キッチンの排水口をピカピカに!ぬめりを取る簡単掃除法
2023/08/30
2023/08/30
水回りは赤カビやぬめり、悪臭など、家の中でも汚れが気になりやすい場所です。特にキッチンの排水口は、衛生面を考えても、なるべく綺麗に保ちたいですよね。
とはいえ、毎日掃除してるつもりでも、ぬめりが発生してしまっていることも。
この記事では、排水口のぬめりの原因や掃除方法について解説いたします。日々の排水溝掃除のコツもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
生ゴミを捨てようと思って排水口を触ったらヌメっとする…気持ち悪くて触りたくなくなってしまう方も多いでしょう。排水口のぬめり、どうして発生するのでしょうか?
キッチン排水口ぬめりの原因となる3大要因をご紹介します。
キッチンの排水口に限らず、水回りのぬめりの原因の多くは雑菌です。ぬめりの正体は「バイオフィルム」という微生物(雑菌)の集合体で、水がある場所ならどこでも発生する可能性があります。
バイオフィルムが出来上がると、中で雑菌がどんどん増殖してしまうため、衛生的に良くありません。
バイオフィルムは粘着質なので、排水口の溝や隙間にひっついて、どんどん大きくなってしまいます。ぬめりを発生させないためには、細菌が喜ぶ環境を作らないことが重要なのです。
調理後のフライパンについた油や食器についた油など、キッチンは排水口に油分を流さなくてはいけない機会が多いですよね。油は冷えると固まる性質をもっています。排水口に付いた油分も冷えると固まってしまいます。
油は冷えても栄養分が豊富なので、微生物にとって格好のエサとなってしまい、雑菌が増殖する原因となります。油が付いた排水口に雑菌が繁殖し、バイオフィルムが形成されぬめりとなるのです。
調理後のフライパンや汚れたお皿は一度キッチンペーパーや新聞紙で拭き取ってから洗うなどの工夫をしてみると良いでしょう。カップ麺などの汁も要注意です。
水垢は水に含まれるカルシウムやミネラル分が固化したものになります。白っぽくカサカサした汚れが水垢です。排水口では目立たなくても、蛇口まわりに水垢がある場合は、要注意です。
水垢がつくと、排水口がざらついてしまいます。粘着力のあるものは、ざらつきがある場所にくっつきやすいといった性質をもっているので、水垢の上にバイオフィルムが形成されやすくなってしまうでしょう。
また、台所洗剤の成分は、水垢の原因となるカルシウムやミネラルに反応し「せっけんカス」といわれる酸性の物質に変化してしまう可能性があります。
せっけんかすができると、油汚れとさらに化学反応を起こし、排水口に黒っぽくてベタベタしたぬめりがついてしまったり、最悪の場合はパイプを詰まらせてしまったりすることも…キッチンの水垢にも要注意です!
ぬめりの原因となるものがわかると対策しやすくなりますね!
ここからは、簡単なぬめり対策と排水口の掃除方法について解説していきます。
キッチンの排水口は主に以下のパーツでできています。
キッチン排水口は、以下の部分に分けられます。
ワントラップとは、キッチンの排水トラップに取り付けられている装置で、取り外すことができます。ゴミ受け皿を外し、中を見ると、水が溜まっていますよね。その水の中で島のように真ん中にあるパーツがワントラップです。ワントラップをしっかり持って、左右どちらかにひねると外すことができます。ぬめりがひどい場合は、必ず手袋をして外してください。
基本的に、上記3つのパーツは取り外すことができるので、取り外してつけ置き洗いをすると、ぬめりの原因となる雑菌や油、水垢を一気に落とすことができます。
つけおきに必要な道具
つけ置き洗いすることで、ぬめりの原因を撃退できます!せっかく綺麗にしたパーツを汚れているところに戻しても意味がないので、つけ置き中に排水トラップや排水管周りの掃除をして待っていましょう。
排水トラップとは、排水管の周りにある水たまりのことです。排水管から悪臭や害虫が登ってこないよう、ワントラップと排水トラップで防ぐ役割があります。常時水が溜まっている場所なので、汚れやすい場所ですが、毎日掃除する習慣をつければ、ぬめりの発生も最低限に抑えることができます。
久々の掃除でぬめり酷い時は、重曹とクエン酸、お湯による掃除が効果的です!量を調整すれば、初期の詰まりにも対応できます。
こうすると、重曹とクエン酸が科学反応を起こし発泡するので、ぬめりや汚れが剥がれ落ち、掃除が楽になりますよ!
お湯がさめたら、水道水を流しながらシンク用スポンジを使って排水口周りの仕上げ掃除をしましょう。排水トラップの底部分は汚れが溜まりやすいので、つけ置き後にスポンジでこするとスルッとよごれがとれるはずです。
ぬめりをとって綺麗にした排水口ですが、放置するとすぐにぬめりが発生してきます。なるべく楽な方法で綺麗な状態を保つためには、日々簡単なお掃除を続けることと、定期的なぬめり取りが効果的です。
お手入れのコツをご紹介します。
毎日つかうキッチンですが、使用後は必ずゴミ受け皿の生ゴミを取り除き捨てるようにすると雑菌が繁殖しにくくなります。
また、お皿用のスポンジとは別にシンク用のスポンジを用意し、1日の最後にシンクを軽くスポンジでこすりましょう。お皿を洗うくらいの軽さで問題ありません。シンク全体を洗い、排水口カバーやゴミ受け皿、排水トラップの手が届くところまでスポンジで洗うとぬめりにくくなりますよ!
それでも、徐々にぬめりが発生してくるため、週一でぬめりの気になるところにたっぷり重曹をかけ、お湯に溶かしたクエン酸を流してぬめりを撃退します。
ゴミ受け皿に丸めたアルミホイルを入れたり、ゴミ受け・排水トラップを銅製のものに交換すると、銅イオンがぬめりの発生を抑えてくれるので、お手入れが面倒な方は、交換してみるのも良いかもしれま
せん。
キッチンの排水口からコバエが湧くことがある場合、定期的に熱湯を流すことで対策できます。お湯は脂や汚れを溶かし、排水管内をきれいに保つ効果があるので、定期的に50度前後のお湯を流すと効果的です。
キッチンの排水口掃除の方法やぬめり対策をご紹介いたしました。イヤなぬめりでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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