トイレをタンク“あり”から“なし”に変更する時に注意することって?
2022/06/07
2022/06/07
2階のトイレの便器の交換をすることになりました。
冬場の結露が気になっていたので、タンクありから、タンクなしトイレに交換しようと思っているのですが、交換する際に設置場所の確認など考慮しておいた方がいい事前留意点などありますか?今使っている機種はTOTOです。
目次
アドバイザー井口
回答日時:2021/7/30
タンクありのトイレから、タンクレストイレに交換するうえで、事前にご留意いただきたい点は4つです。
タンクがなくなりますので手洗い場がなくなります。トイレ近くに洗面所などがない場合は、手洗いをどうするか事前に確認しましょう。 各メーカー、既設トイレの給水・排水を使用して手洗器や収納キャビネットを設置できるプランもありますので、合わせてご検討ください。(トイレ室内寸法や必要水圧など設置条件がありますので、別途手洗いが必要な場合は、事前にご確認ください。)
タンクレストイレは、トイレの種類の中ではハイグレードの価格帯になりますので、タンクありのトイレに交換するよりも価格が高くなります。
タンクレストイレはタンクがない分、コンパクト設計な商品が多いです。既設トイレの形状によっては、便器の設置痕が床に残って見えてしまう可能性がありますので、床材の張替についても事前にご確認ください。
床材がクッションフロアであれば、トイレ交換と同時に張替がおすすめです。
タンクレストイレは、便器部と機能部(ウォシュレット部分)の専用セット品です。機能部のウォシュレット部分は汎用品ではないため、故障した場合、市販のウォシュレットでは交換ができず、タンクレストイレの専用部品で交換またはトイレまるごとの交換が必要になります。
タンクありからの交換の場合、手洗い場は大きな問題です。
ご家族だけではなく、来客があった場合も想定して事前にご確認ください。
アドバイザー井口
回答日時:2022/06/07
追加で回答いたします。
「タンクありのトイレ」から「タンクレストイレ」への交換の注意点として水圧があります。 「タンクありのトイレ」は、タンクに溜めた水を一気に流すことで便器洗浄をするため、水圧が弱くても使用が可能なトイレですが、「タンクレストイレ」は、給水の圧力で便器洗浄を行うため、ご自宅の水圧がメーカー規定の水圧値に届いていない場合、吐水不足により排水不良などが起こる可能性があります。
※一般的に上階に上がるほど水圧が弱くなる傾向があります。現行のタンクレストイレは低水圧にも対応していますが、一定以上の水圧がなければ正常動作をしないことがあります。
ご心配な場合は、タンクありトイレでのご検討がおすすめです。
上記の回答でも少し触れていますが、タンクレストイレでも手洗い付きの商品がありますので、ご紹介します。 手洗いがなくなることが懸念点になっている方におすすめです。
Newアラウーノは、タンクレストイレでありながら手洗い付きを選ぶことができます。 便器洗浄をしない場合でもボタン操作で手洗いの水を出し止めでき、 またハンドソープを使って手を洗うこともできるので、掃除のときなどにも便利です。
価格帯もタンクレストイレの中ではお手頃で、便器と便座が別々なので、 のちのち便座のみ交換することもできる商品です。
手洗い付きNewアラウーノV
既設トイレの給水・排水を使用してタンクレストイレと一緒に手洗器を別で設置することができる商品です。給水・排水移設などの大がかりな工事が必要ないので1日で工事が完了します。
カウンターの有無や手洗器形状などパッケージされている中から選ぶセミオーダータイプのトイレです。タンクレストイレのすっきりさを活かしたまま手洗器が設置できて、かつ、トイレ室内全体の印象をがらっと変えられます。
壁紙や床クッションフロアの張り替えも一緒に行うのがおすすめです!
ARTICLE LIST
2022/06/21
2022/05/12