階段の滑り止めや防音効果、傷防止など、様々な役割を果たす階段マット。ペットを飼っている方や、足元に不安を感じる高齢者の方がいるご家庭にオススメのアイテムです。

しかし、家の階段に合ったマットを使わないと、転倒の原因になってしまう可能性もあります。

この記事では階段マットの必要性や選び方、おすすめの階段マットをご紹介します。

階段マットとは?

階段マットとは、階段に敷くためのマットのことです。

滑り止め効果や防音効果、階段の傷防止など、さまざまな目的に応じたマットがあり、足腰の負担軽減や安全性を向上させるために敷く方が増えています。
小さなお子さんや高齢者の方がいるご家庭、犬・猫などのペットを飼っているご家庭で重宝されるアイテムです。家の中の階段に敷いて使うのが一般的です。

絨毯のように豪華なデザインのものや、洗って何度も貼り直せるタイプなどがあり、目的や置き場所に合わせて最適なものを選ぶ必要があります。

階段マットはどんな時に必要?

階段マットを使ったことがない方は「階段の上にマットを敷いたら、危ないのでは?」と思うかもしれません。階段マットは、表面が滑りにくく、裏面には粘着力があるため、マットがズレて滑る心配はいりませんのでご安心ください。

階段マットを設置することで、転倒事故や思わぬ怪我の予防に役立ちます。

ここからは、階段マットが役に立つ4つのポイントについて、ご紹介いたします。

滑り止め対策に

屋内の木製の階段はツルツルしていて滑りやすく、靴下やスリッパで上り下りすると、滑って転倒してしまったり、思わぬ事故が起きるリスクがあります。何か大きな物を持っている時や足元がよく見えない時は、特に危険です。

滑り止め効果がある階段マットを敷けば、足裏がキャッチされる感覚があり、安全に上り下りできるようになります。

階段の上り下りが苦手な小さなお子さんや、膝や腰が悪い方、妊娠中の方がいるご家庭に特におすすめです。また、犬を飼っている方は、犬の転倒防止対策にもオススメです。滑り止め対策として階段マットを利用する際には、滑り止め効果が高いものを選びましょう。

防音対策に

一軒家やメゾネット住宅だと階段の足音が響きやすく、階段を使う頻度が高い方や、深夜や早朝に階段を利用する方は、防音対策を考えないといけない場合もあるかと思います。
防音効果のある階段マットを設置すれば、足音や物音を吸収してくれます。お子さんがドタドタ階段を走る音やペットが階段でジャンプする音なども、響きにくくなります。

また、ネコなどの夜行性ペットが夜中階段を走る音で眠れない方にも、防音効果の高い階段マットはオススメです。騒音対策ができれば、夜にケージに入れておく必要がなくなるため、ペットの運動不足解消にもつながります。

階段の傷防止に

階段は、物を落としたりぶつけたときに、傷がつきやすい場所です。家具や荷物の運搬など、大きめの物を持って階段を利用する頻度が高い方は、傷防止に階段マットを敷くのがおすすめです。

特に、階段のフチを覆えるタイプの階段マットなら、傷付きやすい階段のフチをしっかりカバーできるので、ヘコミやささくれを防止できます。

足腰の負担低減に

階段の上り下りは足腰に負担をかける動作です。高齢のご家族や膝が悪い方にとっては、平らで固い床材の階段の乗降は、かなりキツイ動きになってしまいます。

防音効果や滑り止め効果のある階段マットの中には、膝や腰の負担を軽減させてくれるものもあります。足腰の負担を軽減したいときは、クッション性がある階段マットを選ぶのがポイントです。

階段マットの選び方

階段マットを選ぶ際には、以下の3つのポイントをチェックします。

  • サイズ
  • 素材
  • 機能性

それぞれのポイントについて、以下で詳しく解説いたします。

マットのサイズ

マットのサイズは、階段の寸法に合わせて選びましょう。階段の真ん中だけ覆うタイプのもの、コーナー部分のみ覆うタイプのもの、自由にカットできるものなどがあります。

特に奥行きの長さに注意が必要です。階段の奥行きに対し、マットの長さが長すぎると上手くマットがくっつかないため危険です。短めのマットを貼る場合は、足を引っ掛ける心配がないか確認してから貼りましょう。

マットの素材

マットは使っているうちに汚れてきてしまいます。足裏は汗腺も多く、雑菌も多く付着する場所ですので、マットの汚れが気になってきたら洗ってキレイにしましょう。

マットを外して洗えるタイプのものだと、衛生的に使えます。洗い方も洗濯機で洗濯できるのか、手洗いなのかなどを事前に確認するのも重要です。

また、洗った後に滑り止め効果が半減してしまったり、剥がれやすくなってしまうと危険です。粘着度や滑り止め効果の持続性などを口コミで確認しておくと安心です。

機能性

防音効果や蓄光テープ付きの階段マットもあります。蓄光テープ付きなら、夜暗い中でも階段の視認性が上がるので、安全性が高まります。

また、枚数が多めに入っている物を選ぶと、貼り直しも可能です。使用用途に合わせて、必要な効果が付いているものを選ぶと良いでしょう。

機能性バッチリ!オススメの階段マット5選

機能性が高く、口コミ評価も高い人気の階段マットを5つご紹介いたします。

ご希望に合う商品をぜひチェックしてみてください。

サンコー 階段マット 

模様部分に蓄光加工が施された階段マットです。夕方の薄暗さや深夜真っ暗になってからも、蓄光箇所がほんのり優しく光るので、段差を見逃しません。
ハサミで切ってもほつれないので、サイズ調整が可能です。可愛らしい模様が好きな方にもオススメのマットです。

ベルギー製 高級階段マット ラリスタン

ラリスタンは、ベルギー製の趣ある階段マットです。両面テープでしっかりと貼り付けるタイプなので、一度上手に貼れればずれる心配もいりません。
約6mmと長めの毛足なので、フカフカ感を楽しむことも…!インテリアとも馴染みやすいおしゃれなデザインです。

BITTOP 階段用滑り止め 幅広タイプ 

広い範囲に敷けるのが嬉しい幅広の階段マットです。70cmの幅があるので、一般的な階段の幅なら、余白を残さず端から端まで設置できます。
クッション性のある素材なので、足腰への負担も低減できます。防臭・抗菌加工も施されているので、アレルギーのある方にオススメのマットです。

Round tailミゾぴた 階段 滑り止めマット 【DIYアドバイザー監修】

マットが肉厚で溝がある、滑り止め効果が高いマットです。インテリアコーディネーターとして働くプロの方が監修している商品なので、見た目と機能性、両方を兼ね備えています。
ハサミでカットしてもほつれない特殊加工がされているので、サイズ調整も簡単です。

オカ(OKA)  ピタペトモ 階段マット 

ピタッと階段にくっつき、ラグ部分も滑りにくい階段マットです。フチ部分にマットをつけたくない方にオススメ。
丸洗いも可能なので、ペット用マットに最適といえます。程よい厚みがあるので、防音効果もバッチリです。

まとめ

階段マットは、転倒対策や騒音対策、階段の傷防止などに役立つアイテムです。思わぬ事故を予防するためにも、階段でヒヤリとした経験がある方には、設置を検討してみることをオススメします。

適切なサイズや素材のマットの中から、気に入ったデザインのものを探して設置してみてくださいね。