※この記事にゴキブリの画像は出てきません。安心してお読みください。

エアコンからゴキブリが出てくるなんて…想像するだけでゾッと寒気がしてしまいますよね。
実は、家の中にゴキブリが侵入する経路として、意外と多いのが『エアコン』なんです!

エアコン周りから足が落ちてきたり、黒い粉が落ちてきたら要注意です。

この記事ではエアコンからゴキブリが出てくる理由や追い出し方、防虫対策について詳しく解説します。

エアコンからゴキブリが出てくる理由

ゴキブリといえば、キッチンや水回りのイメージが強いかもしれませんが、実はエアコンもゴキブリにとって好条件が揃った環境です。

エアコンからゴキブリ出てくる3つの原因を解説していきます。

①室内のゴキブリがエアコンに入った

すでに家の中にゴキブリがいる場合、室内からエアコンにゴキブリが侵入する可能性があります。
部屋の中にいたはずのゴキブリが見つからない場合は、室内機からカサカサ音が聞こえてこないか確認してみてください。

ゴキブリは暗くて狭い場所を好む傾向があります。エアコンの室内機や室外機、ドレンホースなどの内部は、まさに条件を満たした場所となるため、ゴキブリが一度エアコンの中に入り込んでしまうと住み着かれてしまう可能性もあるのです。

特に、エアコンを使用していない期間は要注意です。
また、室内機にホコリやカビが溜まっていると、ゴキブリにとって絶好の隠れ場所となります。

生命力の強いゴキブリにとって、湿気と汚れの溜まったエアコン内部は格好のすみかになってしまうのです。

梅雨時から夏場にかけては、エアコンに発生する結露が、ゴキブリの好む湿度の高い環境をつくりだしてしまいます。
結露がうまく排出されていなかったり、汚れに水分が付着したままエアコンを使っていると、ゴキブリを寄せ付ける原因となってしまうでしょう。

フィルター掃除をしていないエアコンや内部クリーンをしていないエアコンは要注意です!

②外からゴキブリが入ってきた

エアコンは室内機→配管→室外機と家の外と繋がっています。
そのため、外にいるゴキブリが配管をとおってエアコンに侵入することも。エアコンからゴキブリが出てきた場合、外から侵入してきた可能性が一番高いといえるでしょう。

通り道となる「ドレンホース」は、エアコン内部の結露水を排出するためのものですが、湿度が高く暗くて狭い空間となるため、ゴキブリにとっても過ごしやすい環境です。
ホースの先端からゴキブリが侵入する可能性があります。

また、エアコンの室外機もゴキブリが入り込みやすい場所のひとつです。
室外機の通気口や配管の隙間は、高温多湿の環境が整っています。室外機にゴキブリが侵入してしまうと、ドレンホースを通って室内機からゴキブリが出てくることがあります。

③エアコン内部やホース内に巣がある

あまり考えたくないですが、最悪の場合、エアコンの内部やドレンホース、室外機内にゴキブリが巣を作っている可能性もありえます。
ゴキブリは繁殖力が強いため、住み着かれてしまうと内部に巣を作られてしまいます。

ドレンホースにゴミや汚れが詰まっていたり、室外機の周りが汚れていると、ゴキブリが巣を作りやすくなってしまいます。
巣を作られるより前に対策することが重要です。

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エアコンのゴキブリを追い出して駆除する方法

エアコンにゴキブリがいるのがわかったら、すぐに追い出して駆除する必要があります。

ここではエアコン内のゴキブリを追い出して駆除する2つの方法を詳しく説明します。

殺虫剤で駆除する

一番シンプルな方法が、ゴキブリに殺虫剤をかけ駆除する方法ですが、ゴキブリがエアコン内部に入ってしまうと殺虫剤をかけられません。
そのため、ごく軽くエアコンの室内機を叩き、ゴキブリを出してから殺虫剤をかけてください。

エアコン内部に殺虫剤をかけると、エアコンにダメージがかかるだけでなく、使用時の健康被害も心配ですので、避けてください。

手でエアコンを叩くと、ゴキブリが飛び出してきた時に大変です。

丸めた新聞紙などを使い、少し離れたところからエアコンを叩くのがオススメです。殺虫剤を用意してから挑みましょう。

くん煙剤で追い出す

「生きたゴキブリに遭遇したくない!」という方には、くん煙剤を使用する方法がおすすめです。
くん煙剤はエアコン内部の隅々まで効果を及ぼすため、見えない場所に潜んでいるゴキブリも駆除でき、エアコン内のゴキブリを比較的簡単に退治できます。

くん煙剤は、より強力な方法なので、使用方法をよく読んでからご使用ください。
くん煙剤使用中は室内に入れません。
また、使用後も薬剤を吸わないように気をつけて入室し、換気をしっかり行いましょう。

ゴキブリの巣ができてしまった場合もくん煙剤を使えばしっかり駆除することができます。

ただし、卵にはくん煙剤が効かないため、毒餌タイプの駆除剤を使ってからくん煙剤で駆除するか、2〜3週間後に再度くん煙剤を使用するなどし、完全に駆除します。

エアコンにゴキブリが集まるのを予防するには?

最初にもお伝えしたとおり、ゴキブリは高温多湿で暗い環境を好むことで知られています。
エアコンの内部が汚れていたり、乾燥させずに使い続けると、ゴキブリにとって好条件の環境となってしまいます。

エアコンから水が出てくるのを放置していたり、フィルターにホコリや汚れがついたまま使い続けている方は要注意です。

定期的に内部クリーンを行ったり、フィルター清掃を行い、エアコン内部をきれいな状態に保つことが一番の予防方法になります。

室外機に毒エサを置くのは要注意!

「ゴキブリを近づけたくない!」という理由で、室外機周辺に毒エサを置く方もいるようですが、実は少し危険な対策法になります。
というのも、毒エサはゴキブリを駆除する効果がありますが、同時にゴキブリを引き寄せる原因にもなってしまうのです。

毒エサには、強力な誘引剤が含まれているため、周辺のゴキブリを室外機周辺に引き寄せてしまう可能性があります。
毒エサを食べたゴキブリは駆除できますが、引き寄せられたゴキブリがそのまま室外機から室内に入り込むことも考えられます。

毒エサは、室外機周辺に設置するのではなく、家の中など、適切な場所に設置しましょう。。

エアコンのゴキブリを追い出す防虫グッズ

エアコンのゴキブリを防ぐためには、外からの侵入を防ぐのが効率的です。劣化しないよう、耐熱性や耐候性に優れた防虫キャップがオススメ!

エアコンのドレンホースに防虫キャップを取り付けることで、物理的に侵入をブロックすることができます。ただし、ホースの水はけが悪くなる可能性もあるため、サイズ選び・設置方法を守って設置してください。

もちろん、室内機の掃除も防虫効果につながります。ドレンパンやルーバー、フィルターなどに汚れがついていないか定期的に確認する習慣をつけると良いかもしれませんね!

まとめ

エアコンからゴキブリが落ちてきたり、死骸・フンらしきものを見つけたら、すぐに駆除することで、被害を抑えることができます。中に入ってしまったゴキブリは、しっかりと追い出してしまいましょう!

追い出し方や駆除方法を参考にし、いまいちどエアコンのゴキブリ対策を徹底してみてください。

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