コードレス掃除機で火事が起きる原因とは?注意するべきはバッテリー
2023/01/21
2023/01/21
コードが不要なコードレス掃除機は、搭載されたバッテリーで長時間の使用を可能としています。
コンセントの位置を気にする必要がないため可動域が広く、普段の掃除に便利な家電として最近人気を集めています。
しかし、内蔵バッテリーの誤った使い方が原因で、近年コードレス掃除機による火事が起こることがあります。
とくに正規品でないバッテリーを使用することで、発火のリスクが高まり火事の原因となってしまいます。ご家庭にあるコードレス掃除機が正しい使い方ができているか再度確認し、事前にリスクを回避しておきましょう。
この記事では、コードレス掃除機による火災の原因や、事前に火事を防ぐための方法についてご紹介します。身近な家電での火災事例を知ることで、事前に火災を防ぐための参考にしてみてください。
目次
普段から使用している家電で火事が起こるリスクがあると思うと怖いですよね。バッテリーが発火し、燃えやすいものが近くにあった場合には火が燃え移り、大きな火事にもつながりかねません。コードレス掃除機によって火事となる原因をしっかりと知ることで、事前にリスクを防ぐことができます。
では、コードレス掃除機を使用していて火事になる原因として、どのようなものがあるのでしょうか。主な火災の原因としては、以下が挙げられます。
このようなバッテリーを購入した心当たりがある場合には、火事のリスクがあることから速やかにコードレス掃除機の使用を中断する必要があるといえます。
上記に取り上げたそれぞれの原因について、以下で詳しくみていきましょう。
火事の原因の一つとして、非純正製品のバッテリーを使用していることが挙げられます。非純正製品のバッテリーとは、純正製品バッテリーと互換性があり、ほぼ同等な機能を持ったバッテリーです。
純正製品のバッテリーよりも、比較的安価で販売されている非純正製品のバッテリーを購入することで、費用を抑えたいと考える人は多いのではないでしょうか。しかし、非純正製品のバッテリーは費用が安く済む分、設計的に手を抜いて製造されているものも少なからず存在しています。
実際、コードレス掃除機が原因で家事となったバッテリーのほとんどが非純正製品のものを使用していたと報告されています。家電の販売メーカーも、バッテリー交換には純正製品を使うよう注意喚起をしています。バッテリー交換の際は、純正製品を使うようにすれば安心ですね。逆に非純正製品のバッテリーを使用する場合は、安く購入できる反面、大きなリスクを伴う可能性があることを認識しておかなければなりません。
ご家庭で使用しているコードレス掃除機のバッテリーが純正製品であるか、この機会に今一度確認してみてはいかがでしょうか。
非純正製品のバッテリー使用に伴う火災事故は年々報告がされており、リコールの対象となった商品もこれまでに多数発生しました。
このように過去に火災の報告がされているバッテリーを気付かないうちに使い続けていた場合、バッテリーによる火災のリスクが高まります。
ご家庭で使用しているコードレス掃除機のバッテリーがリコール対象製品ではないか調べたい場合は、消費者庁のリコール情報サイトで確認することができます。
使用している製品に少しでも不安があれば、一度確認しておく必要があるといえます。
掃除に便利なコードレス掃除機ですが、バッテリーを使用しているため火事のリスクがゼロではないといえます。普段の生活で比較的よく使用する家電のため、できれば安心して使い続けていきたいですよね。
では、コードレス掃除機から火事を防ぎ、安全に使用するためにはどのようなことに注意すればよいのでしょうか。
以下では、コードレス掃除機を使用する際に気を付けるべきポイントについてご紹介します。コードレス掃除機を安全に長く使用するために、是非これから説明するポイントを参考にしてみてください。
一つ目のポイントは、購入した際に付属しているコードレス掃除機の取扱説明書をよく読むことです。普段、電化製品を購入したときに取扱説明書を読まずに使用する人も多いのではないでしょうか。取扱説明書には、電気製品の使い方だけでなく、製品を使う際の注意点や火災のリスクについて詳しく記載がされています。特に火災のリスクなど注意が必要な項目については、使用する前にきちんと目を通しておく必要があります。
万が一、購入時に付属していた取扱説明書をなくしたという場合は、製品を販売しているメーカーのサイトで確認することも可能です。使用しているコードレス掃除機のメーカーを検索し、取扱説明書をダウンロードもしくは閲覧し、確認します。
現在ご家庭で使用しているコードレス掃除機についても、定期的に取扱説明書を確認し、正しい使い方ができているか確認するようにしておくといいですね。
二つ目のポイントは、事前に火事になりそうなポイントを押さえておくことです。
先ほどご説明したように、コードレス掃除機の火災の多くは非純正製品のバッテリーが原因で発生しています。火災のリスクが高い非純正製品のバッテリーをなるべく避け、純正製品のバッテリーを使用することで事前に火事を防ぐことができます。
また、バッテリーを購入する際に、PSEマークの表示があるか確認しておくことをおすすめします。
PSEマークとは、電気製品が安全性を満たしていることを示すマークです。製品本体やパッケージにPSEマークがない場合は、国の定めた技術基準に適合している製品とならない可能性があるため注意が必要といえます。
コードレス掃除機のバッテリーを購入する際は、PSEマークが表示されているか、リコール対象の製品ではないか事前に確認しておくのがおすすめです。
また、他にも事前に気を付けるべきポイントとしては
といった点が挙げられます。
今回は、コードレス掃除機が原因で起こる火事と事前に対策する方法ついてご説明しました。いつも使っているコードレス掃除機が原因で火事になることがあるとは思わなかった、と感じた人も多いのではないでしょうか。
バッテリーによる火災は年々増加しています。また、今回取り上げたコードレス掃除機以外にも、最近ではバッテリーを使用した便利家電が多く登場しており、火災のリスクを確認し予防することが重要です。
普段の生活で使用する頻度の多いコードレス掃除機を正しく使うことで、事前に火事のリスクをなくすように備えてみてください。
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