天井埋め込みエアコンの寿命は?交換費用と業者選びのポイントも
2024/07/16
2024/07/16
「天井埋め込みエアコンを設置したいけど寿命が気になる」
「天井埋め込みエアコンを設置して後悔しない?」
天井埋め込み型のエアコンは空間をすっきり見せる点がメリットです。一方で、壁掛けエアコンと違って不具合に気づきにくいことや、メンテナンスに手間と費用がかかることから、寿命の長さをデメリットと捉える方も多いと思います。
この記事では、天井埋め込みエアコンの寿命や交換費用などをご紹介します。天井埋め込みエアコンの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
天井埋め込みエアコンの寿命は、10〜15年ほどとされています。通常の壁掛けエアコンと寿命の長さはほとんど変わらず、メンテナンスの有無や使用する頻度、環境などによって寿命は左右されます。
適切なメンテナンスを定期的に行うことで、一般的な寿命より長く使用することも可能です。
天井エアコンの寿命を縮める大きな理由は、メンテナンス不足や稼働効率の高さ、長期間の未使用などが挙げられます。
それぞれの詳細を、解説します。
天井埋め込みエアコンの掃除の頻度が低いと、故障を早める原因となります。フィルターの汚れや詰まりはエアコンの稼働率を低下させ、危機に負担をかけるためです。
ペットを飼っている家庭や、タバコを吸う人がいる家などは、1年に1回はエアコンクリーニングを業者に依頼したほうが安心です。そうでない場合でも、2年に1回は、エアコンの丸洗いをすることで、天井埋め込みエアコンを長く使用できます。
寒冷地や温暖な地域など、エアコンの使用頻度が高い地域は、エアコンの寿命が早く訪れてしまうことも。
天井埋め込みエアコンの寿命を伸ばすためには、エアコンを使いすぎず、その他の冷暖房危機と併用することも視野に入れてみてください。
また、適切な温度設定や風量設定であることも、エアコンの寿命を左右する要因です。1日中使い続けることはせず、必要に応じて休止させることも大切です。
エアコンは使用しない期間が長いと、内部の機器が劣化してしまいます。とくに冷媒ガスは自然と減少してしまうことも。長期間、未使用の状態のエアコンを久しぶりに使ったら、ぬるい風しか出てこないといったことも考えられます。
また、稼働していないエアコンの内部にも、カビや埃が溜まっていくもの。汚れに気づくことができないため、エアコンの寿命を早める原因となるケースも考えられます。
交換費用は、エアコン本体の価格に加えて、取り付け工事費用がかかります。一般的な交換費用の内訳は以下の通りです。
総額で16万円〜48万円程度が相場です。ただし、エアコンの機能性や取り付ける環境、必要となる部材などによって金額は変化します。
天井取り付けエアコンの交換を依頼する際は、業者の実績に着目することが大切です。
業者の中には、天井埋め込みエアコンの取り付けに慣れていないところもあります。取り付け事例を確認し、天井埋め込みエアコンの設置経験が豊富なところを選ぶと安心です。
さらに、費用の内訳がわかりやすいことや、追加費用が発生する際も、事前に説明してくれる会社だと安心です。アフターサービスや保証の内容などもチェックしたいポイントといえます。これらが充実していることで、エアコンの交換時、交換後にトラブルが発生した際も、すぐに対処してもらえます。
天井埋め込みエアコンには、壁掛けエアコンとは異なるメリットがあります。その内容を、解説します。
天井埋め込みエアコンは、壁掛けエアコンや天井に吊り下げられるタイプのエアコンと違い、見た目がすっきりします。機器の存在感が少なく、部屋全体を見渡したとき視界に入りにくいため、空間の美観を保ちたい方にぴったりです。
天井埋め込みエアコンは壁掛けエアコンと比べ、室温を均一にする機能に優れています。部屋全体に暖かい・冷たい空気が行き渡るため、部屋のどこにいても快適性を保てます。
また、壁掛けエアコンよりも高い位置から空気が排出されることで、風が直接当たりにくくなる点もメリットです。エアコンの風による乾燥も対策ができるため、美容や健康の維持にも役立ちます。
天井埋め込みエアコンの場合、複数機を設置しても、室外機は1台で済む場合が多い傾向にあります。室外機の設置スペースを節約できるため、建物の美観の維持ができます。
また、室外機が1つで済むことから、設置やメンテナンスの手間も削減可能です。エアコンの導入や維持の負担が減るため、費用や時間を節約しながら快適な空間を保てます。
天井埋め込みエアコンにはデメリットもあります。その内容を、解説します。
天井埋め込みエアコンを設置する場合、天井裏に十分なスペースが必要です。また、天井裏の梁の位置も重要です。室外機への配管を通すのに、梁が邪魔にならない場所を探さなくてはなりません。
また、照明が天井埋め込みエアコンに干渉しないことも大切です。このように天井埋め込みエアコンの設置場所にはさまざまな制約が生じます。家の構造によっては、大掛かりな設置工事が必要になることも考えられます。
天井埋め込みエアコンは通常の壁掛けエアコンと違い、天井に穴を開ける工事が必要です。さらに上述したように、配管の適切な位置を洗い出す必要もあるため、設置に手間がかかります。
そのため設置費用が壁掛けエアコンと比べると、高額になりがちです。
天井埋め込みエアコンは壁掛けエアコンほど需要が高くありません。そのためメンテナンスや修理をできる業者は限られます。
また、天井埋め込みエアコンの構造は壁掛けエアコンよりも複雑です。そのため、メンテナンスや修理には技術を要し、費用も高額な傾向にあります。
壁掛けエアコンと比べ手軽に掃除や修理ができない点は、天井埋め込みエアコンの大きなデメリットと言えます。
天井埋め込みエアコンは天井の中に組み込まれています。そのため、配管にトラブルがあった際になかなか気付けないことも。
故障に気づかず使用し続けた結果、寿命を早めてしまうことも考えられます。天井埋め込みエアコンに少しでも異変を感じたら、すぐにメンテナンスを依頼したほうが安心です。
天井埋め込みエアコンを長持ちさせるためには、適切なメンテナンスや使用頻度などを守ることが大切です。
ご紹介した内容を参考にして、天井埋め込みエアコンの寿命を長く保てるように、扱い方に注意しましょう。
また、古くなった天井埋め込みエアコンは交換も検討してみてください。メンテナンスを繰り返し行い使い続けるより、買い替えの方が長い目で見ると少ない費用負担で済むケースもあります。
新型の天井埋め込みエアコンは電気代の削減も期待できます。寿命の近い、もしくは寿命を過ぎた天井埋め込みエアコンを使用している方は、交換を選択肢に含めることをおすすめします。
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