掃除と赤ちゃんの共存法!掃除機の音で泣く赤ちゃんへのアプローチ
2022/12/08
2022/12/08
掃除機をかけているときに、近くにいた赤ちゃんが急に泣き始めて心配になったことはありませんか?掃除機をかけるたびに赤ちゃんが泣くと、何か病気でもあるのかと心配になると思います。
とはいえ、掃除機は掃除に必要です。そのため、どうすれば良いかと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、掃除機の音で泣く赤ちゃんにはどうすれば良いのか、さらに恐怖を和らげる方法や赤ちゃんがいる家庭での掃除機がけの方法をご紹介します。掃除機の音で泣いてしまう赤ちゃんがいる家庭をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
赤ちゃんが掃除機の音で急に泣き始めると、ママ(パパ)もびっくりすると思います。しかし、赤ちゃんは理由を答えることはできませんが、泣いてしまうだけの理由があります。ママもパニックにならず落ち着いて対応することが大切です。
赤ちゃんの聴覚は発達段階の途中であるため、聞いたことのない大きな音に敏感に反応して、びっくりして泣いてしまうのです。また、音を聞き分けることも成長していくにつれて発達していくので、今まで大丈夫だった音にも反応して、急に泣き始める赤ちゃんもいます。
その発達していくプロセスの中で、掃除機の音にびっくりする理由は以下の3つです。
【大きな音にびっくりしている】
赤ちゃんは、まだ大きな音に慣れていません。そのため、掃除機などの大きな音など、まだ聞いたことのない大きな音を聞くと、びっくりして泣いてしまいます。
また、赤ちゃんは聞き慣れない大きな音に、ママ(パパ)が思っている以上に「怖い」と感じてしまうため、泣いてしまいます。
【嫌いな音だから】
大人の人に心地良い音や声などがあるように、赤ちゃんにも心地良くなる音や声があります。そのため、赤ちゃんにとって掃除機の大きな音である可能性が考えられます。
反対に「掃除機の音を聞いているうちに寝ていた」と、掃除機の音を心地よく感じる赤ちゃんもいるため、好きな音や嫌いな音があるのは普通のことなのです。
【赤ちゃんの耳がいいから】
赤ちゃんの耳は、大人の人と比べると敏感になっており、大人が聞き取れない音も聞こえるようになっています。ある意味、聞こえる音が広いので嫌いな音も聞こえやすくなるくらい敏感といえます。
敏感がゆえに「赤ちゃんが過敏すぎて心配」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、発達する中で少しずつ慣れていったり、音を聞き分ける機能も成長してきますので、様子を見ることも大切です。
赤ちゃんの耳が敏感なため仕方ないと思う一方で、それでも掃除機をかけないわけにはいきません。そこで、掃除機の音で泣いてしまう赤ちゃんのための対処方法をご紹介します。
対策の一つとして、音の小さい掃除機にする方法はおすすめです。特に古い掃除機を使っている方は、音が大きい掃除機を使っている可能性があるので、思い切って買い替えても良いかもしれません。
音の目安は、58〜65dBの掃除機なら騒音の目安(出典:環境省)も普通レベルなので、おすすめです。ロボット掃除機であれば、さらに音が小さい商品があります。
床を掃除する方法は、掃除機を使うことだけではありません。掃除機以外の音がしない道具を使うことで、赤ちゃんが音で泣いてしまうことを防ぐことができます。以下の3つのアイテムは、音をほとんど出さないのでおすすめです。
畳はほうきで掃除して、カーペットやラグは粘着カーペットクリーナーを使って掃除してはいかがでしょうか。
【クイックルワイパー】
床掃除は、クイックルワイパーがおすすめです。ウエットタイプなら拭き掃除ができて、掃除機以上に細かなほこりをとってくれます。
【座敷ほうき】
座敷ほうきは、畳掃除するときにおすすめです。電気を使用せず大きな音が出ないため、赤ちゃんも安心することが期待できます。畳の間のゴミも取れるところも良いポイントです。
【粘着カーペットクリーナー】
主に、カーペットやラグを掃除するときにおすすめです。強力な粘着タイプのものを使用すると、大きなゴミから小さなゴミまでしっかり取り除くことができます。
赤ちゃんは、自分の知らない人やものにびっくりして怖がることがあるように、知らない音にも怖がってしまいます。特に大きい音となると、余計に怖がりは強くなってしまいます。
そこで、恐怖を和らげる工夫が必要といえます。
前述したように、赤ちゃんの耳は成長過程の中で敏感になっており、掃除機の音を怖がる赤ちゃんは少なくありません。特に嫌いな音となると、敏感さも相まってパニックしたかのように泣いてしまう赤ちゃんもいます。
赤ちゃんは、成長する中でさまざまな音を聞いて成長していきます。まだ慣れない音だと怖がってしまいますが、少しずつ音を聞いていくうちに音にも慣れていきます。音に慣れてくると、近寄って来たり、触ってみたり興味を示してくれるため、泣くからやめておくのではなく、小さな音から聞かせてあげる気持ちも持ち合わせておくことも大切です。
赤ちゃんが泣くからといって、いつまでも掃除機が使えないのは大変です。そのため、少しずつで掃除機の音を聞かせることも大切といえます。その際に、恐怖心を和らげる工夫も必要になることがあります。ここでは、、2つの工夫をご紹介します。
【声をかけながら掃除機をかける】
掃除機をかけるときに、近くで声をかけたり、おんぶしながら声をかけることは有効です。もしくは、ママとパパで協力して、どちらかが抱っこしながら掃除するのを一緒に見て「ママお掃除してるね〜怖くないよ〜」などと、声をかける方法も効果的です。
慣れるまでは泣くこともあるかもしれませんが、安心するママ(パパ)が近くにいることで、怖くても安心する人がいる状況のため、泣くことも少なくなります。
【赤ちゃんが好きなもので気を紛らわせる】
赤ちゃんが泣いているときに、違う音が聞こえたり、ものが見えたりすると急に泣き止むことがありませんか?これは、泣いている意識が別のところの意識へ変わったからです。これと同じように、掃除機をかけるときに赤ちゃんが好きなもので気を紛らわせると、そちらに集中して泣き止むことがあります。
掃除機の音が大きくても好きなTVやおもちゃなどを活用すると、そちらに夢中になってくれるので、夢中になっている間に掃除機をかけることができます。
工夫をしてみたけれど、それでも反応がイマイチだった方に秘策をご紹介します。
【おもちゃの掃除機を使って一緒に遊ぶ】
何をしても、子どもが掃除機の音を聞くと泣いてしまう方は、おもちゃの掃除機を使って一緒に遊ぶのがおすすめです。最近のおもちゃは、子どもサイズで遊べるようにできており、実際に吸引できるタイプもあります。
おもちゃの掃除機を使って、「あそこのホコリマンを退治するよー!」と遊びながら掃除機をかけていると、いつの間にか子供の掃除機に対する恐怖心が薄れるはずです。
【好きなキャラクターの写真を貼り付ける】
好きなキャラクターがいる子どもは多いはずです。子どもが好きなキャラクターを掃除機に貼り付けると、掃除機に興味を持って恐怖心がなくなることがあります。もしくは、写真などを活用することもおすすめです。
赤ちゃんがいても掃除しないといけません。また、掃除に不可欠な掃除機もかけなければなりません。しかし、赤ちゃんがいる家庭では、予定通り掃除ができないこともあると思います。
赤ちゃんが掃除機の音を怖がるから掃除しないというわけにはいきません。掃除しないことで、ほこりやハウスダストがたまって、赤ちゃんがアレルギー体質になるなど、健康に影響が出てきてしまうと大変です。
そのため、掃除はこまめに行う必要があり、また、できるだけ掃除機がけは必要といえます。掃除機がけは、お部屋を綺麗にするだけではなく、健康を守るためにも大切になってきます。
赤ちゃんの健康のためにも、掃除機をかけるのは大切ですが、掃除機をかけるチャンスは少ないと思います。赤ちゃんが寝ているときにしたくても、掃除機の音で起きてしまうか心配になったり、隣の部屋に避難させると、赤ちゃんから目を離すことに気が向いたりと、掃除機をかけるチャンスは作るのが難しいといえます。かといって、おんぶしながらだとママが疲れてしまうので大変です。
育児と掃除の両立が大変な場合は、無理せずパパに協力してもらうなど、誰かに頼ることも大切です。子どものために掃除しようと思っても、泣いてしまうからできないとなると、ストレスも溜まってしまいます。お休みの日に散歩に連れて出してもらって、その間に掃除やほかの家事をまとめてやるのが良いです。それでも難しい場合は、音のならない掃除道具を使って掃除してみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんがいる家庭での掃除機がけは、正しい方法でかけないとゴミを取りきれないことがあります。赤ちゃんの健康に影響が起こらないように、ここでは正しい方法で掃除機をかける方法を紹介します。
【フローリング】
フローリングの掃除機かけは、朝一番がおすすめです。ほこりは寝ている間に床に落ちていきます。そのため、朝が一番床にほこりがたまっている状態ですので、朝に掃除機をかけるとほこりを取りやすくなります。
【畳】
畳は、畳モードがおすすめですが、畳モードがついていない掃除機の場合は、ゆっくり動かすことを意識してみてください。また、畳掃除は夜がおすすめです。ダニは夜行性なので、しっかりとダニを吸い取ることができるはずです。もし、近所迷惑を気にして夜の掃除ができない方は、日中にカーテンを締め切るなどして、お部屋を1時間ほど暗くさせてからお掃除するのもおすすめです。
【カーペット、ラグ】
カーペットやラグも、掃除機をゆっくり動かすことが大切です。早く動かしてしまうと、ゴミやほこりをしっかり吸い取ってくれません。また、一定方向に掃除機をかけると取り除けないゴミが出てくるので、色んな方向から掃除機をかけることが大切です。
赤ちゃんが掃除機の音で泣くと、ママ(パパ)も心配になります。しかし、耳が成長する中で敏感に反応してしまうことは普通のことです。また、赤ちゃんによって心地良い音や声も違います。
しかし、掃除機の音で泣いてしまう赤ちゃんがいる家庭では、赤ちゃんに気を使うあまりストレスをを溜めてしまうかもしれません。ストレスをためないためにも、赤ちゃんが掃除機に対する恐怖心や恐怖心を和らげる工夫は必要です。まずは赤ちゃんが安心するように、優しい声かけなどから始めていきたいですね。
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