に暮らしたいと考えていました。
その際の資金が売却時にしっかりと残る、
要は自分が購入時に払った金額よりも売った時の金額がプラスになる状態にしておきたかったのです。
その点で戸建てよりもマンション、予算の観点から中古、
そして築年数が浅く、立地がいい点、
つまり人の目につきやすく、買い手がつきやすい物件ということは、
ルークとの暮らしの豊かさや住みやすさと同じくらい大切にした点でした。
このような考えに至ったのは、一度目の住宅購入の経験が大きく影響しています。
当時、兵庫県にあるいわゆる人気住宅街に家族3人で暮らす新築マンションを購入しました。
ただ離婚を機に売却することになり、売れるまでにかかった期間は約1年。
ネックとなったのは、駅徒歩15分という立地でした。
約1年もの期間、もう住む予定のない家の住宅ローンや管理費、修繕積立金を払い続けるのは、
懐事情的にも、私の気持ち的にもしんどいものでした。そのような経験から、
次もし購入するなら、将来的に売却することを想定して買おうと考えたのです。
中古マンション購入にあたっては、
購入後にリフォームやリノベーションをするという選択肢もあると思いますが、
その優先度はそれほど高くありませんでした。
理由は、リフォームやリノベーションは結局イメージ通りにならないと思っているからです。
実は、現在の住宅設備販売会社に勤める前、約15年間、リフォーム会社で営業の仕事をしていました。
自分でプラニングし、お客様に提案をしたり、図面やパースを引いたり、
施工業者の手配から現場の立ち会いまで、一通りの業務を経験しました。
そこで感じたのは、何年経ってもお客様のイメージを形にするのは難しいということ。
もちろん、毎回お客様の想いに応えるため、
精一杯プランニングや施工に取り組んでいましたが、
すごく満足してくださるお客様もいれば、「なんだこんなもんか」と言われてしまう時もありました。
言い訳するわけではないですが、リフォームって、プランに納得してもらい、契約をいただき、
その後工事が始まると、時間の経過と共にお客様の夢も膨らみがちなのです。
契約段階ではなかった「あれもこれもしたい」というお客様の要望が増えていき…、
でも予算に限りもある…、そのジレンマを抱えながら、調整に奮闘する日々でした。
「満足できるリフォームに辿り着くには、3回のリフォーム経験が必要」とよく言われていますが、
「リフォームは労力の割にコスパが悪い」というのが、15年間の業界人生の中で抱いた印象でした。
お客様の立場で言えば、「コストと時間の割に満足度が低い」と言えるかもしれません。
であれば、ある程度自分のイメージに近い、あらかじめリノベーションされた物件、
そのままでも住めるような物件を手に入れて、住宅設備だけを自分の好きなものと交換する方が、
コスパも良く、自分の思い描く理想の住まいに簡単に近づけることができるのではないかと思ったのです。
ルークとの住みやすさ、そしてリセールしやすいリノベ物件を求めて、
僕とルークのマイホーム探しは始まったのです。
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