エアコンの右側から水漏れする原因と対策方法とは?その他の水漏れの対処方法・予防方法も
2024/04/09
2024/04/09
エアコンの右側からの水漏れは、排水ホースの詰まりやエアコンの取り付けの不備などが原因と考えられます。
適切に対処することで水漏れを改善できる可能性もありますが、原因によってはエアコンの修理や交換が必要になるケースもあります。
この記事では、エアコンの右側から水漏れが起きる原因や、その他の水漏れが発生する理由、水漏れの対策方法や予防策などについて解説します。
エアコンの水漏れで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
目次
エアコンの右側から水漏れをした場合、考えられる原因の1つが排水ホースの詰まりです。
排水ホースに葉っぱや異物などが混入しているとエアコン内部に溜まった水が外部に排出できず、室内側のエアコンから水が漏れてしまうことがあります。
また、エアコンを取り付けた際に水平でないことも、水漏れの理由として考えられます。一般的なエアコンの排水管はエアコンの右側に取り付けられますが、左側に配管がある場合、取り付け角度を誤ると右側から水が垂れてくることがあります。
加えて、右側の水漏れは製品の不具合が原因となっていることも。メーカーの中には、エアコンの右側の水漏れがリコールの対象となっている品もあります。エアコンの品番を確認し、リコールに当てはまる品か、確認してみてください。
エアコンの水漏れは、エアコンの右側以外の場所から発生することもあります。それぞれの場所に生じた水漏れの原因について、見ていきましょう。
エアコンの吹き出し口の両側、もしくは全体から水が出る原因としては、ドレンホースの詰まり・歪みが生じていることが考えられます。エアコン内部で発生した結露をドレンホースが受け止めきれず、エアコンの吹き出し口に溢れているのかもしれません。
また、ドレンホースの勾配が適切でないことも、吹き出し口の両側・全体から水漏れが発生する理由の1つです。水が流れるよう、通常はドレンホースはやや下向きに取り付けます。しかし施工ミスにより上向きに取り付けてしまった結果、水が流れずにエアコン本体から排出されてしまうケースもあります。
本体の背面から生じる水漏れは、ドレンホースの接続不良が原因です。エアコン背面にはドレンホースが取り付けられています。
きちんとホースが接続されていないと、つなぎ目から水が漏れてしまうこともあります。
本体の底面から水がポタポタと落ちてきている場合は、ドレンホースの詰まりを疑ってください。虫や葉っぱなどの異物が混入しているのかもしれません。
もしくは、結露を受け止めるドレンパンが割れている可能性もあります。ドレンパンは掃除や取り付けの際にヒビが入ることもあるため、扱いには注意が必要です。
室外機からの水漏れは、エアコンの霜取り運転が行われている場合やエアコン内部に溜まった水を排水していることで生じます。
水漏れではなく正常に機能している証拠となるため、室外機周りが濡れていても、それほど心配はしなくて大丈夫です。
エアコンの吹き出し口全体に発生している水滴は、室内の空気とエアコンの温度差が大きいことで生じる結露です。
とくに心配する必要はありませんが、結露が長時間続くと、エアコンにカビが発生します。見かけたら、布巾などで拭き取ることをおすすめします。
エアコンに水漏れが発生したら、慌てずにすぐに次の行動を実践してください。
エアコンの水漏れを確認したら、まずはエアコンの電源を落とし、コードをコンセントから抜きます。
水分を含んだエアコンを通電させることで、故障や事故が発生するリスクが高まるためです。
コンセント部分までびしょびしょに濡れている場合は、ブレーカーを落とします。その後、コンセントが乾くまでは電源に触れないようにしてください。
エアコンの水漏れによって床や壁が濡れてしまった場合、放置や自然乾燥は避けてください。水はどんどん内部に染みこんでいくため、水分が家の構造部分を傷める原因となります。
濡れている箇所の水分を雑巾や布巾で拭き取ったらドライヤーをあてて乾燥させてください。
エアコンの水漏れのほとんどが、ドレンホースの異常によって発生します。外に出て、エアコンのドレンホースの状態を確認してみてください。
おかしな角度を向いていたり見える範囲で異物が侵入していたりする場合は、ホースの向きを変える・中身を取り出すなどの対処をしてください。
エアコンの水漏れの原因がドレンホースの詰まりであれば、自分で解消できることもあります。しかし取り付け位置のトラブルやホースの接続不良などが原因の場合、自己解決は困難です。
エアコン修理の専門会社に依頼をし、見積もりの作成を早めに依頼してください。エアコンが古い場合は、買い替えも視野に入れることをおすすめします。
水漏れが解消したら、エアコンの電源を入れて送風機能で稼動させます。送風にすることで、エアコン内部に残った水分も乾燥させられます。
まずは送風機能でスイッチを入れて、内部もしっかり乾かした後に、冷房・暖房に切り替えてください。
エアコンに水漏れが発生すると、家財を傷めてしまったり事故のリスクが高まったりします。水漏れが起きないように、日頃から予防策を取り入れることをおすすめします。
エアコンの水漏れでもっとも多い原因が、ドレンホースの排出トラブルです。ドレンホースは外にあるため、土や葉っぱ、虫などが混入するケースがあります。
ドレンホースの防虫キャップなどを取り付けることで、虫だけでなく土や葉っぱなどの侵入も抑制できます。
エアコン内部に水が溜まらなければ、水漏れは発生しません。
エアコン内部をなるべく乾燥させるために、結露が生じるのを防ぐことをおすすめします。
エアコンの結露は、送風機能を活用することで防げます。エアコン使用後は30分間、送風運転にしておいてください。
また、風量を上げたり設定温度を室温に近づけたりするのも、結露防止に効果的な方法です。
エアコンに汚れが溜まるとうまく排水ができず、水漏れが発生する可能性が高まります。
メンテナンスをすることで、エアコンの水漏れ防止に繋がります。フィルターや吹き出し口など、手が届く範囲は定期的に掃除をしてください。
エアコンの水漏れの多くは配管トラブルですが、それ以外の原因が隠されている可能性もあります。ご紹介した内容を参考にして、エアコンの水漏れの原因を特定し、適切な対処方法を取り入れてください。
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