エアコンファンがカビだらけ!簡単な掃除方法とおすすめの掃除アイテムや注意点
2024/05/28
2024/05/28
「エアコンの吹き出し口の奥がカビだらけ」
「エアコンのファンを掃除したい」
そんな悩みを抱えていませんか。エアコンのファンは、手が届きにくい場所にあるため、掃除ができないと考える方も多いかと思います。
しかし掃除のやり方を覚えれば、簡単にファンのカビを取り除けます。
この記事では、カビだらけのエアコンファンの掃除方法をご紹介します。ファンを掃除する際の便利なアイテムもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
エアコンのシロッコファンとは、吹き出し口の奥に見える細長いロール型の機器のことを言います。室内の空気を吸い込んだり吐き出したりする役割を持つ部分です。
シロッコファンがカビだらけの状態だと、部屋の空気やエアコン内部にもカビが広がります。健康被害が生じる可能性もあるため、シロッコファンのカビは定期的にきれいにしてください。
エアコンのシロッコファンは吹き出し口よりも奥にあるため、手が届きにくい部分です。掃除をする際は、掃除グッズを活用するのがおすすめです。
シロッコファンの掃除のには、高圧洗浄機が便利です。しかし高圧洗浄機は高価のため、エアコン掃除のためだけに購入するのは、ハードルが高いと感じるかと思います。
加圧式霧吹きは、高圧洗浄機ほどパワーはありませんが、エアコン内部の汚れを落とす際に活躍します。エアコンのファンを自分で掃除をしたい方は、1つ持っておくと安心です。
また、加圧式霧吹きはダイソーで類似品が販売されています。お試しで使用したい方は、ダイソー品の購入がおすすめです。
エアコンのシロッコファンを加圧式霧吹きで掃除すると、たくさんの汚れた水が排水されます。部屋が水浸しにならないように、洗浄カバーを取り付けると安心です。
洗浄カバーはゴミ袋をつなぎ合わせて代用も可能です。費用をかけたくない方は、ご自宅のゴミ袋を2〜3枚繋ぎ合わせてDIYしてみてください。
エアコンのファンを掃除するための道具が揃ったら、次は下準備をします。
感電防止のため、エアコンのファンを掃除する際は、必ずコンセントを抜いてください。
コンセントを抜いた後は、プラグ部分とコンセントの差し込み口に養生テープを貼り、濡れるのを防ぎます。
パネルカバーはネジで止められており、簡単に取り外せます。留め具のプラスチックを割らないように、ていねいに取り外してください。
パネルカバーの取り外しが済んだら、これらも水洗いをします。
エアコンの養生は、下準備においてもっとも大切な工程です。
エアコンの上下、左右すべてを包むようにカバーを設置します。下に流れた汚水を受け止めるためのバケツも、忘れずにセットしてください。
また、エアコンの基板部分はとくに厳重に養生をします。基板部分が濡れると、エアコンがきれいになっても動かない可能性があるためです。
シートで包むだけでなく、バスタオルも一緒に使って基盤部分をしっかり包んでください。
下準備が終わったら、シロッコファンの掃除をします。
吹き出し口部分に手を入れて、シロッコファンを回転させながら加圧式霧吹きで水を吹きかけてください。水の勢いで、カビを流していきます。
しっかりと洗浄をしたい方は、水の代わりにアルカリ電解洗剤を使用するのも良い方法です。洗剤液を使用する場合は、機器内部に洗剤が残らないようにしっかりすすいでください。
汚れを流しながら届く範囲を歯ブラシで磨き、すすぎを終えたら、シロッコファンの清掃は終了です。
乾いたタオルや雑巾でエアコンに残った水気をしっかり拭き取ってください。その後、取り外したカバー・フィルター・ルーバーを戻し、送風運転でエアコン内部を乾燥させれば完了です。
エアコンのファンを掃除する際、注意するべき点があります。
それぞれの内容を解説します。
エアコンのファンの掃除を終えたら、エアコン内部を十分に乾燥させてください。タオルで拭き取りをした後、2〜3時間は送風運転をすることで、機器内の水滴を取り除けます。
また、壁や床が濡れてしまった場合は、すぐに拭き取りをすることも大切です。水分が家の構造部分まで染みると家の寿命に影響が出るため、注意してください。
基盤やコンセント部分など、電気が通っている部分は洗浄の際に濡らさないように注意が必要です。万が一水がかかってしまった場合、乾いたタオルですぐに拭き取ってください。その後、丸1日は電源を入れず、自然乾燥で乾くのを待ったほうが安心です。
エアコンのファンを洗浄する際、汚れや埃を含んだ水が大量に流れてきます。うっかり口に入るのを防ぐために、マスクを着用してください。また、掃除の際に機器で手や指を怪我することもあるため、手袋も着用したほうが安心です。
エアコンの洗浄は、基本的に脚立に乗って行われます。足場が安定していないため、転倒に注意してください。
また、エアコンの洗浄中は、近くに家具や家電などを置かないことも、留意したい点です。万が一転倒した際、家具・家電が破損したり体や頭をぶつけて大きな怪我をしたりといった危険性があります。
エアコンのファンを洗浄する際、カバーやルーバーなどの取り外しが必要になります。取り外し作業そのものはそれほど難しくありませんが、デリケートで壊れやすい部品です。
力任せにひっぱったり、無理に外したりしないようにしてください。
エアコンのシロッコファンは、エアコンから風を出す役割を持っています。カビだらけの状態のままでいると、排出される冷たい風や暖かい風にもカビが含まれてしまいます。
その結果、ぜんそくやアレルギーなどの健康被害が生じることも少なくありません。
また、シロッコファンのカビや汚れを放置しておくと、エアコンの稼働効率も下がります。光熱費が高くなる原因になるため、定期的にお手入れをしてカビが発生しないように注意してください。
エアコンのシロッコファンがカビだらけになる理由は、おもに以下の3つです。
エアコンは室内の空気を吸い込み、適切な温度に変換して吐き出しています。そのため室内の気温が高く、エアコン内部の温度が低いといった温度差が生じると、エアコンの中に結露が発生します。
また、湿気を多く含んだ空気もエアコン内部に水滴を溜める原因です。エアコン内部の湿度が高くなると、カビが増殖しやすくなります。
空気中のホコリや汚れもエアコンのシロッコファンを汚す原因となります。エアコンを使用する部屋は、なるべく清潔な環境を保つことが大切です。
エアコンはカビが発生しやすい機器です。カビを防ぐために、以下の点に留意してください。
それぞれの内容を解説します。
エアコンのカビは、エアコンを定期的に掃除することで防げます。
フィンやファンなどの見えない部分の掃除は手間ですが、手が届く範囲の汚れを取り除くだけでもカビ対策として効果的です。
吹き出し口やルーバー部分などに汚れが見られたら、さっと拭き掃除をしてください。
また、フィルターをきれいな状態に保つことで、エアコンにカビが発生するのを防止できます。夏や冬は1〜2週間に1回の頻度を目安に、フィルターの掃除をしてください。オフシーズンの季節でも、1か月に1回はフィルターの埃を取り除くことで、エアコン内部のカビの発生を抑制できます。
エアコンは夏には冷たい空気を、冬には暖かな空気を吐き出します。室温と機器内部の温度差によってエアコンの中に結露が発生します。
エアコン内部の結露はカビが増殖する原因の1つです。エアコンの使用後は30分の送風運転を行うことで、エアコン内部の結露が乾燥し、カビが発生しにくくなります。
エアコン内部に入り込んだ空気中のゴミや汚れも、カビが発生する原因です。
エアコンを使用しない時期はカバーをつけることで、エアコン内部にゴミ・汚れが侵入するのを防げます。エアコンのカビを防止するため、オフシーズンはエアコンカバーをつけておきましょう。
エアコンカバーはさまざまなデザインが販売されているため、インテリアに合う品を選んでみてください。
エアコンファンのカビをそのままにしておくと、健康被害やエアコンの稼働率の低下などが生じる可能性が増します。
ご紹介した掃除方法で、エアコンのファンをきれいに掃除し、カビを除去してください。エアコンのファンの掃除を自分でやることに不安を感じる方は、プロに依頼をするのもひとつの手です。
清潔なエアコンを使い、家族の健康を守れたら良いですね。
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