洗濯は、洗う、干す、畳むといった工程が多い家事です。そのため、「できれば時短したい」と誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか?

しかし、天気に左右されたり、他の家事をしなければならなかったりすると、後回しになりやすい家事でもあります。

そこで今回は、洗濯を時短する方法やコツ、洗濯するうえでやめることをご紹介します。

洗濯を時短して、日々のライフスタイルを良くしていきましょう。

浴室乾燥機

洗濯を時短する方法、手順ごとに詳細解説

洗濯は、洗う、干す、畳むといった工程があります。

まずは、手順ごとに時短する方法をご紹介します。

洗濯を時短!〜洗う〜

洗う工程は、洗濯機に入れてスイッチを押すだけと思いがちですが、ちょっとした工夫で時短することができます。

【洗濯物の種類ごとに分けておく】

洗う工程をするときに、洗濯物を一つのカゴに入れていると、仕分けをしないといけなくなるので、時間がかかってしまいます。

そのため、洗濯物を種類ごとに分けて、カゴやネットに入れておくことをおすすめします。

例えば、「普通洗いできないもの」や「小物類」は、あらかじめ分けることで仕分ける手間が省けるのでやった方が良いですね。

また、1人で仕分けるのは大変なので、家族に協力してもらい、カゴに入れるときに仕分けてもらうのはいかがでしょうか。

【小物類はネットやランドリーバッグに入れて洗う】

仕分けをするときに、同時にネットやランドリーバッグに入れておくこともおすすめです。

特に靴下などの小物類は入れておくことがおすすめで、干すときに、よくなくなりやすい靴下を探す手間が減らせます。

大きい洗濯物は、ランドリーバッグがおすすめです。

メッシュタイプのものであれば、そのまま洗濯機に入れて洗うことができるので、さらに手間を減らせます。

【スピードコースや予約機能を使う】

最近の洗濯機にはさまざまな機能が搭載されています。

汚れがそこまで目立たない洗濯物には「スピードコース」がおすすめです。

「スピードコース」を使用することで、普通の洗濯時間より早く洗濯できるので、時短につながります。

また、「予約機能」を使用すれば、自分が干したい時間に合わせて洗濯できるので、時間を気にせず、自分のペースで洗濯できます。

干したい時間に合わせられるので、気持ち的にも楽になります。

洗濯を時短!〜干す〜

【洗濯機付近や浴室で干す】

洗いの工程が終わったあとに、ベランダや屋外に干しに行く距離が遠いと、手間と時間がかかります。また、寒い時期になると外に出るのもおっくうになります。そういった方には、洗濯機付近や浴室に干すことをおすすめします。

洗濯機付近に物干しスタンドなどを設置することで、そのまま室内に干せるので、移動距離もかからず、手間も減らせます。また、外に干したいときは、ハンガーにかけたまま、まとめて持っていけば済むので楽になります。

また、浴室に干すのもおすすめです。浴室乾燥機がある方は、そのまま浴室に干すこともでき、ない方でも浴室の換気扇をつけておくことで、空気の循環ができるので、乾燥もできます。

ただし、湿度が高い梅雨の時期は、カビが発生する可能性が高くなるため注意が必要です。

【家電や家の設備を利用する】

浴室乾燥機や衣類除湿機など家電や家の設備を利用することも、時短するうえで大切です。

洗濯機の近くに浴室があれば、浴室乾燥機を使用でき、移動距離もかからず、衣類除湿機を使用すれば、室内で洗濯物を乾かすこともできます。

また、早く乾かせることができるので、時短になるのはもちろん、カビの発生も抑えてくれるので、家電や家の設備を使うことはおすすめです。

洗濯を時短!〜畳む〜

畳むことは、手動で行わないといけない工程で、一番手間がかかる工程ではないでしょうか?

畳むことが手間と感じる方は、思い切って畳むのをやめるといった選択肢もあります。

それは、「ハンガーにかけたまま収納」することで、ハンガーにかけたままクローゼットやハンガーラックにかけてしまうだけなので、相当な時短ができます。

小物類も、「あえて畳まず収納」することも時短につながります。さっと丸めてタンスに入れるだけなので簡単です。

もし、丸めるだけが嫌という方は、タンスに仕切りをつけることをおすすめします。仕切りをつけることで、入れる場所が定まり整理されてるように見えるので、汚く見えることはありません。

便利な時短グッズ

洗濯を時短するうえで、時短グッズを使用するのもおすすめです。

【ランドリースタンド】

洗濯機の横に洗濯スタンドを置いておけば、そのまま干せるので、移動しなくても済みます。また、衣類除湿機があれば同時に使用でき、早く乾燥ができるのでおすすめです。

【ピンチハンガー】

洗濯物が密集していると、風の通りが悪くなり洗濯物が乾きにくくなりますが、ピンチハンガーを使用すれば、密集防止できるので早く洗濯物が乾かせます。

【洗濯機横ラック】

洗濯機の周りも整理するのにラックを使用するのがおすすめです。

洗濯に使用する洗剤からネットまで収納できるので、余分に動くこともなく洗濯できます。

洗濯を時短して時間を有効に使おう

工程が多い家事である洗濯は、時短ができます。時短することで、自分の時間や子どもと関わる時間も増やすことができるので、より良い生活にもなります。

【洗濯時短のコツ】クオリティーを落とさないで家事の効率を上げる!

洗濯を時短することは、より良い生活につながるので大切になりますが、できればクオリティーは下げたくないはずです。

そこで、クオリティーを落とさず家事の効率を上げる方法を紹介します。

洗濯にかかる時間

洗濯は、洗い、干す、畳むと工程が多い家事ですが、洗濯にかかる時間は、家事の中でも1番長いといっても過言ではない物です。

洗いの工程は洗濯機に入れてスイッチを押すだけで、自動で行ってくれますが、それでもおよそ40〜50分程度かかります。家族の多い家庭なら、この時間の2回分やらなければなりません。

干す時間は、数分から数十分かかり、畳む時間を入れると1〜1時間半はかかりますね。

外で乾燥している時間を入れると、1日かけて洗濯しているといえるのではないでしょうか。

これを毎日しているとなると、多くの時間を洗濯に費やしていることがわかりますね。

自宅で簡単にできる洗濯の時短テクニック

ここからは、自宅で簡単にできる洗濯の時短テクニックをご紹介します。

【洗い】

洗いでの時短テクニックは、前述しましたが、「スピードコース」を使用するのがお勧めです。スピードコースを使用することで、いつもの洗いの時間が10分程度は短縮できます。

また、汚れの取れ方もいつもの洗い方とそこまで変わりません。

泥などで汚れている物なら話は別ですが、いつも使うタオルなど汚れがそこまで目立たない物であれば、スピードコースで問題ないですね。

また、汚れが目に見えてわかるものは、早めに対処するのが良いですね。

汚れをそのままにしておくと、衣類の深部まで染み込んでいくので、洗濯しても汚れが取れにくくなり、余計に時間がかかってしまいます。

汚れを早く落とすには、汚れを水かぬるま湯で洗い、酸素系漂白剤かウタマロ石鹸を使用するのがおすすめです。

酸素系漂白剤であれば、汚れに直接付けてそのまま洗うだけなので時間もかからず、楽に落とせます。

ウタマロ石鹸は、汚れに直接付けて、もみ洗いしないといけませんが、ほとんどの汚れに対応しているので汚れを簡単に取りやすく、その後の洗濯も時間をかけません。

【干す】

干すときの時短テクニックは、洗濯機から干すところまでを短くすることが良いですね。

洗濯機から干すところまでが長いと、何かとめんどうで、洗濯物が多いと何度も往復することになります。

また、思い切って室内干しにするという方法もあります。しかし、室内干しにするとニオイが気になる方も多いと思います。

ニオイが気になる方は、酸素系漂白剤がおすすめです。酸素系漂白剤はニオイの元となる衣類のカビを除去・殺菌効果があるので、部屋干しにしてもニオイが発生しにくくできます。

【畳む】

畳むときの時短テクニックは、前述しましたが、ハンガーにかけたまま収納することが良いですね。

畳んで収納することは、意外に時間もかかり大変です。家族がいる方なら家族分もやらないといけないので余計に時間がかかります。

しかし、ハンガーのまま収納するのであれば、かけるだけなので時間はかかりません。

クリーニング店に依頼するのもあり

ここまで、洗濯の時短テクニックを紹介してきましたが、クリーニング店に依頼することも時短のコツです。

汚れの取れない衣類を何度も洗うより、プロに任せて洗濯してもらった方が格段に早く終わります。また、全ての工程をしてくれるので、自分がやることは何一つありません。

最近では、クリーニングの宅配サービスも行っているので、自宅にいながらクリーニングを頼めるサービスもあります。少し値段がかかるかもしれませんが、汚れを取れない衣類やおしゃれに着ている服などは、クリーニングに出してしまった方が早く済みます。

【時短】洗濯の洗い・干す・しまう! 家事の手間が減るやめてよかったこと

ここからは、洗濯の手間が減る、やめてよかったことをご紹介します。

朝の洗濯をしない

朝に洗濯する方は、朝ごはんや昼ごはんを作ると同時に洗濯物を洗い始めるので、忙しく時間がありません。そこで、夜に洗濯を済ませておくようにしました。

夜に洗濯を洗い終え、そのまま室内に干し、翌日外に干すということをすると、バタバタした朝でも簡単に干せます。

また、前日に洗い残しがあったとしても、朝洗濯できるので安心できます。

洗濯カゴを使わない

洗濯カゴは、小さい洗濯場には場所をとるので置くことができないこともあります。

そういった方には、洗濯機から出して、そのまま干せるように工夫するのが良いですね。洗濯機の近くに折りたたみのランドリースタンドや突っ張り棒があれば、そのまま干せます。

畳まない

畳むという工程も思い切ってやめてもよいことです。

特にトップスなどのハンガーにかけられる大きい衣類は、そのままクローゼットに収納するのがおすすめです。

畳まない選択をすることで、洗濯が一気に楽になるのではないでしょうか。

一気に取り込まない

洗濯物を一気に取り込んで山積みにすることもやめてよいことです。

山積みにした洗濯物を畳んでいると、何かと他の用事もできてしまい、後回しになってしまいます。

そのため、取り込んだあとにそれぞれの収納場所に持っていき畳むことで、後回しにしなくて済みます。

まとめ

家事は、ほぼ毎日行う大切な家事です。しかし、手間や時間がかかるので、時短していきたい家事でもあります。

そのための方法として、今回の記事を参考に生活の中に取り入れてみてくださいね。

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