日々新しい進化を遂げている家電業界ですが、今回は「時短家電」にスポットをあてて、ご紹介していきたいと思います。

一概に時短家電といっても様々な種類があります。

そのため時短家電の特徴や選ぶ際のポイントを知ることで、お役に立てたらと思います。

共働き家庭の割合は66.2%と、半数以上の世帯が共働きになっています。

仕事を終えて帰宅すると、あっという間に夕方です。そこから夕食の支度、お風呂の準備、洗い物、洗濯、翌日のお弁当の支度など…一部の家事を挙げただけでも時間が足りないことは容易に想像できると思います。

家事に時間をとられてしまうと、家族の時間を持ったり、夫婦でゆっくり一息つくことは難しいといえます。

現代社会に生きる私達は、時間の有効活用が必須といえるのではないでしょうか。

うまく、時短することで生活の質を向上させていくことが大切です。

共働きの夫婦が時短家電を選ぶ際のコツ

ロボット掃除機、食洗機、洗濯乾燥機、電気圧力鍋に……と、全ての時短家電を買うのは金額的にも高額になるため現実的に難しいといえます。そのため、優先順位を決めて時短家電を選んでいく必要があります。

5つの注目ポイントをご紹介します。

時短したい作業で選ぶ。

家事中で1番時間を要しているものをピックアップしてみてください。時間を要しているということは、それだけ労力をつかっているといえます。その家事が時短できると随分と楽になりませんか?

嫌いな家事をしてくれる家電を選ぶ

家事をしていると、好きな家事と嫌いな家事が出てくるのではないでしょうか。

嫌いな家事は、どうしても後回しにしたくなると思います。

実際に、あとでやろうと思いながら時間だけが過ぎてしまう…という経験がある人は多いはずです。

嫌いな家事を担ってくれる家電があれば、後回しにする必要もなくなります。

スマホ連携機能がある家電を選ぶ

最近の家電は、スマートフォンと連携し出先から操作ができるものもあります。

うっかり忘れることがあっても安心です。

ほったらかし家電を選ぶと、自由時間ができる

家事をしている時間は、一息つくことは難しいです。家事の内容によっては、その場を離れられない作業もあります。

そんなときに、ほったらかし家電を選ぶとスタートボタンを押せば、あとはお任せできます。

共働きをしていると平日の夜はもちろんのこと、休日もまとまって家事をして自由時間をとることが難しいですが、ほったからし家電を使うと貴重な時間を手に入れることができます。

事前リサーチをして家族を説得

時短家電は便利ですが、馴染みがない人も多く、値段が高いことや本当に便利なのか?と疑問に感じている人も多いと思います。しかし実際は、コストパフォーマンスの良い商品から高性能高機能商品まで種類は豊富にあります。例えば、同じ掃除機ロボットを例にあげると、スマートフォンと連動しているものや拭き掃除までできるもの、コンパクトなものなど様々です。

安い買い物ではないため、購入の際には事前に商品のリサーチをしておくと、家族の理解が得られたうえで、購入がすることができるのではないでしょうか。

苦手な家事のところに導入する

苦手な家事を思い浮かべてみてください。

恐らく1つや2つはあると思います。苦手な家事は後回しになっているかもしれませんが、時短家電にお任せできるようになると、時間の節約のみならず、気持ちの面でも楽になるといえます。

毎日の家事が楽になる

生活をする上で、家事をすることは切っても切れない作業です。また、共働をしていると、日中は家を空けて仕事に時間を費やしているため、仕事に行く前や帰ってきてから家事をする必要があります。

そんな忙しい現代に生きる私達を手助けする為に生まれたのが、時短家電と呼ばれる電化製品です。

時短家電だからといって馬鹿にはできません。時短のみならず、掃除や調理にクオリティの高さも年々向上しています。

共働きに助けてくれる時短家電4選

これまで、時短家電のメリットをご紹介してきました。ここからは、4種類の時短家電のおすすめポイントをご紹介します。

ロボット掃除機

ロボット掃除機は「吸引タイプ」と「拭くタイプの2つの種類があり、それぞれ掃除方法や使用可能な床が異なります。

吸引タイプは、フローリング、畳、カーペット向けです。

ゴミを吸い取って本体内部にゴミをためるタイプです。不在時などに掃除機がけを全面的に任せることが可能です。フローリング、畳やカーペットにも使用ができるため、普段の掃除の代替として使用したい人は吸引タイプがおすすめです。

拭くタイプは、フローリング向けです。

本体に搭載されている専用のクロスやシート、モップなどを使用しています。フローリングの水拭き・乾拭きができるタイプです。吸引タイプが掃除の代替を担いますが、この拭くタイプは、吸引タイプで掃除した床をさらに拭き上げてきれいにするイメージと考えてください。フローリングの掃除を徹底的に行いたい場合にとても便利です。ただし、畳やカーペットでは使用ができませんので注意が必要です。

電気圧力鍋

電気圧力鍋は、加圧のスタートから火加減調整まで、すべて自動でコントロールしてくれます。コンロ型圧力鍋は火を使うため、火加減や時間などに気をつける必要があることから、上級者向けの調理器具と思って苦手意識がある人も多いといいます。

その点、電気圧力鍋は目を離していても大丈夫という安心感があり、できあがったらそのまま保温してくれる機種もあります。

電気圧力鍋を選ぶときのポイントは3つあります。

適切な大きさのものを選ぶ

1~2人暮らしの場合は、2.5L程度で間に合います。3~4人分を想定するのであれば、最低でも3.0L以上は必要になります。もしサイズに迷った場合は、大きい容量を選んでおくとよいかもしれません。

機能をチェック

一概に電気圧力鍋といっても様々な機能を備えていますので、事前にチェックしてから購入することをおすすめします。

予約機能とは…好きな時間にタイマーをセットすることで、出来たての料理を楽しむことができます。

低温調理機能とは…今流行の低温調理機能が搭載されている種類であれば、簡単にローストビーフなどを作ることができます。

発酵調理機能とは…ヨーグルトや甘酒など温度管理が必要なものもボタンひとつで作ることができます。

食器洗浄機

調理や食事のたびに出てしまう洗い物をお任せできるのが食洗機です。

設置タイプを選ぶ

据え置きタイプとビルトインタイプに分けられます。

据え置きタイプは、工事不要で設置のみで使用できます。ビルトインタイプは、システムキッチンに組み込んで設置するため、施工業者による取り付け工事が必要です。

どこに設置するか?大きさを確認

設置スペースに適したサイズを確認する必要があります。据え置き型の場合、設置スペース以外にも開けた扉が水道の蛇口などに当たらないようにしたり、家事動線の邪魔にならない位置など、少し余裕を持たせたサイズがおすすめです。

サイズ選びを間違えてしまうと、キッチンが狭くなったり、家事動線の邪魔になって、家事でストレスを感じることに繋がります。

人数に適した食器容量を選ぶ

家族の人数や、普段から使用する食器の量を目安に検討することをおすすめします。洗える食器容量が大きくなるほど本体サイズも大きくなるため、広い設置スペースが必要になって注意が必要です。大容量タイプは、鍋などの大型器具も洗うことができます。スペースに余裕があるのであれば、大容量タイプが便利といえます。

ドラム式洗濯機

乾燥機能の種類

衣類乾燥の際、ヒーターを使わない「ヒートポンプ式」と、ヒーターを使う「ヒーター式」に分類されます。

ヒートポンプ式は、洗濯槽内を除湿しながら衣類を乾燥させる方式です。

洗濯槽内を約60℃前後温度で衣類乾燥を行います。温度が低めなので、衣類の傷みや縮みが少なくダメージ軽減しながら衣類乾燥を行えることが特徴です。

ヒーター式は洗濯槽の中に温風を送り乾燥させる方式です。「水冷・除湿タイプ」と「排気タイプ」に分類されます。

ヒートポンプ式の洗濯機よりも本体価格が安いうえに、本体そのものが軽量です。

高温で乾燥させるため電気代がかかることと、衣類が傷みやすくなることがデメリットといえます。

なお、大手家電メーカーでは独自の乾燥技術を取り入れているものもありますので、チェックしてみるとよいですね。

まとめ

時短家電についてご紹介してきました。自分の生活リズムや時短したい部分を時短家電に任せることできると、時間が節約できるうえに生活の質をあげることに繋がります。

時短家電をうまく活用して、より快適な生活を送ってみてください。