床掃除に欠かせないのが、掃除機ではないでしょうか。

床の上にはどうしても埃が積もってしまうため、掃除機で吸い取る必要があります。

一方で、掃除機をかけるとき気になるのが大きな音です。

早朝や夜中に掃除機を使うと、騒音でご近所トラブルになることもあり得ます。

本記事では、朝に掃除機を動かしてもよいかどうかについて取り上げています。

平日の朝は何時から掃除機をかけてもいいのか

夜中はさすがにダメでも、朝なら掃除機をかけても問題ないように思えます。

しかし出勤や登校の前に掃除をすませようとすると、朝は朝でも早朝に行うことになってしまいます。

では平日の朝は、何時以降なら掃除機を使っても大丈夫なのでしょうか。

朝は大体8時くらいからなら良いとされている

掃除機を使ってよい時間帯は、法律や条例で明確に決められているわけではありません。

あくまで一般的な常識の範疇かどうかで判断するしかないのが現状です。

一般的に掃除機をかけ始めてもよいと思われる時刻は、朝8時以降だといわれています。

病院や金融機関は9時始業のところが多く、開局や開店の準備時間を逆算すると8時ぐらいからになりますので、家庭での活動開始も大体朝8時ぐらいが目安といえます。

ただし生活スタイルは、ひとによってそれぞれ異なります。

自分が「これぐらいなら大丈夫だろう」と思っても、別の人に「迷惑だ」と受け止められる可能性がある点には注意が必要です。

ご近所への影響が気になるようであれば「自分は出勤の関係でこの時間に掃除機をかけたいのだが、ご迷惑ではないか」など直接確認する方法があります。

また自治会や共同住宅のルールとして、楽器や掃除機など音を立てるものについての規則が定められている場合もあります。

こうしたケースでは、ルールに従うのが原則です。

そのような決まりの有無については、トラブル防止のためにも入居前にしっかり確認しておくことをおすすめします。

7時からかける場合は注意が必要となる

一般的に朝7時は、掃除機を使うにはまだ少し早い時間だと思われます。

朝早起きな人にとっては、朝7時は特別早い時間ではありません。

通勤や通学に時間がかかる場合など、家を出る前に掃除するなら7時ぐらいにしないと間に合わないということもあります。

一方で、朝が弱い人にとって朝7時はまだ寝ている時間です。

あるいは、そろそろ起きなければいけない時刻かもしれません。

就眠中や寝起きは、掃除機の音が特に耳障りなので騒音トラブルに発展しやすいといえます。

そのため、朝7時に掃除機を動かす場合は十分な注意が必要です。

早起きが習慣化していると「早起きは三文の徳!早起きはえらい!寝坊しているひとが悪い!」という風に考えてしまうかもしれません。

しかし、他の世帯にまで早起きを強制する権利は誰にもありません。

迷惑になりそうな場合は、音の出ないフロアワイパーを使用するなど、別の掃除方法で対処することをおすすめします。

フローリングならワイパーを使えますが、カーペットの場合は掃除機を使わないで掃除をすることが難しいと思うかもしれません。

その場合は、電気やモーターを使わない手動掃除機を利用するという方法があります。

音が静かなだけでなく、省エネにもなります。

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休日の朝は何時から掃除機をかけてもいいのか

休日は平日に比べて、起床時間が遅くなる傾向があります。

「仕事や授業のない日ぐらいゆっくり寝たい」と考えるひとは、やはり多いといえます。

すなわち掃除機を使い始めてよい時間も、休日の方が遅くなるということです。

それでは休日の場合、朝何時頃であれば掃除機をかけても迷惑にならないでしょうか。

休日は平日と違い8時でも早いと感じる家庭がある

総務省統計局では、5年に一度「社会生活基本調査」を実施しています。

調査内容には起床時間に関するものも含まれており、総務省のホームページで確認することができます。

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200533&tstat=000001158160&cycle=0&year=20210&month=0&tclass1=000001158164&tclass2=000001158180&tclass3=000001158185

令和3年の調査結果によると、起床時刻の平均は平日で6:38・日曜日で7:20となっています。

掃除機をかけてよい時刻の目安が平日は8時だとすると、平均起床時刻からの経過時間は1時間22分です。

一方で日曜日の8時は、平均起床時刻から40分しか経過していませんので、休日については8時だとまだ早過ぎるということがいえます。

「休日こそ早起きして、旅行や趣味を楽しみたい!」というひとも、もちろんたくさんいます。

しかし「休日はゆっくり寝ていたい」という家庭も多いということが、統計からも読み取れます。

掃除機を動かすのも、休日は平日より遅めの時刻にするようにした方がよいかもしれません。

休日は10時くらいからかけるようにする

前述の総務省の統計からは、起床時刻の分布も確認できます。

起床時刻別の人数構成比を合計してみると、平日は8:00には90.7%のひとが起床していることがわかります。

一方で日曜日では、8:00の段階で起床している人は76.8%に止まっているのです。

その後10:00になると、起床しているひとの割合が90.7%となり、平日の8時と同水準といえます。

以上のデータをふまえると、休日の朝は掃除機を動かすのは10時ぐらいとするのが妥当と思われます。

もちろん居住している地域や住居形態・あるいはご近所住民の特性などによっても変わりますので、一概に「絶対10時」だとは言い切ることはできません。

ひとつの目安として参考にしていただければ幸いです。

まとめ

以上で本記事を終わります。

掃除機の音で、ご近所トラブルに発展することがあります。

掃除機の使用は夜間・早朝を避け、平日は8時以降・休日は10時以降が目安です。

日中に掃除の時間が取れない場合は、音が出ないフロアワイパーや手動掃除機を使うなど工夫してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。