
ガラストップ天板のガスコンロは割れやすい? メリット・デメリット、他素材との比較
2025/03/02
2025/03/02
「ガラストップのガスコンロっておしゃれだけど、割れやすいって本当?」
「お手入れしやすいと聞くけど、実際はどうなの?」
ガスコンロを選ぶ際、見た目の美しさや使いやすさでガラストップに魅力を感じる人は多いですよね。しかし、「価格が高い」「割れるリスクがある」といった点が気になる方もいるのではないでしょうか?
この記事では、ガラストップのガスコンロのメリット・デメリットを詳しく解説し、他のタイプのガスコンロとの比較や選び方のポイントもご紹介します。
「ガラストップにするかどうか迷っている…」という方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ガラストップのガスコンロは、デザイン性が高く、使いやすいことで人気があります。しかしメリットだけでなく、注意すべきポイントもあります。
ここでは、ガラストップのメリット・デメリットを、詳しく紹介します。
ガラストップのガスコンロは、天板が耐熱強化ガラスでできており、高級感があります。キッチンの雰囲気をおしゃれに見せてくれるため、インテリアにこだわる人におすすめです。
また、カラーバリエーションが豊富で、キッチンのスタイルに合わせやすいのも魅力です。
ガラストップは表面がフラットなので、汚れが溜まりにくく、サッと拭くだけできれいになります。油や調味料が飛び散っても、布巾やキッチンペーパーで簡単に拭き取れるため、掃除の負担が減ります。
ガラストップのガスコンロ天板には耐熱強化ガラスが使われており、熱による変色や変形が起こりにくいのが特徴です。適切に使用すれば長持ちし、美しさを保つことができます。
適切に使えば長持ちするため、頻繁に買い替える必要がない点は、ガラストップのガスコンロの大きなメリットです。ただし、強い衝撃には注意が必要です。
ガラストップのガスコンロは、ステンレスやホーローのものと比べると価格が高めです。初期費用がかかるため、予算に余裕がないと手が出しにくいかもしれません。
また、交換が必要になった場合も、パーツ代や修理費が高くなることがあります。
耐久性が高いとはいえ、重い鍋を落とす、強い衝撃を与えるといったことがあると、ひび割れや破損のリスクがあります。割れた場合、安全のためにすぐ交換が必要です。
万が一割れた場合、安全性を考えてすぐに交換が必要になるため、普段から強い衝撃を与えないよう注意が必要です。
価格だけがネックの場合には、設置から10年以上経過して経年劣化を理由とした交換であれば、レンジフードも同じく交換時期にきているので、ガスコンロと一緒に交換することで、トータルの工事費を抑えられる可能性があります。
ガスコンロの天板はガラストップ以外にもさまざまな種類があり、それぞれ価格帯や特徴などが異なります。ガラストップのガスコンロには比較的高価なものが多いですが、搭載されている機能が少ないベーシックタイプであれば、低価格帯の商品もあります。
価格帯(本体のみ) | 耐久性 | 特徴 | |
ガラストップ | 6万円〜30万円 | 高い | ・高級感があり、お手入れがしやすい ・初期費用が高い |
ホーロートップ | 4万円〜18万円 | 中程度 | ・昔ながらのデザイン ・価格帯は手頃 |
ガラスコート | 3万円〜15万円 | 中程度 | ・ガラストップに似た見た目 ・ガラストップより安価 |
アルミ天板 | 3万円〜10万円 | 低い | ・軽量で扱いやすい ・傷がつきやすい |
ステンレス天板 | 3万円〜20万円 | 高い | ・耐久性が高い ・プロ仕様のキッチン向け |
ここからは、ガラストップ以外のガスコンロの特徴を、解説します。
ホーローは、金属の表面にガラス質のコーティングを施した素材です。安価で手に入れやすく、耐久性もありますが、長年使うと表面のコーティングが剥がれることがあります。また、熱や汚れに強いですが、焦げ付き汚れがつくと落としにくい点も、ホーロートップガスコンロのデメリットです。
ガラスコートは、金属の天板にガラス質のコーティングを施したものです。ガラストップのような光沢感があり、おしゃれな見た目をしています。一方で、価格はガラストップよりも安いため、費用を抑えてガラストップの美しさを求める方に適しています。
耐久性はガラストップよりも劣ります。
アルミは軽量で扱いやすい素材ですが、傷がつきやすい特徴があります。
価格は中程度で、比較的手に入れやすいですが、耐久性を重視するなら他の素材の方が向いています。
ステンレスのガスコンロは、プロの厨房でも使われることが多い耐久性の高い素材です。
価格は高めですが、長く使えるためコストパフォーマンスに優れています。
機能性を重視する人や、長期間使いたい人におすすめのタイプです。
ガラストップのガスコンロは、耐熱強化ガラスを使用しているため耐久性は高いですが、あまりにも強い衝撃を受けると割れることがあります。もし割れてしまった場合、天板のみ交換するか、コンロ自体を交換する必要があります。
天板のみを交換した場合の費用相場は、5万円〜10万円ほどです。ガスコンロ本体を交換した場合、8万円〜35万円ほどが相場です。この費用には、本体代と工事費用が含まれます。
ガラストップが割れた場合、「ひび割れだけだから、そのまま使えるのでは?」と考えるかもしれません。
しかしガラスに亀裂が入ると、そこから油や水が内部に侵入し、電気系統・ガス系統に触れて事故が起こる可能性があります。割れた状態での使用は絶対に避けてください。
すぐに交換修理ができない場合は、耐熱のアルミテープとガスマットを活用し、内部に水や油が入らないように対策が必要です。その際、割れたガスコンロは使用せずに、カセットコンロなどの代用品を使うことをおすすめします。
ガラストップが割れた場合、火災保険が適用されるケースもあります。火災保険の補償内容や事故の状況によりますが、物を落としてしまって割れた場合、「突発的な事故(不測かつ突発的な事故)」として補償対象になることがあります。
この場合、保険会社が交換費用を負担してくれる可能性があるため、契約している火災保険の補償内容を確認してみてください。
ただし、経年劣化や自然な摩耗によるひび割れは、保険の対象外になることが多いので注意が必要です。
ガスコンロ選びで迷う際は、次の5つのポイントを基準に考えてみてください。
ガスコンロの天板は、見た目だけでなく、掃除のしやすさや耐久性にも関わる重要なポイントです。以下の表で、それぞれの特徴を比較します。
天板の種類 | メリット | デメリット |
ガラストップ | 高級感があり、お手入れしやすい | 割れることがあり、価格が高め |
ホーロートップ | 価格が安く耐熱性が高い | コーティングが剥がれることもある |
ガラスコート | ガラストップに似た見た目で安価 | 耐久性はガラストップより劣る |
アルミ天板 | 軽量で扱いやすい | 傷がつきやすく、長持ちしにくい |
ステンレス天板 | 耐久性が高く錆びにくい | 高価で指紋や汚れが目立ちやすい |
それぞれの特徴を考慮し、ライフスタイルや予算などに合わせて、ガスコンロを選ぶことが大切です。
五徳(鍋を支える部分)にも種類があり、使い勝手が異なります。
家庭用なら掃除のしやすいホーロー製、耐久性を重視するならステンレス製がおすすめです。
最近のガスコンロには、便利な機能がいろいろ搭載されています。ガスコンロの使い方に合わせて、適切な機能を備えたタイプを選ぶことが大切です。
たとえば、うっかりミスの多い方の場合は、消し忘れ防止機能がついたガスコンロを選ぶと安心です。オーブン料理が好きな方は、グリル機能が充実しているタイプをおすすめします。
料理を焦がしやすい方は、温度調整機能があると料理の失敗が減るかもしれません。家庭での使い方に合わせて、必要な機能を選んでみてください。
ビルトインガスコンロの天板幅は、60cmまたは75cmの2つのサイズから選べます。
標準サイズは60cm幅です。15cm分幅が少ないため、作業スペースを広くとることができます。
75cm幅は横幅が広い分、若干高額になることが多く、価格差は2,000~3,000円ほどです。
機器交換時にサイズを変更することもできますが、特に強いこだわりがない場合には、現在のガスコンロと同じ天板サイズを選ぶのがおすすめです。
とくにガスコンロのメーカーに強いこだわりがなければ、もともと使用していたガスコンロメーカーの製品を選ぶのもひとつの手です。今まで使用していたコンロと、同じメーカーの製品なら、使い慣れた操作性や機能が継続して使えるため、買い替え後も違和感なく使えます。
ガラストップガスコンロは、見た目の美しさやお手入れのしやすさが魅力ですが、割れやすさやコストの高さにも注意が必要です。ガスコンロを選ぶ際は、天板の素材・五徳の種類・機能・サイズなどを考慮し、ライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
困ったときは、メーカーや保証内容を比較したり、価格帯や耐久性を考慮して他の天板タイプと検討してみてください。
参考:これで失敗しない!ビルトインガスコンロの選び方|交換できるくん
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