要チェック!ガスコンロの炎の色がオレンジになる原因と対処法
2022/03/22
2022/03/22
今まであまり気にしていませんでしたが、ガスコンロの炎がオレンジになっていることに気が付きました。これは何か不具合ですか?そのまま使用していても大丈夫でしょうか?
アドバイザー大河原
コンロ使用時は、鍋やフライパンを置いてから火をつけるため、 なかなか炎の色まで確認することがないので、気づきにくいですよね。
炎の色が通常の青ではなく、オレンジ(赤や黄色も含む)になっているとき、考えられる原因は3つあります。
冬場など乾燥している時期に室内で加湿器を使用している場合は、この加湿器の影響が考えられますが、 ガスの炎と水道水の中に含まれている微量のアルカリ金属とが反応したためであり、心配はありません。
また、エアコンや扇風機、サーキュレーター、窓からの風が当たったりすることでも炎の色が変化する場合があります。
加湿器を止めたり、扇風機や風が当たらないように調整してから点火をしてみて青い炎になれば問題ありません。
吹きこぼれや油汚れなどにより炎が出るバーナーキャップ部分が汚れている場合、 その汚れに反応して正常に燃焼せず、炎の色が変わっている可能性があります。
よくご使用になる鍋やフライパンの底がすすで黒くなることはありませんか? 黒くなる場合は、バーナーキャップの目詰まりによる燃焼不良を起こしていると考えられますので、定期的にお手入れをしましょう。
細かい溝が多いバーナーキャップのお手入れには、やわらかい歯ブラシを使うと便利です。 お手入れが終わった後は、水気をよく切ってから元に戻してください。 水気が残ったまま取り付けると、点火不良や不完全燃焼の原因になりますので、ご注意ください。
ちなみに、調理器具(鍋やフライパンなど)の底が濡れたまま使用すると同様に炎の色が変わる場合がありますので、しっかり水分を拭き取ってからご使用ください! ※我が家では、フライパンを2回続けて使用したいときなど、パパっと洗ってそのまま使用してしまうことがあるので、気を付けます…。
ガスコンロ使用時、換気が不十分だとガスコンロまわりの酸素が不足し、炎の色が変わる場合があります。
しっかり換気を行わずに、他の燃焼機器(石油ストーブ、ファンヒーター、ガス湯沸器など)と同時に使用した場合など、 不完全燃焼を起こす可能性がありますので、ガスコンロの使用中は窓を開けたりレンジフードを回すなど、換気を行ってください。
上記の対処を行っても改善がみられない場合は、ガスコンロ本体の異常が考えられますので、 できるだけ使用は避けて早めにガス会社またはメーカーメンテナンスなどの点検を受けるようにしましょう。
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