エアコンのリモコンが効かない!?故障をチェックする方法と解決策・修理&交換費用の相場
2024/04/10
2024/04/10
エアコンのリモコン操作が効かないと、冷暖房が使用できず、日常生活に支障をきたします。まずはエアコン本体のランプ付近にある応急電源スイッチを入れて、エアコンを稼動させましょう。
この記事では、エアコンのリモコンが効かないトラブルに直面している方に向けて、リモコンの操作が効かない原因と解消方法について、解説します。
エアコンが使えずに困っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
エアコンのリモコン操作ができない場合、まずはリモコン側に不具合が生じているのかどうかを確認してみてください。
リモコンの故障をチェックする方法は、次の2つです。
スマートフォンのカメラを活用することで、リモコンから出る信号を確認できます。
まず、スマートフォンのカメラを起動して、アウトカメラ(スマホ背面のカメラ)でリモコンの赤外線が出る部分を画面に映します。その状態で、リモコンをエアコンに向けて操作してみてください。
スマートフォンのカメラで赤外線の光が確認できれば、リモコンに不具合はないと考えられます。
ただし、スマートフォンの機種によっては、赤外線をキャッチしにくいタイプもあります。カメラで赤外線が確認できなくても壊れているとは限らないため、注意してください。
AM放送局に繋がれているラジオも、エアコンのリモコンの故障を判断するのに役立ちます。
AMラジオに、エアコンのリモコンを向けて、運転ボタンを押してみてください。「ププッ」という音がラジオから聞こえれば、エアコンのリモコンは正常に動作していると考えられます。逆に何の音もしなかった場合は、故障の疑いがあります。
エアコンのリモコンが効かない理由は、故障とは限りません。
次の方法を試すことで、リモコンが回復するケースがあります。
エアコンとリモコンの周波数が合っていないことで、リモコンが機能していない可能性が考えられます。
リモコンのリセット操作をして初期状態に戻し、エアコンが反応するかどうか試してみてください。
リモコンのリセットの方法は、メーカーによって異なります。エアコンの取扱説明書にリセット方法が記載されているため、確認した上で、チャンネルの再設定を行ってください。
リモコンの一部のボタンしか操作が効かない場合は、電池を新しくすることで解消される可能性があります。
リモコンの電池ケースの位置を確認し、電池交換を行ってください。
また、リモコンのリセットをすることで解消される可能性もあります。電池交換をしても一部のボタンの反応がない場合は、リセットを試してみるのがおすすめです。
加えて、リモコンの扉がしっかりしまっていないことで、ボタンが反応しない可能性も考えられます。扉タイプのリモコンの場合は、きちんと開け閉めができているか確認してみてください。
リモコンが効かない理由は、リモコンではなく本体にあるのかもしれません。
リモコンでエアコンの操作ができない方は、次のことを試してみてください。
エアコンのブレーカー部分がオフになっていて、エアコンに通電がされていないことが、リモコン操作が効かない理由かもしれません。
ブレーカーを確認し、「エアコン」の部分のブレーカーが切れていないか、チェックしてみてください。
エアコンのリモコンが効かない際は、エアコンの温度や運転状況を表示する小さなモニター部分を確認してみてください。
ランプが点滅していたら、エアコンの故障の可能性があります。
故障原因まではわからないため、ランプの点滅を確認したら、専門の会社に修理や交換の依頼をしてください。
リモコンから発せられる赤外線をエアコン本体が感知できない理由の1つが、強い光によるものです。
エアコン本体に、直射日光や照明器具、テレビからの強い光などがあたっていないでしょうか。強い光は、リモコンから送られる赤外線のシグナルの障害となる可能性があります。
カーテンで光りを遮ったり、テレビの向きや照明器具の光の強さを変えたりして、リモコンの操作に変化があるか確認をしてみてください。
蛍光灯の種類によっては、リモコンがエアコン本体に発したシグナルを、阻害することもあります。
とくに、電子式瞬時点灯方式の蛍光灯は、エアコンのリモコン操作が効かなくなりがちです。ご自宅の蛍光灯のラベルを確認すると、点灯方式の記載があるので確認してみてください。
照明が電子式瞬時点灯方式に該当し、エアコンのリモコンが効かない場合は、それが原因かもしれません。
リモコンとエアコン本体の間に障害物があると、リモコン操作が効かなくなります。高い棚が置いてあったり、エアコンにカバーやラベルなどを貼り付けていたりする場合は、移動や取り外しをしてみてください。
エアコン本体の電源が入っていないことで、リモコン操作が効かない可能性もあります。
エアコンの脇から伸びるコードがコンセントに繋がれているか、確認してみてください。
リモコンの操作が効かなくても、エアコンを起動させることは可能です。
エアコン本体の前面パネルを開くと、応急運転ボタンがあることを確認できます。スイッチを入れれば、エアコンが稼動します。
ただし、応急運転ボタンで使用できる機能は、自動運転のみです。温度は25℃で自動設定されているケースが多く、温度の変更や風量の調整、タイマーなどの操作はできないタイプが一般的です。
しかし機種によっては、そのときの室温や外気温によって、適切な温度をエアコンが判断し、自動運転の設定温度として設定するタイプもあります。また、ボタンを1回押すごとに、冷房・暖房・停止の切り替えができる機種も存在します。
ご自宅のエアコンの自動運転のタイプは取扱説明書に記載されているため、使用の際は確認しておくのがおすすめです。
リモコンの修理対応は、エアコンメーカーでは取り扱いがありません。そのため、リモコンが壊れている場合は、交換が必要です。
メーカーの純正のリモコンは、5,000円〜1万円ほどが費用相場です。家電量販店には、各メーカーに対応できる汎用性のリモコンも販売されています。
汎用性のリモコンは純正品よりも安いため、費用を抑えたい方は汎用性リモコンの購入を検討してみてください。
ただし汎用性のリモコンは、エアコンの機種によってはルーバーの操作やタイマー設定ができないこともあるため、購入時に機能をしっかり確認したほうが安心です。
リモコンではなくエアコン側に故障が見られる場合は、修理が必要です。
修理費用の相場は、エアコンの壊れている箇所にもよりますが、2〜6万円ほどが費用相場です。
購入してから10年ほどが経過しているエアコンであれば、故障は寿命を迎えたとも考えられます。古いエアコンは電気代も高く、修理を繰り返してもすぐに別の部分に不具合が生じることも考えられるため、買い替えをしたほうが良いかもしれません。
エアコンの買い替え費用の相場は、本体代と工事費用の2つを合わせて10〜15万円ほどです。エアコンのグレードや対応畳数などによって金額は異なるため、予算と機能のバランスを見た上で、交換するエアコンを選んでみてください。
エアコンのリモコン操作が効かないと、エアコンを使うことができず困ってしまいますよね。とくに、真夏や真冬では、健康や命に関わるリスクも生じます。
なるべく早く原因を探ると同時に、すぐに応急運転を開始して、危険な状況にならないようにすることが第一です。
応急電源を入れた上で、ご紹介した内容を参考にしながら、エアコンのリモコンが効かない原因を探ってみてください。
必要であれば、修理・交換も検討することをおすすめします。
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