IHクッキングヒーターの掃除・お手入れ方法【完全ガイド】
2023/07/03
2023/07/03
IHクッキングヒーターはガスコンロと比べて火力調整がしやすく、省エネで安全な調理器具です。また、掃除も簡単で、見た目もスッキリしています。
しかし、IHクッキングヒーターも使っているうちに油汚れや焦げ付きが発生し、見た目や性能に影響を与える可能性があります。
そこで、この記事ではIHクッキングヒーターの汚れを落とす方法について、5つのコツをご紹介します。また、掃除に適した洗剤や道具の選び方や、注意すべき点や危険な行為も紹介します。
この記事を参考にして、IHクッキングヒーターをキレイに長持ちさせましょう。
目次
IHクッキングヒーターは、電気で鍋やフライパンなどの調理器具を温めて食材を加熱する仕組みです。そのため、調理器具とコンロの間に隙間がありません。この隙間がないことが、IHクッキングヒーターのメリットでもありますが、デメリットでもあります。
なぜなら、調理中に調味料や油がこぼれたり、鍋底の焦げが付着したりすることで、天板やグリルに汚れが発生するからです。天板はガラス製で平らなので、汚れが目立ちやすくなります。
グリルは水無し両面焼きタイプが多いので、水を使わない分、焦げ付きやすくなります。
汚れは酸性やアルカリ性のものがあり、それぞれに適した掃除方法が必要です。酸性の汚れは酢やレモンなどで落とせます。また、アルカリ性の汚れは重曹やセスキ炭酸ソーダなどで落とせます。
汚れを放置すると、焦げ付きや油膜ができてしまい、掃除が難しいです。そのうえ、IHクッキングヒーターの効率や寿命にも影響します。そうならないためには、定期的に掃除することが大切です。
それでは、IHクッキングヒーターの汚れを落とすコツを5つご紹介します。
IHクッキングヒーターは使用後すぐに水拭きするか、中性洗剤を含ませた布巾で拭き取ります。これだけで日常的に清潔な状態を保つことができます。
電源を切ってから掃除をすることや、天板が冷めるまで待つことで事故やケガを防ぎましょう。
油汚れやホコリなどが付着して天板がくすんでしまった場合は、クレンザーを使って掃除します。クレンザーは研磨剤の入っていないクリームタイプで、研磨剤の配合率が30%以下のものがおすすめです。
クレンザーを汚れに塗布し、ラップパックをして1時間程度放置します。IHクッキングヒーター用スポンジで擦り、雑巾で汚れ・クレンザーを拭き取ります。クレンザーを使うことで天板の光沢を取り戻すことができます。
調味料などの焦げ付きや鍋底の焦げが天板に付着してしまった場合は、クリームクレンザーとアルミホイルを使って掃除します。クリームクレンザーは前述の通り研磨剤の入っていないものを選びます。
ククリームレンザーを焦げ付きに振りかけ、丸めたアルミホイルで円を描くようにこします。焦げ付きが取れたら、濡らした布巾でクレンザーを拭き取ります。アルミホイルは研磨剤よりも優しく汚れを落とすことができます。
グリルプレートやグリル内部、扉、網などに焦げ付いた汚れがある場合は、クリームクレンザーで掃除します。また、前述の通りクリームクレンザーは研磨剤の入っていないものがおすすめです。
取り外せる部分は取り外して、クリームクレンザーを汚れに塗布し、歯ブラシやスポンジでこすります。取り外せない部分は、クリームクレンザーを含ませたキッチンペーパーでパックして1時間ほど放置し、その後拭き取ります。
放置することで、グリルプレートやグリル内部などの細かい部分にもしっかり浸透して汚れを落とすことができます。
IHクッキングヒーターの掃除が終わったら、水拭きして乾かします。水分が残っているとサビやカビの原因になるので注意です。乾いた布巾やキッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取り、自然乾燥させます。
また、グリルプレートやグリル内部などは、乾いた後に油を薄く塗っておくと、次回の掃除が楽になります。
IHクッキングヒーターをお掃除する際には、以下の点に注意してください。
これらの注意点を守ることで、IHクッキングヒーターを傷つけたり、劣化させたりすることを防ぐことができます。
また、安全に掃除をすることができます。IHクッキングヒーターのお手入れは、定期的に行うことが大切です。汚れが溜まってしまうと、掃除が難しくなるだけでなく、IHクッキングヒーターの効率や寿命にも影響します。
そうならないためには、毎回の使用後に水拭きするか、中性洗剤を含ませた布巾で拭き取ることを習慣にしましょう。
IHクッキングヒーターを長持ちさせるためには、掃除だけでなく、使用方法にも気を付けることが必要です。ここでは、IHクッキングヒーターを長持ちさせるための5つのコツをご紹介します。
これらのポイントを守ることで、IHクッキングヒーターの性能を最大限に発揮することができます。また、故障やトラブルの原因になることも防ぐことができます。
IHクッキングヒーターは高価な調理器具ですから、大切に使って長く使えるようにしましょう。
IHクッキングヒーターは、毎日の簡単なお手入れをすることで、汚れを防ぎ、性能や寿命を保つことができます。ここでは、毎日の簡単なお手入れ方法についてご紹介します。
IHクッキングヒーターのトッププレートは、使用後すぐに水拭きすることが大切です。水と柔らかい布巾でサッと拭くだけで、油汚れや焦げ付きを防ぐことができます。
電源を切ってから掃除をすることや、天板が冷めるまで待つことも重要です。
グリル一体型のIHクッキングヒーターの場合は、グリルプレートも使用後すぐに洗うことがおすすめです。グリルプレートは取り外して食器用洗剤で洗います。
汚れが頑固な場合は重曹やアルカリ性洗剤を溶かした水溶液に1時間程度つけ置くとよいでしょう。
IHクッキングヒーターの排気口は、定期的にチェックして汚れがないか確認することが必要です。
排気口はトッププレートの奥側(壁側)にある空気の出入り口であり、汚れを放置すると故障やトラブルの原因になります。
排気パネルや排気カバーなど取り外せるパーツは個別に洗浄し、排気口内部は割り箸の先端に巻き付けたガーゼで拭き取ります。
機種によっては熱や蒸気で汚れを落としやすくする「クリーニング機能」が搭載されている場合があります。クリーニング機能を使うことで、拭き掃除だけでは落とせない汚れも除去できます。
月に1〜2回程度の頻度で使用するのがおすすめです。
この記事では、IHクッキングヒーターの汚れを落とす方法について5つのコツ、掃除に適した洗剤や道具の選び方や、注意すべき点や危険な行為、長持ちさせるためのコツと毎日のお手入れ方法をご紹介しました。
これらのコツを守ることで、IHクッキングヒーターの性能を最大限に発揮することができます。また、故障やトラブルの原因になることも防ぐことができます。
IHクッキングヒーターをキレイに長持ちさせるため、ぜひ定期的なお掃除を行ってみてください。
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