レンジフードを汚れから守る!フィルターの使い方と注意点
2023/08/31
2023/08/31
キッチンの中でもギトギト油汚れとホコリの汚れが気になりやすいレンジフード。高いところにあるので、毎日お手入れするのも大変ですよね。
レンジフードフィルターは、レンジフード内部を汚さないようにするために重要なパーツです。
この記事ではレンジフードフィルターの種類や役割、お手入れ方法について解説いたします。
目次
レンジフードフィルターとは、レンジフードに付属している金属製のフィルターや代替フィルター、金属製フィルターの汚れを予防するために貼るシート状のフィルターのことをさします。どれもレンジフードフィルターと呼ぶのでまぎらわしいですが、基本的には金属製のフィルターが純正のレンジフードフィルターとなります。
レンジフードメーカー側は、純正品以外の使用を推奨しておらず、代替フィルターやシート状のフィルターは、あくまでも汚れを防止する便利グッズのひとつという位置付けです。
レンジフードフィルターについて、それぞれ詳しくみていきましょう。
レンジフードに最初から付属しているパーツです。薄くても耐久性があるガルバリウム鋼板でできています。このフィルターがついていることで、換気扇のメインとなる「ファン」部分を油汚れから守っています。もし金属製フィルターがなければ、フィルターについている油汚れ分がダイレクトにファンに付くため、お手入れが大変になってしまうのです。
従来の金属製フィルターは、汚れがつくと目の間に油汚れやホコリが詰まってお手入れしにくかったですが、今では親水コーティングが施されているので、定期的なつけ置き洗いで綺麗になります。
油汚れを放置していると、塗装が禿げてしまうことがあります。塗装が剥げると、汚れが付着しやすくなるため、新たなフィルターに交換してしまった方が楽かもしれません。
定期的にお手入れしていれば、10年程度は交換しなくても使うことができます。
シート状のフィルターは難燃性の不織布でできています。金属製フィルターの上から貼ることで、シート状のフィルターが汚れを吸着してくれるので、金属製フィルターのお手入れが不要になるしくみです。
シート状のフィルターが汚れたら、古いシートを捨てて新しいシートに張り替えるだけで換気扇のお手入れが終わります。いちいち金属製のフィルターを洗うのが面倒という方に人気のアイテムです。
ロールタイプとカットタイプがあり、ロールタイプの場合は換気扇のサイズに合わせてカットしてから使います。カットされているタイプだと、貼るだけですむので、さらにお手入れが楽になります。
ガラス繊維でできたフィルターです。純正の金属製フィルターを取り外して使うタイプになります。ガラス繊維は油を吸着しやすいため、サイズが合えば換気扇内部が汚れにくくなるメリットがあります。ただし、その分換気扇の換気効果が落ちる可能性もあるので、その点は注意が必要です。
純正の金属フィルターと異なり、汚れたら捨てて新しいものに交換します。洗ってお手入れする必要はありません。1ヶ月〜3ヶ月に1度交換すると、快適に使うことができます。
そもそも、レンジフードのフィルターにはどのような役割があるのでしょうか?フィルターをつけたからといって、換気扇内部が全く汚れないわけでもないので、フィルターをつけるメリットを実感できる機会が少ないですよね。
レンジフードフィルターの役割とメリットについて、簡単に解説いたします。
そもそもレンジフードとは、従来のプロペラのみの換気扇とは異なり、換気扇をフードとよばれる金属で
覆うことで効率的に油煙を吸収する装置です。空気を外に排出するのは、レンジフード内部のシロッコファンと呼ばれるパーツですが、室内の空気や鍋から出る湯気や煙を効率的に集めてファンに送り込むのはレンジフードの役割ともいえるでしょう。
レンジフードが吸い込む調理中に出る湯気や煙には、油分が含まれています。その油分がレンジフードに付着し時間が経つと、冷えて固まり、ギトギトの油汚れに変化してしまうのです。油汚れはベタつくので、吸い込まれたホコリを付着させ、雪だるま式に汚れがひどくなってしまう傾向があります。油汚れがシロッコファンに付着すると、換気効率が落ちてしまったり、ファンが故障する原因となります。
つまり、換気扇の機能性を落とさないために、フィルターは内部を保護する役割を果たしているのですね!
レンジフードフィルターは、簡単に取り外して洗うことができます。それに比べ、内部のシロッコファンは、洗うとなると一苦労です。フィルター掃除も大変ですが、フィルターで汚れをキャッチしておくことで、シロッコファンのお手入れ回数を減らすことができるのなら、結果的に効率的と言えるでしょう。
シート状のフィルターをつけたり、ガラス繊維フィルターに交換すれば、汚れた時に張り替えるだけで良いので、さらにお手入れが簡単になります。
レンジフードフィルターは、換気扇の効果を最大限発揮するために、重要なパーツだということがわかりました。
ここからは、利用時の注意点について解説いたします。
お手入れが簡単なシート状フィルターですが、実は思わぬデメリットがあります。
シート状フィルターは不織布でできていますが、難燃性と書かれた不織布の場合、引火する可能性が0ではありません。万が一、調理中に火柱が上がった時には、シート状フィルターに燃え移る恐れもあります。フィルターに油汚れが溜まっていると、よりそのリスクが高まりますので、シート状フィルターを使う場合は、必ず交換頻度を守って使ってください。
また、シート状フィルターを貼ることで、空気の吸い込みが悪くなり、ファンに負担をかける可能性もあります。ガラス繊維フィルターも同様です。
レンジフードを長く使いたい場合は、純正金属フィルターのまま使い、定期的にお手入れするのがベストといえるでしょう。シート状フィルターを使う場合は、デメリットを理解したうえで、正しくお使いください。
レンジフードフィルターを使っていても、半年〜1年ほどで換気扇内部には汚れが溜まってしまいます。大掃除でお手入れする場合は、半年に1度、定期的にお手入れする場合は3〜4ヶ月に1度、内部のお手入れをすると、衛生的に使えます。
換気扇のお手入れ方法については、下記の記事を参考にしてください。
金属製のレンジフードフィルターのお手入れ方法は、取り外して水洗いが基本です。汚れがひどい場合には、台所用洗剤を使うと油汚れが落ち、綺麗になります。
久々のお手入れで、汚れが落ちにくそうな場合は、つけ置き洗いすると、こすらなくても汚れを落とすことができます。油汚れに強いアルカリ性洗剤をつかってつけ置きしてみましょう。
汚れが落ちたら、最後に水洗いをし、しっかりと乾かします。
レンジフードフィルターの種類やお手入れ方法について解説いたしました。レンジフードフィルターを正しく使って、過ごしやすいキッチン空間を作りましょう。
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