エアコンの水漏れの修理費用の相場とは?水漏れの原因と使用し続けた場合のリスク
2024/06/10
2024/06/10
エアコンから水漏れを放置することで、さまざまなリスクが生じます。そのため、エアコンの水漏れを発見したら、すぐに修理を依頼してください。
この記事では、エアコンの水漏れに対する修理費用の相場をご紹介します。水漏れの原因や使用し続けた場合のリスクについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
エアコンの水漏れが発生した際は、速やかに以下の対策を講じてください。
水漏れが発生した状態でエアコンを稼働させると、水滴が電流に触れる可能性があり、感電事故の原因となります。そのため電源を切りコンセントを抜いてください。
エアコンの電源を切った後は、水滴で濡れた壁や床をきれいに拭き取ります。濡れた状態を放置すると、構造部分に水が侵入し、カビや腐食を発生させる原因となります。乾いたタオルなどを使用して、水滴をしっかり取り除いてください。
最後に、ドレンホースの異常をチェックします。エアコンの水漏れはドレンホースに起因することが多いため、詰まりや角度の不具合が確認できる場合は、適切な対処をしてください。
エアコンの水漏れ修理の費用相場は、7,000円〜1万5,000円ほどです。
ドレンホースの詰まりやエアコンの傾き、部品の一部の破損などが水漏れの原因の場合、修理費用は1万5,000円以内に収まることが多い傾向にあります。
一方、基盤やモーター部分など、構造に関わる機器の故障が原因の場合、修理費用は5万円前後に達する可能性があります。
古いエアコンの場合、修理後も水漏れやその他の不具合が再発することが少なくありません。また、古いエアコンは現代のエアコンに比べて電気代が高額のため、修理を何度も繰り返すより、新しく買い替えたほうが経済的な場合もあります。
エアコンの寿命は10年前後のため、使用年数から10年近く経過したエアコンに水漏れが発生した場合、買い替えも検討してみてください。
エアコンの水漏れ修理の依頼先は、保証期間内であれば購入店舗に問い合わせをしてみてください。修理費用の自己負担はなく、店舗が提携の専門業者を手配してくれます。
保証期間外であれば、エアコンの専門業者を自分で探す必要があります。最近では、業者の比較サイトも多いため、活用してみるのもひとつの手です。
エアコンの水漏れが発生した際は、発生場所と原因の特定が必要です。ここからはエアコンの水漏れが発生する場所と、発生場所から予測される水漏れの原因を解説します。
エアコンの背面で発生する水漏れは、ドレンホースの歪みや接続不良、詰まりなどが原因と考えられます。
ドレンホースに流れるはずのエアコン内部の水が排出されず、エアコンの背面から溢れてしまったのかもしれません。
ドレンホースの不具合を解消しても直らない場合、エアコンとドレンホースの接続部分に原因がある可能性が高いといえます。その場合は、専門の会社に修理を依頼してください。
エアコン本体の下部から水漏れが発生している場合、エアコンのドレンパンの劣化が原因と考えられます。
ドレンパンとは、エアコン内部で発生した水滴を、一時的に受け止める受け皿のことです。ドレンパンが割れたり欠けたりしていると、水を受け止めきれず、水漏れが生じるケースがあります。
また、ドレンホースの詰まりによってドレンパンでは受け止めきれない量の水が、エアコン内部に溜まっている可能性も考えられます。
いずれにしても、自分で修理をすることは難しいため、専門の修理会社に相談をしてください。
エアコンの吹き出し口全体から水がポタポタと落ちてくる水滴は、エアコンのルーバー部分に溜まった結露の可能性があります。ルーバーを上向きにして水滴が落ちてこないことを確認できる場合、水漏れの正体は結露となるため、故障ではありません。設定温度を室温に近づけることで解消できます。
結露ではない水漏れが発生している場合、エアコン内部に不具合が生じていることが考えられます。ドレンパンの故障か、ドレンホースの歪みを疑ってみてください。
また、エアコンの片側から水漏れをしている場合は、本体が傾いて設置されていることが原因かもしれません。再設置が必要となるため、専門の会社に依頼をしてください。
室外機からの水漏れは、エアコン内部の結露がドレンホースによって排水されることで生じます。故障ではないため、心配する必要はありません。
ドレンホース以外の場所から水漏れが発生している場合は、エアコンの故障や配管の接続不良などが原因の可能性があります。専門の会社に相談をしてみてください。
水漏れしたエアコンは、すぐに使用を中止してください。使用し続けると、エアコンが故障するリスクが高くなります。
また、使用するたびに水滴が落ちることで、壁や床などを傷める原因となります。賃貸の場合は、エアコンの不具合をオーナーに報告しなかったことを理由に、高額の原状回復費用を退去時に請求される可能性もあります。
水滴がその他の家電に触れて故障してしまうリスクも、ゼロではありません。水漏れが発生しているエアコンの内部はカビが発生しているため、健康被害にもリスクが生じます。
このように、水漏れしたエアコンを使用し続けると、暮らしにさまざまな悪影響を及ぼします。水漏れを発見したら、すぐに修理をしてください。
エアコンの水漏れが生じた場合、すぐに修理が必要です。信頼できる専門の会社に相談し、修理を依頼してください。
また、エアコンの寿命はおおよそ10年のため、使用から10年前後が経過しているエアコンに水漏れが発生している場合は、修理よりも交換をおすすめします。古いエアコンは見えない箇所に不具合が生じていることが多く、水漏れを修理しても、別のトラブルが再発する可能性があります。
本格的に故障してエアコンが使えなくなったり、家財や健康にリスクを及ぼしたりする前に、予防策として買い替えを検討してみてください。
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