第2話「飼い主と犬。ではなく、家族なんだ。」
2022/11/17
2022/11/17
いよいよスタートした、ルークとの暮らし。
48歳になって再び息子を育てているような懐かしい感覚を味わいつつ、毎日アタフタしながらも、楽しく過ごしています。
ルークとの時間が増える中でだんだんと考え始めたのが、2人にとって心地良く、ストレスなく過ごせる空間と環境の必要性でした。
48歳のおっさんが、なぜ二度目の住宅購入を考えることになったのか―是非ご覧ください。
待ち望んでいたワンコ、ルークとの生活が始まりました。
基本就寝時はゲージに入れているのですが、深夜に突然騒ぎ出すこともあり、仕方なくリビングのソファーでルークを抱いて眠るなんて日もあります。
今日は1人で落ち着いて眠れているなぁと思い、起きて様子を見ると
ゲージの中がウンチまみれで、朝から掃除に追われたこともあります。
トイレットペーパーを散らかされたことも、AirPodsを噛み砕かれたこともあります。
総じてかわいいから面倒でもなんでもないんですが、、うちの息子が生まれた時より手が掛かっていると思います(笑)
日課だった朝のランニングは、ルークとの散歩に変わりました。
当時住んでいたのは、東京のいわゆる都心区。
隣の駅までを2人で歩いて、くるっと回って帰ってくると3キロくらいで、ちょうど30分。
休日でもうちょっと時間のある時は、近所のお寺の自然を見ながら1時間程度。
住んでいた区は歴史ある建物や公園が多く、緑豊かなので、ルークとあちこち巡るのが本当に楽しかったですね。
充実した日々を送る一方で、住まいにはある不満が出てきました。
当時は1LDKの部屋に住んでいて、1人の時は充分な広さだと感じていたのですが、2人で住んでいると単純に“狭い”と感じるようになりました。
ルークを迎えるにあたって、部屋の全面にタイルカーペットを貼ったのですが、子どもならではの粗相も多く、会社から帰宅すると匂いがすごいことになっていることがありました。
完全に分離はしないまでも、ルーク専用の部屋も必要なのかな〜と考えるようになりました。
また、大好きなルークとの散歩も、本当は芝生で存分に走らせたい思いがあったのですが、住んでいた区は犬の進入禁止の公園も多く、もっと自由な環境はないものかと思うようになってきたのです。
ルークの成長や自立のために、しつけ教室に預けようと思ったことがありました。
ただ、見学した際にスタッフさんから
「人間が犬の主です。そこは完全に切り離して、しつけをしていきましょう」
と言われた時、ハッとしたのです。
自分が求めているのは主従関係ではなく、ルークとの共存なんだと。
飼い主と犬ではなく、この先十数年一緒に暮らしていく家族、人と人でありたいと強く思いました。
ルークを迎えてから初めて、息子も連れて、軽井沢に2泊3日の旅行に行った時のことです。
ドッグランで存分に遊ばせようと思ったのですが、着いたら走り回りはしますが、いつもより元気がありませんでした。次の日になるとさらに元気がなくて。
ルークは環境が変わるとうまく眠れない子だったのです。
まだ1歳にもなっていないことも関係あるかもしれませんが、この子は慣れた環境の中だけでしか気持ちよく過ごせないのかな〜。
そうであれば今の環境をもっと良くしてあげたいと思いました。
ルークと共存していくために、僕にとっても、ルークにとっても、心地よく、ストレスなく暮らせる空間を求めて、二度目の住宅購入を本気で考えるようになったのです。
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