エアコンのルーバーが動かない!交換方法や掃除&お手入れの方法を解説!
2024/06/07
2024/06/07
エアコンの電源をつけると動く「ルーバー」。風向き調整時などに大活躍する大切なパーツです。
そんなルーバーが動かなくなってしまった場合どうすれば良いのでしょうか?
この記事ではルーバーが動かなくなったときの対処法やルーバーの交換方法、お手入れの方法を解説いたします。
目次
エアコンのルーバーとは、エアコンの吹き出し口に設置されている羽根状の部品です。冷風や温風を均等に広げる役割をもっています。
エアコンのルーバーは、上下に動かすことができ、ルーバーの向きで風の方向を調整できます。
ちなみに、エアコンのスイング機能を使った時には、ルーバーが自動で動くため、風に流れが生まれるのです。
エアコンのルーバーの主な役割は、以下の3つです。
エアコンから吹き出る風は、羽根状のルーバーに沿って室内に行き渡ります。ルーバーの向きを変えることで、風の向きを自由に調整することができ、部屋全体を均一の温度にすることができるのです。
冷え性の方など、風が身体を直撃しないよう、風向きをこまめに変えている方も多いかもしれませんね。
その時に、風の向きを変えてくれるのもルーバーになります。
最近のエアコンでは、自動運転で部屋を均一な温度にするために、ルーバーが自動で動くことも。
ルーバーで風向きを変えることで、部屋の中に空気の流れを生み出し、より効率的に室温を設定温度に近づけることが可能になるのです。
たとえば、暖房時には、暖かい空気を下向きに流すことで、冷えた空気を上に押し上げ、部屋全体を効率的に暖めることができます。
風が均等に行き渡ることで、冷暖房効率が高まり、節電にも繋がります。
電源をつけたのに、エアコンのルーバーが動かないと、エアコンが壊れてしまったのではないかと心配になります。
ルーバーの隙間から冷風や温風が吹き出してくるときは、ルーバーの不具合と考えることができ、エアコンの内部の故障ではありません。
ルーバーが動かない場合、ルーバー本体の劣化とモーターの故障の2パターンが考えられます。
モーターが故障してしまった場合は、業者による修理か買い替えが必要です。
ルーバーの劣化なら、ルーバーを交換するだけで直ります。
故障箇所を確認してモーターに不具合がなければ、ルーバーを自分で交換してみるのがおすすめです。
ただし、一般にエアコンの寿命は約10年といわれています。
もし設置から10年以上経過しているエアコンをご利用の場合には、ルーバー以外の箇所に不調が出たり本格的に故障する前に、新しいエアコンへの交換を検討してみてもよいかもしれません。
ルーバーが動かなくなった原因がルーバーの劣化にあるのか、モーターの故障にあるのか確認するためには、一度ルーバーを外さなくてはいけません。
見分け方とルーバーの交換方法を手順に沿ってご紹介します。
まずは古いルーバーを取り外します。
念の為、ルーバーを取り外す際には、コンセントを外しておきましょう。
次にエアコンのルーバーを固定しているパーツを外します。
ルーバーの真ん中と端で固定されていることが多いため、そのあたりをチェックしてみてください。真ん中を外してから端を外すと比較的簡単に外すことができます。
ルーバーが取り外しにくい場合、少し弓なりにしならせても大丈夫です。
ただし、力任せに引っ張るのは避けてください。
ルーバーを取り外したら、一度電源をつけてみます。
運転モードはどのモードでもかまいません。電源をつけたら、リモコンで風向きをかえていきます。
風向きを変えて、リモコンの表示に変化があれば大丈夫です。動いていないようだったら、モーター故障の可能性があるため、プロの手による修理が必要になります。
モーターに異常がなければ、ルーバーの劣化が考えられるので、ルーバーを交換してください。
ルーバーの交換は簡単ですので、自分で交換することができます。
まずは交換する新しいルーバーを用意します。
メーカー純正の交換パーツがあるので、お使いのエアコンに対応しているルーバーを選んでください。
製造から10年以上経過しているエアコンは、パーツがない可能性もあります。
その場合は、エアコンの買い替えを検討する良い機会かもしれません。
取り付けは、取り外した手順と逆の手順で取り付けていきます。
軽く曲げると、うまく設置することができます。
最後にエアコンの電源を入れ、リモコンでルーバーの動作を確認します。
風向きを変えて、どの角度でも正常に作動するか確認してください。
エアコンのルーバーは、カビがつきやすいパーツの一つです。
定期的にお手入れをすることで綺麗なまま長持ちさせることができます。
ルーバーの表面に付着したほこりや汚れは、柔らかいクロスを使って優しく取り除きます。
細かな隙間に溜まったホコリは古歯ブラシなどで取り除いてください。
ルーバーに結露や水滴がついていると、カビが発生しやすくなります。
結露を見つけたら、すぐに拭き取り、結露対策をしてください。
ルーバーの向きをかえたり、ドレンホースのつまりを解消することで、結露対策ができます。
エアコンの効率を保つためには、ルーバーだけでなくフィルターの掃除も重要です。
ルーバー掃除をした際に、ついでにフィルター掃除をすると良いかもしれません。
フィルターにほこりが溜まると、エアコンの風が弱くなり、冷暖房効率が悪くなります。
カビが発生する原因にもなるため、フィルター掃除することでルーバーを綺麗に保ちやすくもなるのです。
最後にエアコンのルーバーに関するよくある質問をまとめました。
ルーバーのお手入れや交換時に気になりやすい疑問をQ&A形式で紹介していきます。
A. エアコンのルーバーを手で動かすのはNG。
ルーバーを手で動かすと、モーターに思わぬ不可がかかります。
手で開閉すると、ルーバーとモーターが合わさる軸や受け軸が割れてしまう可能性も。
ルーバーの方向を変えたい場合は、リモコンを使用してください。
A.ルーバーは上下の風向きを調整するパーツです。左右の風向きを調整したい場合は、フラップを調整します。(機種によっては左右ルーバーの名称のこともあります。)
手動で動かすタイプのものと、自動のものがあります。
自動で左右の風向きを変えられるタイプのエアコンの場合は、リモコンを使って調整してください。
手動の場合は、手で直接向きを変えます。
左右のフラップがない場合や、変化が少ない場合は、後付けのルーバーを取り付けることで、風向きを調整することもできます。
A. ルーバーが動かないわけではないけれど、きっちり閉まらない場合、軸がずれてしまった可能性があります。
手動でルーバーを動かしたことがあると、なりやすいトラブルです。
ルーバーを取り付け直して調整できる可能性もありますが、部品が破損している場合は交換が必要です。
エアコンのルーバーは、風の方向を調整し、エアコンの効果を最大限に発揮するために重要な役割を担っています。
ルーバーが動かない場合、部品を交換することで簡単に修理可能です。
エアコンのルーバーが動かなくてお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください!
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