浴室乾燥機の交換はどこに頼む?おすすめの依頼先や注意点について
2024/07/26
2024/07/26
浴室乾燥機があると、お風呂を清潔な状態に保ちやすくなり、お掃除の手間が省けます。また、洗濯物を干す際にも便利です。
しかし浴室乾燥機は10年前後で寿命を迎えます。壊れてしまった浴室乾燥機は、交換工事をしてください。
この記事では、浴室乾燥機の交換の依頼先や費用の目安をご紹介します。新しい浴室乾燥機を選ぶ際の注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
浴室乾燥機の交換の依頼先は、以下が挙げられます。
それぞれの特徴を解説します。
今使用している浴室乾燥機のメーカーに頼むのが、1番安全で安心、と考える方も多いかと思います。
しかしメーカーは修理に対応していないことが多く、基本的には販売店経由となります。そのため連絡をしても商品の後継品や既存製品の情報などしか得られない可能性が高いといえます。
浴室乾燥機の購入店舗の情報が残っている場合は、問い合わせをしてみると良いかもしれません。交換リフォームに対応してくれる可能性があります。
しかし今の製品を取り付けてから10年以上が経過している場合、店舗の状況も変わっているかもしれません。店自体がなくなっていることも考えられるため、その場合は他の会社に工事を依頼する必要があります。
ホームセンターや家電量販店にも、浴室乾燥機の交換工事を依頼できます。店舗によってはポイント還元といった特典を用意しているところもあるため、お得に交換工事をしたい方におすすめです。
ただし、ホームセンターや家電量販店はあくまで窓口で、実際の工事は下請け会社が行います。スタッフが浴室乾燥機の交換工事に関する詳細を把握していない場合、不明点や不安点を解消できないまま、工事を迎えることもあるかもしれません。
また、専門点ではないため特殊な機種への交換工事や複雑な工事は、断られてしまう可能性もあります。
リフォーム会社であれば、工事実績も豊富で製品への知識にも長けています。
ただし、リフォーム会社にも得意な工事とそうでない工事があります。浴室乾燥機といった電気機器のリフォームは、住宅設備専門のリフォーム会社への依頼がおすすめです。
住宅設備専門のリフォーム会社であれば、自宅の浴室にぴったりの製品の提案だけでなく、その他の設備の相談などもできます。浴室乾燥機の施工経験も豊富なため、安心して交換工事を任せられるのではないでしょうか。
インターネットで検索すると出てくるネット業者をは、浴室乾燥機の品番や設置場所の写真などを送ると見積りが取れるため、現地調査の時間や在宅の手間がかからないメリットがあります。
実店舗を持たない業者が多く、ほかの業態よりもリーズナブルな価格で浴室乾燥機交換をしています。
他の利用者の口コミやレビューをチェックしましょう。特に信頼できるプラットフォームやレビューサイトでの評価が高い業者は安心できます。
公式サイトに詳細な会社情報、サービス内容、料金体系、問い合わせ先などがしっかりと記載されている業者は信頼性が高いです。サイトのデザインや情報の更新頻度もチェックポイントです。
一部の業者は、業界団体や第三者機関からの認証を受けている場合があります。これらの認証がある業者は信頼性が高いといえます。
個人情報保護に関するプライバシーポリシーがきちんと明示されているかも合わせてチェックします。
電話やメールでの問い合わせに、迅速かつ丁寧に対応してくれる業者は、顧客対応に力を入れているため信頼できます。
料金やサービス内容が明確に記載されており、追加料金や隠れた費用が発生しないように説明されているか確認します。
契約書や利用規約がしっかりとしており、内容に不明点や不利な条項がないか確認します。契約前に細かい点まで確認することが大切です。
長い歴史や多くの実績を持つ業者は、それだけ多くの顧客から信頼されてきた証です。施工実績や施工事例を確認しましょう。ネット業者の運営元が上場企業である場合などは、上場にあたって厳正な審査を受けているので、社会的信用が大きいといえます。
これらのポイントを総合的にチェックし、自分にとって最も安心できる業者を選ぶことが大切です。
浴室乾燥機を交換した場合の費用相場は、工事費を含めて10〜20万円前後です。
電気式・ガス式など、製品の熱源によって費用は異なります。また、サイズやメーカーが違う製品に交換する場合、追加工事が必要になるケースもあります。
工事当日になってから追加費用を突然申し出られてびっくりすることのないよう、発生する可能性も含めて見積りを提示してくれる業者を探すことが大切です。
浴室乾燥機を設置する際は、以下の点に注意が必要です。
それぞれの詳細について、見ていきましょう。
浴室乾燥機の設置方法は、壁掛け式と天井取り付け・天井埋め込みの3タイプがあります。
壁掛け式 | 天井取り付け型 | 天井埋め込み型 |
それぞれに違いがありますが、交換取り付けの場合、基本的には既存のタイプと同じ設置方法を選んだほうが安心です。
既存の浴室乾燥機と設置方法が違うと、天井や壁に穴を開けなくてはならず、工事費用が増してしまいます。また、お風呂の間取りやタイプによっては、設置できないことも考えられます。
浴室乾燥機の熱源は、ガス式と電気式の2種類があります。
ガス式はパワーが強く、短時間で浴室内を乾燥させます。洗濯物をお風呂場で干すことが多い方は、ガス式のほうが良いかもしれません。
しかしその分、ガス代が高額になってしまいがちです。さらに設置費用も電気式と比べて高く、熱源機の設置も必要になります。
電気式はガス式ほどのパワーはありませんが、設置工事が簡単です。省スペースでも取り付けができるため、コンパクトなお風呂におすすめします。
ただし、電気式の浴室乾燥機は電気代が発生します。パワーが弱い分、乾燥までに時間がかかるため、ランニングコストはガス式より高額になることも少なくありません。
浴室乾燥機を交換・新設する場合、現状の通気口の数に対応している製品でないと取り付けができません。
たとえば、通気口が浴室と洗面所の2か所に通じている場合は、「2穴専用」の浴室乾燥機を選ぶ必要があります。
通気口の数は素人では判断がつきにくいケースが多いため、製品の取り付け・交換を依頼する施工会社に確認してもらったほうが安心です。
浴室乾燥機にはさまざまな機能があります。暖かい風が出てきて浴室を乾燥させるだけのタイプもあれば、冷たい風を出す涼風機能を備えたタイプ、ミストや打たせ湯などの機能を持つ浴室乾燥機もあります。
浴室乾燥機を選ぶ際は、求める機能の有無も重視することが大切です。
既存の浴室乾燥機よりも大きなサイズの製品を取り付ける場合、開口を広げる工事が必要です。逆に小さい浴室乾燥機に変更する場合は、パネルを設置し開口の縮小工事を行います。
サイズ違いの浴室乾燥機を設置すると、このように開口サイズの変更工事が伴います。工事代が高くなってしまうため、設置費用の負担を抑えたい方は、浴室乾燥機のサイズは既存の製品と合わせるのがおすすめです。
浴室乾燥機の設置費用を抑えようとして、本体をネット通販などで購入し、取り付けだけをプロに依頼する事例もあります。
しかし個人で取り寄せた製品が、施工会社にとって馴染みがない場合、メーカーへの確認や必要な資材の用意などに時間を有します。その結果、手間賃として設置費用が上乗せされてしまうことも考えられます。
また、浴室乾燥機本体を持ち込んで取り付け依頼をした場合、工事保証といったアフターサービスの対象から外れてしまうことも。さらに、取り付け工事のみに対応してくれる会社も少ないため、依頼先を探すことに時間がかかるケースも考えられます。
このように、安く浴室乾燥機を導入しようと思って本体購入と取り付けを別々に手配しても、結果的に高くなったり、手間が生じたりすることは少なくありません。
浴室乾燥機の取り付けを依頼する際は、本体の手配と工事の両方を、プロに依頼したほうが安心です。
工事費用を抑えるために、浴室乾燥機を自分で設置できれば……と考える方もいるかもしれません。
しかし浴室乾燥機の設置には、「電気配線工事」の資格が必要です。無資格者が施工を行うと法令違反となるので注意してください。
資格があったとしても工事経験が少ないと、ミスや事故が発生する可能性があります。必ず、浴室乾燥機の設置はプロに依頼してください。
浴室乾燥機の交換時期の目安は、10年前後とされています。
しかし10年が経過していなくても、異音や異臭がしたり、風の勢いが弱かったりといった異変を感じたら交換をしたほうが良い時期です。
10年という数字は、一般的な使用時間に基づいて算出されています。浴室乾燥機をたくさん使う家庭であれば、10年を待たずに浴室乾燥機が故障してしまうことも考えられます。
浴室乾燥機はお風呂のカビの増殖を抑え、清潔な環境を保つのに便利な機器です。また、洗濯物を乾かす際にも役立ちます。
浴室乾燥機の設置を検討している方は、ご自宅のお風呂の広さや間取り、求める機能などを考慮した上で、適切な製品を選んでください。
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