元気に動き回れるようになってきたお子さんが安全に過ごせるよう、家の中の危険な場所にベビーゲートを設置したいと考えている保護者の方も多いでしょう。中でも、階段上は危険が多い場所ですので、適切なベビーゲートを選んで設置しなくてはいけません。

しかし、ベビーゲートの多くは『階段上設置不可』と記されているため、階段上に設置するためには、階段上用のベビーゲートを購入する必要があります。

この記事では、階段上のベビーゲート選びについての注意点やおすすめの商品を紹介します。

階段上のベビーゲート選びは何に気を付ける?

階段上のベビーゲート

ベビーゲートは、お子さんが危険な場所に一人で入らないために設置するものです。しかし、階段上のベビーゲートは設置の仕方によって、危険性がさらに高まってしまうというリスクもあります。ベビーゲート自体がお子さんにとって危険なものにならないよう、階段上のベビーゲート選びは慎重に行う必要があるのです。

階段上にベビーゲートを設置する際は、どのような点に気を付けなくてはいけないのでしょうか?3つのポイントを解説いたします。

使用時の安全性

なによりもまず、ベビーゲートは使用時の安全性を考慮して選ばなくてはなりません。

階段上のベビーゲートは、普通のベビーゲートよりもしっかりと固定する必要があります。というのも、階段上という場所がら、万が一ベビーゲートが外れてしまった時に、お子さんがベビーゲートと共に転落してしまうリスクがあるからです。寄りかかっても、びくともしないような頑丈さがあるものを選びましょう。

階段上のベビーゲートを使用する際には、転落やつまづきに注意が必要です。ベビーゲートの設置位置や取り付け方法を正確に確認しましょう。また、ベビーゲートの高さが子供にとって登れない安全な高さであることも重要です。突っ張りタイプのベビーゲートは、階段上では安定性に問題があるため避けるべきです。おくだけタイプも原則的には使用できません。ベビーゲートの使用時には、常に目を離さずに子供を見守ることも忘れずに行いましょう。

突っ張りタイプは階段上不可の場合も

壁に穴を開けずに使えることから、突っ張りタイプのベビーゲートも人気ですが、階段上での使用にはあまり適していません。突っ張りタイプは壁に圧力をかけて固定するベビーゲートですが、使用しているうちに「ゆるみ」が生じやすく、お子さんが体重をかけた時にズレてしまったり、最悪の場合は外れる可能性もあります。ほとんどの突っ張りタイプのベビーゲートは、階段上は設置不可となっています。置くだけタイプのベビーゲートも、倒れるリスクがあるため適していません。

階段上では、ネジ留め式のベビーゲートを選ぶのがオススメです。賃貸など、壁に穴を開けられない場合は、階段上に設置できるタイプの突っ張りタイプを選びましょう。

使いやすさも忘れずにチェック

ベビーゲートは使いやすさも重要です。階段上は大人にとってもリスクのある場所ですので、またいで使うと転倒の危険性があります。ロール式や片開きのものだと、保護者の方が通る時にも安心です。

ただし、閉め忘れてしまうとゲートをつけた意味がなくなってしまいます。オートロックやオートクローズ機能があるベビーゲートなら、閉め忘れのリスクを減らすことができるでしょう。

ネジ留め式の階段上用ベビーゲート5選

安全性が高いネジ留め式の階段上用ベビーゲート。穴を開けても良い家なら、階段上にはネジ留め式のベビーゲートがオススメです。

階段上に設置できるネジ留め式ベビーゲート5つをご紹介いたします。

日本育児 ベビーゲート スマートゲイトII プラス

ベビーゲートやベビーサークルなど、大型のベビー用品を製造している日本育児の階段上用ベビーゲートです。つまずき防止ステップカバーや階段上専用ソケットなど、階段上に設置するための工夫が随所になされているので、安心してお使いいただけます。高さが91cmと高めなので、お子さんが大きくなってからも、乗り越える心配がありません。

日本育児 ベビーゲート スルする~とゲイト

同じ日本育児の階段上設置可能なベビーゲートです。こちらはロール式になっているので、設置場所の間口が狭かったり斜めになっていても、きっちり取り付けることが可能です。また、床面に段差ができないので、つまずく心配もありません。お子さんがぶつかっても痛くないよう、メッシュ構造で柔らかいロールシートが採用されています。

リッチェル(Richell) 階段の上でも使える木のバリアフリーゲート

大型ベビー用品でお馴染みのリッチェルも、柱や桟のある壁にネジ留めして設置するタイプの階段上用ベビーゲートを製造しています。温かみのある木製ゲートは、フローリングとも馴染みやすいデザインです。上下2箇所にオートロック機能がついているので、閉め忘れによる事故も防げます。片開きなので、階段側に開いてしまう恐れもありません。

ベビーダン(Baby Dan)Flexfit

デンマークの人気ベビー用品ブランド、ベビーダンのベビーゲートは、安全性の高さとデザイン製の高さを兼ね備えているのが人気の秘訣です。フレックスフィットは、高級ブナ材を使用しているので、見た目もとってもオシャレ。バリアフリー仕様なので、足元に段差がないのも嬉しいポイントです。69cm〜設置可能なので、狭めの間口でも取り付けできます。

ベビーダン(Baby Dan)ガードミー

2013年国際ベビー・ヤング用品見本市で「World of Baby safety at home部門最優秀賞」を受賞したガードミーは、必要な時だけ設置できるタイプのベビーゲートです。向こうが見えない蛇腹式なので、目隠しにも使えます。階段上にはもちろん、台所や勝手口などに設置するのにも最適です。オシャレな北欧デザインなので、モダンなインテリアとも良くマッチします。

階段上のベビーゲートに関するよくある質問

階段上のベビーゲートと赤ちゃん

階段上にベビーゲートを設置する際に、よくある質問についてまとめました。設置時には、ぜひ参考にしてみてください。

ベビーゲートは階段上と階段下、どちらにつけるべき?

階段上にリビングがある場合など、上の階でお子さんが一人になることが多い場合は、階段上にベビーゲートをつけると良いでしょう。階段下で過ごす時間が長い場合は、階段に興味をもったお子さんが階段をのぼろうとしてしまうリスクがあるため、階段下にもベビーゲートが必要です。

階段上設置不可のベビーゲートとの違いは?

ベビーゲートの中には、階段上設置不可と明記された製品も多数あります。このタイプのベビーゲートは、階段上に取り付けることが推奨されていません。メーカー側が使用を推奨していないものは、万が一、事故が起きた時に保障の対象外となります。

通販サイトなどで「階段上」と記されていても、公式サイトには不可と書かれている場合もあります。階段上にベビーゲートを設置する際は、必ず階段上でも設置できるタイプのものか確認し、設置可のベビーゲートを選びましょう。

まとめ

階段上のベビーゲートを選ぶ際には、安全性を一番に考慮しネジ留め式のベビーゲートを使用しましょう。

お子さんが安心して過ごせるよう、室内の危険を取り除くことで、毎日の育児も少し楽になるかもしれませんね!ベビーゲートを設置する際は、ぜひ参考にしてみてください。