【2023年版】給湯器の交換・買い替えに使える補助金|申請方法や補助対象について
2023/11/13
2023/11/13
毎日お湯を使うのに欠かせない給湯器。しかし、使用頻度が高いため、どうしても摩耗しやすい機器です。完全に壊れる前に交換や買い替えをすることが大切ですが、そこで気になるのが費用ですよね。
実は、給湯器の交換や買い替えをする際、一定の条件を満たせば補助金が使えることをご存じですか?本記事では、給湯器の交換・買い替えに適用できる補助金について解説します。
※2023年11月執筆時点の情報になります
目次
そもそも、なぜ給湯機の交換・買い替えが、補助金の対象になるのでしょうか。大きな理由の1つが各家庭の省エネ化です。
環境省は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、脱炭素につながるさまざまな取り組みを積極的に行っています。
また、エコキュートやエコジョーズへの交換・買い替えに関する補助金制度は2010年ごろから定期的に実施しており、2023年は「こどもエコすまい支援事業」、「先進的窓リノベ事業」、「給湯省エネ事業」の3つの補助金制度を包含する「住宅省エネ2023キャンペーン」を大々的に打ち出しています。
まずは、全国共通の補助金制度を紹介します。補助金制度は、予算上限に達した時点で受付終了するものがほとんどなので、定期的に動向をチェックして、必要であればすぐに申請することが重要です。
例えば、「住宅省エネ2023キャンペーン」のうちの1つである「こどもエコすまい支援事業」は、交付申請期間を2023年12月31日までに定めていましたが、予算上限に達したため、予定よりも3ヶ月ほど早く交付申請(予約含む)の受付を終了しました。
経済産業省の資源エネルギー庁が管轄している補助金事業で、温室効果ガス削減目標である「2030年時点で、2013年度から温室効果ガスを46%削減」の達成を目的としています。
実施機関 | 経済産業省 資源エネルギー庁 |
補助対象 | 戸建て、共同住宅に限らず、新築注文住宅・新築分譲住宅・既存住宅(リフォーム)のいずれかで、以下の高効率給湯器を設置する者 |
補助金額 | ・エネファーム:15万円/1台 ・ハイブリッド給湯機:5万円/1台 ・エコキュート:5万円/1台 |
交付申請期間 | 2023年3月31日~2023年12月31日まで(予算に達したら受付終了) |
申請方法 | 登録事業者などに申請手続きを委任する |
戸建て、共同住宅どちらも対象になります。なお、購入だけでなくリース利用も含まれます。
補助金額(補助上限)は、導入する高効率給湯器の種類に応じて異なります。最も補助金額が多いのはエネファームで、1台につき15万円補助されます。
補助上限台数は、どの製品も共通で戸建て住宅は高効率給湯器2台まで、共同住宅は1台までです。
対象となる契約期間は、2022年11月8日〜2023年12月31日までです。
交付申請期間は、2023年3月31日〜2023年12月31日までです。ただし、予算上限に達した場合は、予定より早く打ち切ることがあるため注意が必要です。予算に対しての補助金申請額の進捗については、下記サイトを参照ください。
交付申請などの手続きは登録事業者が行うため、補助対象者は申請できません。委任を受けた事業者は、「給湯省エネ事業者」に登録することで、補助対象者の代理で交付申請手続きを行うことが可能となります。
続いて、地方自治体で実施されている補助金を2つピックアップしてご紹介します。
東京都では、都内在住の方を対象にした「東京ゼロエミポイント」という補助金制度を行っています。
省エネ性能の高い家電製品への買い替え・交換を行なった者に対して、東京ゼロエミポイントを付与し、ポイント数に応じた商品券とLED割引券を付与する事業です。
実施機関 | 東京都 |
補助対象 | ・エコキュート ・エコジョーズ ・エコフィール ・ハイブリッド給湯器 |
補助金額 | ・2023年3月31日以前の購入分:10,000ポイント(LED割引券1,000円分+商品券9,000円分) ・2023年4月1日以降の購入分:12,000ポイント(LED割引券1,000円分+商品券11,000円分) |
交付申請期間 | 2019年10月1日~2024年3月31日まで(予算に達したら受付終了) |
申請方法 | インターネットか郵送で申請する |
補助対象となる給湯器は、エコキュート、エコジョーズ、エコフィール、ハイブリッド給湯器の4つで、さらにそれぞれで細かい基準が設けられています。
対象給湯器 | 基準 |
エコキュート | ・JIS C9220に基づく年間給湯保温効率、または年間給湯効率が3.0以上(寒冷地仕様は2.7以上) |
エコジョーズ | ・給湯暖房器であれば、給湯部熱効率が94%以上 ・給湯単能器やふろ給湯器だと、モード熱効率が83.7%以上 |
エコフィール | ・油だき温水ボイラーだと、連続給湯効率が94%以上 ・直圧式の石油給湯器だと、モード熱効率が81.3%以上 ・貯湯式の石油給湯器だと、熱効率が74.6%以上 |
ハイブリッド給湯器 | ・電気式ヒートポンプとガス補助熱源機の併用システムで貯湯タンクを持ち、年間給湯効率(JGKAS A705)が102%以上 |
補助金額はポイント(1ポイント=1円)で付与されます。2023年3月31日以前の購入分であれば、10,000ポイント(LED割引券1,000円分+商品券9,000円分)、2023年4月1日以降の購入分は、12,000ポイント(LED割引券1,000円分+商品券11,000円分)が付与されます。
2019年10月1日以降に購入した製品が対象です。交付申請期限は2024年3月31日までに延長されましたが、予算が上限に達し次第終了します。
申請方法は、インターネット申請と郵送申請の2つから選べます。どちらも対象製品証明書と納品書のコピーの提出が必要です。
インターネット申請の場合は、東京ゼロエミポイントの公式Webサイト上でアカウント登録をしたのち、申請者ポータルサイトで情報入力をし、必要書類を添付して送信します。
郵送申請の場合は、紙の申請書を記入して、必要書類のコピーと合わせて指定の送り先に郵送します。詳しくは、東京ゼロエミポイントの申請ガイドをご参照ください。
大阪の泉大津市では、同市内に住んでいる住民を対象に「住宅用ゼロカーボンシティ推進補助金」事業を行っています。同市内の住宅に高効率給湯器も購入・設置を行うと、購入費用の一部を市が補助します。
実施機関 | 大阪府泉大津市 |
補助対象 | ・潜熱回収型給湯器 ・CO2冷媒ヒートポンプ給湯器 ・ハイブリッド給湯器 |
補助金額 | ・潜熱回収型給湯器:1万円分 ・CO2冷媒ヒートポンプ給湯器:2万円 ・ハイブリッド給湯器:3万円 |
交付申請期間 | 2023年4月1日~2024年3月15日(予算に達したら受付終了) |
申請方法 | 同市の環境課窓口に書類を持参 |
補助対象になる給湯器は、新品未使用品「潜熱回収型給湯器」「CO2冷媒ヒートポンプ給湯器」「ハイブリッド給湯器」を、一括払いで購入することが条件となります。
なお、購入時にはクーポンやポイントなどの使用は不可です。また、過去に給湯器に対して補助金を受けていた場合も対象外となるため注意してください。
補助金額は、上記のとおり、給湯器の種類によって異なります。ハイブリッド給湯器の買い替え・交換が最も高く3万円の補助が出ます。
申請終了期間を2024年3月15日までと定めていますが、予算が上限に達し次第早めに終わる可能性があります。
泉大津市の公式Webサイトから指定書類をダウンロードし記入したのち、必要書類を添付したうえで、同市の環境課窓口に直接提出してください。郵送は不可です。
給湯器は日々使う家電製品であるため、なるべく高機能で節電効果の高いものを設置したいですよね。耐用年数の10年が経過していたり、給湯器の調子が悪かったりして、買い替え・交換を検討している方は、本日紹介した補助金を上手に活用することをおすすめします。
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