第10話「考えてみなかったトラブル続出。この家に住み続けられるのか!?」
2022/11/17
2022/11/17
前回からちょっとした「トラブル編」になっているこの連載。
残念ながら、トラブルにはまだ続きがありまして。
最後にして、最大のトラブルとなった、
事の顛末と対処法を今回はお伝えします。
追い焚きができないという不具合があったため、
取り替えてもらうことになっていた給湯器。
交換に来たガス会社の方が、こんなことを言ったのです。
「このままでは床暖房は使えない状況ですよ」
床暖房付きのマンションを購入したのに、床暖房が使えないとはどういうこと?
一瞬、僕の頭はフリーズ。
またもや不動産会社に来てもらうことに。
さすがに、彼らを信用しきれない部分も出てきました。
床暖房は、給湯器(熱源機式)で、
加熱した温水を暖房用のポンプが押し出し温水を循環させることで暖かくなります。
ですが、なんと、このポンプに「圧がかかっていない」ことが判明
「圧がかかっていない」ということは、一体どういうことなのか…
圧がかからないと、温水を循環させるポンプは作動しません。
給湯器から床暖房へいった温水がそのまま流れっぱなしで
戻ってきていないということを意味します。
つまり…
床暖房の配管のどこかが破損して、温水が漏れているのではないかと想像でき…
…えっ!もしや、また漏水!?
気に入って購入はしたけれど、ここまで次から次へと問題が出てくるのは、
当然のことながら予想外。
このままここに住み続けていいものか…?という根本的な疑問も。
“契約不履行”という言葉も頭にちらりとよぎります。
使えるはずの設備が使えないわけですから…。
不動産側と何度か話し合いを重ね、
弁護士の先生にも相談にのってもらいました。
この部屋に住むのを諦めるべきか。
迷惑料をいただきつつ、床暖房を修繕してもらい住み続けるべきか。
結果的に、この話し合いにかかった時間はおよそ2ヶ月。
引っ越したらすぐに穏やかな新生活を送れる
と考えていた僕にとっては大きな誤算でした。
最終的に、僕が出した結論は
「大掛かりな工事にはなるけれど、床暖房を直してもらう」でした。
フローリングを全部剥がす必要がある工事なので、
かかる期間は2週間ほど。
その間、不動産会社側が用意してくれたホテル住まいに。
ルークは、これまで何度か預けたことのある犬の幼稚園(ペットホテル)に。
他のワンちゃんたちと遊べるのが楽しいのか、
ルークはいつも大喜びで出かけていくので僕も安心です。
工事が入るにあたり、養生をしっかりしてほしい
など、いくつかのオーダーをさせてもらいました。
これ以上のトラブルは御免なので…。
期間中一度見に行かせてもらったのですが、
「これ以上は無理だろう」というくらい(笑)きちんと養生されていました。
そうして、2週間後。
ようやく僕は新居での穏やかな生活を始めることができたのです。
引っ越してから3ヶ月も経っていました。
ようやく待ち望んだルークとの生活も再開です。
喜び勇んで迎えにいくと、ルークがかなり痩せているではありませんか。
でも心配は無用。
体調が悪いというわけではなく、
ワン子仲間と遊び過ぎて、はしゃぎ過ぎて
いつも以上の運動量になり、痩せたらしいことが分かったので。
食欲もいつも通りです。
…ところが、1点いつもと違うところが。
なんと、飼い主を若干忘れかけていたのです!!!
家に帰っても「お邪魔します」というような、なんともよそよそしい雰囲気。
でも、数時間経ったところで
「あぁ!お前か!思い出したわ!」
…というふうに、膝の上で寝てくれて安心しました。
心底ホッとした瞬間です。
だって、信頼関係をまたイチから築きあげるのはねぇ…。
最後に、もし、この先僕と同じようなトラブルに見舞われる人がいるならば、 (もちろん、そんな人がいないことを祈っていますが…) どういうふうに対応したらいいかを経験者としてお伝えします。
とにもかくにも、とことん質問すること!話し合うこと! これに尽きます。 少しでも気になることがあったら原因を調べてください。
今回のように、「水漏れしている」「床暖房が使えない」など、 明確な不具合がある場合はきっと誰でも問い合わせをしますね。
でも、臭いが気になる、だとどうです? 仕方ないかな、と諦めてしまう人もいるのでは?
どんなことにも原因があります。 小さなことでも、気になることがあるとQOLは下がってしまいますよね?
きっちり調べてもらい、原因を写真や動画に収めておくことも大事。 後々話し合ったりするときに大切な証拠になりますので。 これはぜひ、覚えておいてください!
2回続けて、トラブルについてお話してきましたが、 今はルークとの新しい暮らしにとても満足しています。 次回はそのポイントをシェアさせてください!
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