食洗機の予洗いはどのくらい洗えばいいの?予洗いが必要な理由とは?
2024/04/11
2024/04/11
食洗機(食器洗浄機)に食器を収納する際、『予洗い』してから入れるようにしている方も多いでしょう。
食洗機の取り扱い説明書にも、予洗いしてから入れるように記されていますよね。
しかし、「どの程度洗うのが「予洗い」になるのかわからない」「洗い方に基準はあるのか」など予洗いについて、実はよく知らないという方も多いようです。
そこで、この記事では予洗いの程度や必要性、洗い方のコツについて解説致します。
現在食洗機をお使いの方はもちろん、これから購入しようかお悩みの方も是非参考にしてみてください!
目次
一般的に食洗機を使用する前には、食器の汚れを軽く落とす予洗いが必須とされています。
予洗いの目的は、食洗機の洗い残しを無くすことですので、食洗機が苦手な汚れを事前に落としておく程度で問題ありません。
具体的には、ゴマやマスタードの粒など、細かい粒を軽く水で流したり、キッチンペーパーなどで拭き取るだけで大丈夫です。
また、予洗いの程度は、機種によっても異なります。
洗浄力が高くない簡易的な食洗機の場合は、カレーやパスタソースなどの油汚れ、ご飯のこびりつきなどは落とせないこともあるため、予洗い時に取り除いておくと安心です。
最新式のビルトイン食洗機だと、予洗い不要のものも登場しています。
昨年新発売されたPanasonicのフロントオープン型食洗機NP-60EF1Wは、予洗いしなくても汚れを落とせる高い洗浄力が魅力です。
海外メーカーBOSCHのビルトイン食洗機は、センサーで汚れ具合を探知する機能がついているため、予洗い不要で汚れを落とすことができます。
お使いの機種に合わせて、予洗いの仕方を変えると洗い上がりが良くなります。
一般的な食洗機で予洗いが必要な理由は、洗い残しを防ぐためだけでなく、残さいの詰まりによる故障を防止したり、庫内を汚さないためです。
食洗機は高温の水を高い水圧で食器に掛けて、汚れを落とします。
ノズルの形状やメーカーの独自技術で、洗浄力に差が出てくるため、お使いの食洗機の洗浄力に合わせて予洗いする必要があるのです。
洗浄力が弱い食洗機だと、しつこい油汚れが落ちきらず、ベタつきが残ってしまったり、納豆のねばつきが残ったままになってしまったり。
汚れは食器に残るだけでなく、庫内にもこびりつくことがあります。
汚れがたまると、庫内の内側がべとべとしてきたり、残さいのカスがこびりついてしまったり食洗機自体に汚れが溜まってしまうことも。
庫内が汚れると、当然洗い残しも増えてしまいます。
洗浄力が強くない食洗機を使う場合は、予洗いを行い、食洗機が汚れないようにする必要があるのです。
では、予洗いはどのように行えば良いのでしょうか?
ここでは予洗いのコツを3つご紹介いたします。
使い終わった食器や調理器具は「つけおき」することが重要です。
食洗機に入れる直前ではなく、食べ終わったらすぐにつけ置きすると、汚れが残りにくくなります。
カレーやパスタなど、油汚れが残りやすい食器も、食べた直後なら油が浮きやすく、つけおきするだけで汚れが残りにくくなります。
納豆もしばらく水につけておくと、ネバ付きがとれやすくなるので、つけおきがオススメです。
また、グラタン皿の焦げ付きやお茶碗にこびりついた米粒も、長時間水につけておくとふやけて柔らかくなります。
予洗いをするときに、食器用洗剤(台所洗剤)を使う必要はありません。
むしろ、食器に洗剤が残ったままになると、食洗機が故障する原因となるため、使わない方が安心といえるでしょう。
ある程度、強めの洗浄力がある食洗機なら、スポンジを使わなくてもOK。
つけおきした食器の水を捨て、気になる汚れがあれば、水道水で軽くすすぐだけで十分です。
多くの食洗機には「残さいポケット」や「フィルター」がついているため、少量の残さいが残っていても問題ありませんが、固形物は取り除いた方が洗い上がりが良くなります。
ぶどうの皮や種、魚のホネなどは庫内にへばりついてしまったり、隙間に入り込んでしまう可能性があります。
また、ゴマやふりかけの残りなど、細かい固形物は水流に流され、食器に再付着する可能性があります。
キッチンペーパーで拭き取るか、ヘラなどで取り除くと簡単に取り除けます。
シリコン製のやわらかいヘラを使うと、食器に傷をつけずサッと汚れを取り除けます。
「予洗いをしても洗い残しがある」
「手洗いの方が綺麗になる」
そんな場合は、食洗機の使い方を見直すと仕上がりがグンと上がるかもしれません。
食洗機の仕上がりを良くするコツを3つご紹介いたします。
食洗機は、それぞれ推奨されている食器の向きや入れ場所が決まっています。
ほとんどの食器は外側よりも内側が汚れているものです。
一般的には、食器の内側が食洗機の真ん中に向くように設置します。
また、庫内全体に水が行き渡るように、大きな食器は外側や上部に入れてください。
どの食洗機も汚れの具合がひどい内側に効率的に水流が当たるようにノズルの向きが設計されているため、まずは一度取り扱い説明書を確認してみると良いでしょう。
メーカーによっては、公式HPに食器の入れ方を説明する動画がある場合もあります。
ガラス食器のくもりが気になったり、庫内に洗剤が残っていたりする場合は、洗剤の種類をかえてみるのも良いかもしれません。
食洗機の洗剤は、形状別に大きく3つに分けることができます。
タブレット型の洗剤は、溶け残りが少なく、どんな汚れも落としやすいメリットがあります。
一個あたりのコストが高めなのと、洗剤の量を調整しにくいのがデメリットです。
液状・ジェル状の洗剤は、ガラスやプラスチックなどのくもり・べたつきにつよく、ツルツルした洗い上がりになるのが特徴です。
計量が面倒なのと、食器用洗剤と見た目がにていることから間違えやすいのがデメリットです。
粉状の洗剤は量を調整しやすく、コスパが良いのがメリットですが、溶け残りやすく、庫内にザラ付きが残ることがあります。
さらに、洗い残りやすい汚れがわかっている場合は、残ってしまう汚れに強い洗剤を使うのも良いアイディアです。
卵のこびりつきやご飯粒を落としたい場合は「酵素系洗剤」がおすすめです。
また、中性洗剤よりも弱アルカリ性洗剤の方が洗浄力が強い傾向があります。
食洗機のメーカーの中には、推奨洗剤を公開しているメーカーもあります。
たとえば、パナソニックでは、以下の洗剤の使用を推奨しています。
推奨洗剤を使わないといけないわけではありませんが、メーカーで実証実験済みの洗剤なので、効果は実感しやすいでしょう。
現在の洗い上がりに納得いかない時は、取り扱い説明書に書かれている推奨洗剤を確認してみると良いかもしれません。
食洗機の予洗いのコツや洗い上がりをより良くする方法をご紹介しました。
食洗機は使い方をマスターすると、家事の時短になります。
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予洗いが面倒な方は、洗浄力に定評のある食洗機に買い替えてみてはいかがでしょうか?
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