コストを抑えて除湿効果UP!費用をかけずにできる除湿方法
2022/12/09
2022/12/09
雨が続くと、部屋の中の湿気が気になる人は多いのではないでしょうか。このページでは、除湿器に頼らないお金のかからない除湿方法をご紹介します。
湿気は気になるけど、わざわざ除湿器を買うほどでもないと思う人や、なるべく電気製品などは買わずに節約したい人は、とくに見逃せない内容になっています。
目次
まず、除湿せずに部屋の湿度が高くなるとどうなるか、どのような問題が出てくるのか、押さえておく必要があります。
除湿というのは、雨が降り続く梅雨の季節にだけするものではありません。乾燥しがちな冬であっても、部屋の条件によっては湿度が高くなり、除湿が必要になる場合があります。
それではここから、除湿しない場合に起こる問題について解説します。
除湿しない場合は、カビやダニが発生してしまいます。そもそも、カビやダニとはどのようなものなのでしょうか?
カビとは生き物の一つ、菌類です。ただ、生き物でありながら植物のように成長して、胞子を飛ばすことでその数が増えてしまいます。初めは少しのカビでも、放っておくとカビの量が増えていきます。
また、カビの中には目に見えるものもあれば、目に見えない小さなものもあるので、一見清潔に保たれているような部屋でも、カビが発生していることがあります。したがって、知らないうちに空気中のカビを吸い込んでしまっていることもあります。
ダニとは、体長わずか1mm以下の昆虫の一種です。人のフケやアカなどを食べるため、人がいる場所に必ず生息しています。また、ダニが繁殖するのは温度と湿度が高くなる時になるため、高温多湿の時期は特に注意が必要です。
さらにダニが部屋に増えると、その小ささから体内に入ってしまうことがあります。
カビやダニが発生すると、アレルギー性喘息や鼻炎の症状が出てしまうなど、身体にも悪い影響があります。どちらも高温多湿の環境で発生しやすく、また繁殖しやすいという特徴を持っていますので、カビやダニの発生を防ぐためにも部屋の除湿が必要です。
除湿しない場合は、洗濯物の生乾きのにおいが部屋中についてしまいます。除湿が必要な季節は、特に雨が降り続く梅雨の時期です。その時期はなかなか外に洗濯物を干すことができず、洗濯物を部屋干しすることも多いのではないでしょうか?
そうして洗濯物を部屋干しすると、洗濯物が乾かず、生乾きのにおいがついてしまいます。また、そのにおいは洗濯物のみならず部屋の壁や家具にもついてしまい、生活に悪い影響が出てしまいます。
そうした生乾きのにおいを防ぐためにも、部屋の除湿が必要です。
除湿しない場合は、身体への悪影響が出てしまいます。先ほどのカビやダニが発生することにより、アレルギー性喘息や鼻炎の症状が出てしまうこともあります。しかし、多湿という状況そのものにより体調が崩れてしまうこともあるのです。
例えば、どのような悪影響があるか、例を2つ挙げます。
1つ目は、頭痛や肩こり、だるさなどの症状です。湿度が高くなると、身体の発汗機能がうまく働かなくなることから、代謝が悪くなり、その結果血液が循環しにくくなります。それが頭痛や肩こりなどの症状となり現れてしまうのです。特にリモートワークなど自宅で仕事をしている人は、部屋の湿度が高くなると、こうした症状に見舞われやすいため注意が必要です。
2つ目は、消化不良です。湿度が高くなると、体内の消化吸収がうまくできなくなることから、消化不良が起きやすくなります。また、高温多湿の状態であれば、冷たいものを摂り入れがちですが、それも消化不良が悪化する原因ともなるのです。
このような症状が出てしまうため、部屋の除湿が必要といえます。また、夏の時期、高温になる場合は特に除湿が必要です。
ここからは、どのような除湿方法があるのか具体的に解説していきます。除湿をするのに除湿器などの家電を使うことは効果的ですが、除湿器がない家でも身近なものを使って、もしくはものを使わなくても除湿することができます。
部屋の換気をこまめにすることで、除湿ができます。窓を開けて、可能であれば部屋の中に風の通り道ができるように2つ以上の窓を開けると、除湿効果が高くなります。また窓だけではなく、クローゼットや棚など空気が循環しにくい場所の扉を開けることも大切です。
こうした部屋の換気は晴れの日だけでなく、雨の日にもおすすめです。雨の日であっても、外よりも部屋の中の方が湿度が高くなる場合があります。
除湿剤を置くことで、除湿することができます。クローゼット用、部屋用、靴用など、用途によって種類を選ぶことができます。
また、置く場所のポイントとしては、なるべく床に近く低い位置に置くことをおすすめします。湿度の高い空気は重く、下に降りる性質があります。空気に含まれる水分をキャッチするためにも、除湿剤は低い場所に置くと除湿効果が得られます。
重曹を置くことで、除湿することができます。重曹には除湿効果のほか、消臭効果もあり、嫌なにおいをとってくれる役割もあります。また、重曹にアロマオイルをたらして芳香剤のように使うこともできる点もおすすめする理由の1つです。
また、置く場所のポイントとしては、先ほどの除湿剤と同じく、なるべく床に近い低い場所に置くことをおすすめします。
新聞紙を敷くことで、除湿することができます。そのため、除湿用に物をわざわざ買う必要がなくなります。例えば、新聞紙を洗濯物の部屋干しをする際に床に敷いたり、靴箱に靴を並べる前に新聞を敷いたりします。敷くのが面倒な場合は、くしゃくしゃにして部屋の四隅に置くだけで、除湿効果が得られます。
また、使用後も天日干しをすれば、新聞紙の水分を飛ばすことができ、再度利用することができるので、節約にも最適な方法といえます。
除湿器に頼らないお金のかからない除湿方法を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
湿度が高くなると、カビやダニが発生したり、洗濯物の生乾きのにおいが気になったり、身体に悪影響が出たりするため、除湿は必要不可欠です。特に梅雨以降、夏にかけて、こうした悪影響は出やすくなるので、対策をすることは必須といえます。
部屋の換気をすることや、除湿剤・重曹を置くこと、新聞紙を敷くことなどを取り入れることで、お金をかけずに除湿することができます。除湿をすることで快適に生活を送ることにも繋がるので、ぜひ除湿の習慣を日々のルーティンに取り入れてみてください。
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