ガスコンロよりもIHコンロの方がお手入れが簡単だと言われていますが、吹きこぼれや頑固な焦げ付きは落としにくいのが悩みどころです。

IHコンロの焦げ付きは、コツさえつかめばツルっと落とすことができます。

この記事ではIHコンロのひどい焦げ付きを落とす方法と焦げ付きを予防するコツをご紹介いたします。

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IHコンロのひどい焦げを落とす方法

IHコンロの焦げ付きは下記の2つの方法で落とすことができます。

  1. 1. 重曹+ラップを使って軽い焦げを落とす
  2. 2. クレンザーを使って頑固な焦げ付きを落とす

家にある重曹とラップで簡単に落とす方法と専用のクレンザーを使って落とす方法とがあり、比較的軽い焦げ付きなら、専用クレンザーを使わなくても落とすことができます。

それぞれ詳しく解説いたします。

重曹+ラップを使って軽い焦げを落とす方法

キッチン掃除にあると便利な重曹は、IHコンロの焦げ付きを落とす時にも重宝します。
重曹には研磨剤効果があるうえ、ガラス表面を傷つけにくいため、ガラストップの掃除に最適です。

まずは重曹ペーストを作ります。
容器に重曹を適量(大さじ2〜3)入れ、水を少量ずつ足して練ってください。
大体重曹の半分程度の量の水を足すと程よい硬さで伸ばしやすくなります。

重曹ペーストができたら、ペーストをIHコンロに伸ばしていきます。
焦げ付きが酷いところには、たっぷりペーストを置くようにすると効果的です。
重曹ペーストを伸ばしたら、ラップをし、20分程度放置します。
そうすることで、焦げ付きを柔らかくし、落としやすくすることができます。

放置後は、ラップを剥がし、そのラップでIHコンロの焦げ付きを優しくこすり、汚れを落としてください。
ラップを使うことで、少量の重曹ペーストでもクレンザー効果を保ったまま汚れを効率的に落とすことができます。

こすっているうちに、焦げ付きが剥がれてきます。全ての焦げ付きが剥がれたら、水拭きして完了です。

焦げ付きを剥がす時に、ラップが破けてきたり、汚れが取れきれないときは、古歯ブラシを使っても良いですが、アルミホイルや金属タワシは細かな傷がつきやすいため避けた方が安心です。

重曹には研磨材と同じ効果があるため、ラップやブラシなどで優しくこするだけで焦げ付きを落とすことができます。
無理に力を入れないようにすることで、焦げ付きだけ綺麗に落とし、傷を防ぐことができます。

クレンザーを使って頑固な焦げ付きを落とす方法

重曹でも落ちない汚れは、IHコンロ用として開発されたクレンザーを使うとピカピカになります。

ガラストップ用の液体クリーナーではなく、ペースト状のクレンザーを使うのがオススメです。
ガラス用の研磨材が入った専用クレンザーなら、傷の心配もいりません。

また、クレンザーを使わないと落ちないほど焦げ付きがひどい時は、ガラス用のスクレーパーがあると便利です。
ガラス用のスクレーパーなら、ガラス面を傷つけることなく焦げとガラストップの隙間に入り込み、汚れを削ぎ落としてくれます。
刃を立てずに、ガラス面に沿って動かすのが傷付けないポイントです。

焦げ付きに厚みがある場合は、クレンザーを使う前にスクレーパーで剥がした方が簡単に汚れがとれます。
まずはスクレーパーで剥がせる焦げ付きを剥がし、なめらかな手触りまで持っていきます。
無理やり剥がすのではなく、空気を入れるようにそっと剥がしていくのがコツです。

スクレーパーで焦げを剥がしたら、クレンザーで磨いて、細かな焦げを取り除き、ピカピカに仕上げます。

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IHコンロが焦げ付く原因とは?

ガスコンロと異なり火を使わないIHコンロですが、調理中には高温になるため、調味料や食材がこぼれたままになると、焦げてしまいます。

調理中の吹きこぼれや油はね、醤油などの調味料がこぼれたシミはアルカリ性の洗剤で比較的簡単に落とすことができます。
焦げつく前に拭き取っておくと、焦げ付きを防止できます。

なべ底が汚れていると、IHコンロに汚れが移ってしまうことも。
なべ底の汚れがIHコンロに移った時は、クレンザーか重曹で落とすようにしてください。

蛇口・水栓

IHコンロの焦げ付き予防方法

IHコンロが焦げ付くと、傷つかないように気をつけながら焦げ付きを落とさなくてはいけず、神経を使います。
焦げ付きを予防する方法はあるのでしょうか?

焦げ付き防止に効果のある予防方法を2つご紹介いたします。

こまめに拭き掃除をする

IHコンロはガスコンロよりもパーツが少ないため、お手入れしやすいと言われています。
こまめに拭き掃除をすると、汚れが焦げ付いて蓄積しにくくなります。

調理後にアルカリ電解水をスプレーし、柔らかい布で拭くと油汚れや調味料のシミも簡単に落とせるので、一本持っておくと便利です。

定期的に磨く

IHコンロの焦げ付きは、焦げに汚れが付着することでさらに落としにくくなります。
頑固な焦げ付きになる前に、クレンザーや重曹で磨いてあげると、2〜3分のお手入れでもピカピカになるはずです。

少し汚れたかな?と思った時や、調理時間が短縮できて少し時間に余裕ができあ時などに、軽く磨く習慣をつけてみると良いかもしれませんね!

IHコンロの焦げ付きを落とす時の注意点

最後にIHコンロの焦げ付きを落とす時の注意点をまとめました。
お手入れ前に一度確認しておくと安心です。

ガラストップの傷に気を付ける

ガラストップのIHコンロは、焦げを落とそうと躍起になると、細かな傷がついてしまうことがあります。
たとえば研磨剤の入ったクレンザーで強くこすりすぎると、小さな傷がつき、その中に焦げや汚れが入り込んで、落とせない汚れになってしまう可能性も。

クレンザーを使う時は、IHコンロ専用のクレンザーを使い、傷つかないように優しくこするようにしてください。

変色に注意

また、ガラストップのIHは洗剤によって変色やくもりを引き起こす可能性もあります。
せっかく焦げ付きがとれても、ガラスがくもってしまうとガラストップの良さが半減してしまうため、変色やくもりには細心の注意を払ってお手入れするようにしてください。

初めてクレンザーを使う時は、目立たないところで一度試してみるのも良いアイディアです。

また、クレンザーや洗剤が残ったまま加熱調理すると、変色の原因となります。お手入れした後はしっかりと洗剤を拭き取るようにしてください。

ゴム手袋で手荒れを防止

焦げ付きを落とす作業では、以外と指先を使います。
素手で作業すると手荒れしやすいため、最初からゴム手袋を着用してお手入れすることをオススメします。

まとめ

IHコンロはお手入れのしやすさや見た目のスタイリッシュさが魅力です。

焦げ付きを落とせば、キッチン全体が見違えるようになるかもしれません。IHコンロの購入から8年~10年以上経過している場合は、新しいIHコンロに交換してしまうのも一つの手です。
最新式のIHコンロは、火力や使いやすさが増し、さらに便利になっています。

この機会にIHコンロのお手入れをして、キッチンの印象をUPしてみませんか?

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