田中さん宅 洗面所・シャワー室編

旦那さんのご実家の2階を「二世帯住宅」にリノベーションして暮らす田中さんのご自宅。ブルーグレーを基調としたおしゃれな空間には随所にこだわりがいっぱい。家づくりのこだわり、そして、日々のなかで大切にしていることもお聞きしました!

絶対に使いたかった“ヘキサゴンタイル”を主役に!

旦那さんのご実家の2階を二世帯住宅にリノベーションした田中さん宅の洗面所には、いくつかの選択肢がありました。

まず、風呂場は浴槽なしのシャワー室のみ。

これは、浴槽に浸かる頻度が日常から少なかった田中さんご夫婦の生活スタイルから、浸かりたい時だけ1階に住むお義母さまのお風呂を共有させてもらう、という思い切った選択により。

最終的に、浴槽を置かないことで洗面所は広々とした間取りになりました。

シャワー室は、施工会社の提案のなかから、色とデザインで選んだ、LIXILの「INAX」というブランドのものを採用。シャワーヘッドが大きく、下の蛇口だけではなく、手元のボタンで水のON・OFFができ、節水にも効果的です。

いざ、この家に住んでみると、シャワーだけでも十分だと感じるようになったそう。お風呂を1階に借りにいったのは寒い時期に数回ほど。湯船がないぶん、掃除も楽だといいます。

シャワー室をコンパクトにした分、洗面所は広々としたスペースになっています。この家のポイントカラーであるブルーグレーの壁とタイルがポイントです。

鏡は丸型と先に決めていたので、洗面台は四角いデザインを選んだといいます。

写真左のタオルラックとミラーは「MOEBE(ムーべ)」というブランドのもの。こちらは田中さん自身が選んで建築会社(ハウスメーカーや工務店)に支給して施工してもらったそうです。これを”施主支給”というのだとか。こだわりを持って家づくりをした田中さん宅には、これ以外にも施主支給のものが色々な場所にありました。

こちらがタオルラック。

一般的にある、二つ折りにしてかけるタオル掛けではなく、タオルのタグやループをフックにひっかけて使う、MOEBE(ムーべ)に辿り着きました。

洗面所でひと際目を惹いた、引き出し式の収納ボックス。

雰囲気にぴたりとはまっているので、新しく買い足したものかと思いきや、引っ越す前から愛用していたものだそう。この引き出しに限らず、家に置いてある雑貨は以前から大切にしていたものも多いとか。

洗面所で注目すべきは、タイル。

タイルパークの「ニューヨークヘキサゴン」というタイプを、家のどこかに必ず使いたいと思っていた田中さん。もし、住むのがマンションだったら玄関に使いたかったそう。「この家で使えるのはどこだろう?」と考え、洗面所に使うことに。ヘキサゴンタイルを主役に洗面所のレイアウトを考えていったそうです。

洗面台上の名古屋モザイクのタイルも、ヘキサゴンタイルに合うものをと、長い時間かけて探したもの。

タイルや、ブルーグレーの壁、丸いミラーなど、どこを切り取ってもまるで海外の洗面所。朝の身支度や、夜眠る前の準備…。この空間でそれができたら、素敵な1日、心地よい眠りの時間が過ごせそうです。