湿度の高い時期に頼りになるのが、浴室乾燥機です。

しかし使っているうちに、浴室乾燥で干した洗濯物や、浴室内の空気の不快なニオイが気になることがあるかもしれません。 このニオイの原因は何なのでしょうか?そして、どうすればそれを取り除くことができるのでしょうか。

今回は、浴室乾燥機が臭う理由と、その対処法について詳しく解説します。

浴室乾燥機

浴室乾燥機のニオイの原因は「カビ」

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浴室乾燥機内に繁殖した「カビ」は、乾燥機から放出される嫌なニオイの原因となります。

浴室乾燥機は、カビの栄養源となる「ホコリ」が容易にたまる場所です。そして、そのホコリと湿度の高い環境が、カビの成長を促してしまいます。

そのため、十分な掃除が行われていない浴室乾燥機は、カビの温床となりがちです。

さらにカビの繁殖は、長期間使用していると浴室乾燥機の効率を低下させる原因にもなります。

これを放置していれば、カビの繁殖が健康に悪影響を及ぼす可能性も捨てきれません。

浴室乾燥機は定期的な掃除とメンテナンスを行うことが必要です。

浴室乾燥機の掃除方法

浴室乾燥機を清潔に保つためには、フィルターを取り外した清掃が効果的です。

取り外し方はメーカーや機種によって異なるので、必ず取扱説明書を参照し、適切にフィルターを取り外してください。

取り外したフィルターは、ホコリを掃除機などで除去し、頑固な汚れにはぬるま湯や石鹸水を使用します。

ただし、水洗いできないフィルターもあるので注意が必要です。フィルターを清掃した後は、しっかり乾燥させてから元の位置に戻します。

さらに高い清掃効果を得るためには、ファンも取り外して洗浄します。中性洗剤を使用して汚れをふき取り、乾燥後に元の位置へ戻します。

ただし、無理に取り外すと故障やケガの原因になる可能性があるため、取り扱い説明書を確認しながら、慎重に作業を行ってください。

以上の掃除方法を実践することで、カビが原因のニオイは大幅に改善されます。

ただし、清掃のときに気をつけておかなければならないことがあります。

浴室乾燥機を掃除する際の留意点

浴室乾燥機の掃除を行う前に、浴室乾燥機の電源を切りましょう。念のため、追加でブレーカーも切っておくことをお勧めいたします。

浴室乾燥機の電源がついたままの状態で作業を行ってしまうと、やけどや感電の危険性があります。

また、水を直接乾燥機の本体にかけることも厳禁です。これによって漏電やショートの原因となり、乾燥機の故障や事故の引き金となるおそれがあります。

さらに、塩素系の洗剤を使用することも避けることが必要です。

塩素系洗剤はサビや故障の元となるだけでなく、安全性にも問題がある可能性があります。適切な方法で掃除を行うことで、浴室乾燥機を安全かつきれいに維持することをおすすめいたします。

清潔な浴室乾燥機で心地よい生活を

浴室乾燥機のニオイは、しっかりとした掃除で改善可能です。ニオイの主な原因である内部のカビをきちんと除去することで、清潔な風が放出されます。

注意点として、清掃のときは必ず乾燥機の電源をOFFにし、必要ならばブレーカーも切りましょう。

そして本体に直接水をかけるのは厳禁です。これらの注意点を必ず守り、掃除を行ってください。

掃除をしたのに、どうしてもニオイが改善されない場合は、プロの清掃業者に依頼することも検討しましょう。

浴室乾燥機

給湯器