ガスコンロの焦げ付きが取れない！効率的な掃除方法やおすすめのアイテムをご紹介
2024/12/29
「ガスコンロの焦げ付きがなかなか取れない」
「どの洗剤を使えばいいのかわからない」
ガスコンロの掃除を行うにあたって、このような悩みを抱える方も多いと思います。
ガスコンロの汚れや焦げ付きは、放置するとますます落としにくくなります。ガスコンロ周りの汚れはキッチン周りの見た目を悪くするだけでなく、使い勝手にも影響を及ぼすため、定期的な掃除が必要です。
この記事では、ガスコンロの汚れの原因から、部位別の正しい掃除方法やおすすめのアイテムまで詳しく解説します。掃除の際に注意すべきポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ガスコンロの汚れの原因
ガスコンロの汚れは、主に次の3つです。
- ・食品汚れ
- ・油汚れ
- ・焦げ付き
食品汚れは調理中に使用した調味料や、飛び跳ねた煮汁などが原因です。放置すると固着し落としにくくなる上に、嫌なニオイに原因にもなります。
油汚れは揚げ物や炒め物をする際に発生します。黒やグレーなど、濃い色のガスコンロでは見えにくく、掃除の手が行き届かないことも少なくありません。
焦げ付きは、食品や油が高温のコンロ表面で焼き付き、黒ずんで硬くなってしまった汚れです。一度できると落としにくく、無理に取り除くと素材を傷めることもあります。
ガスコンロの汚れには中性洗剤と重曹が便利
ガスコンロの掃除は、中性洗剤と重曹を使うのがおすすめです。
中性洗剤は油汚れや食品汚れに適しています。食器洗剤にも用いられており、食べ物を扱うキッチン周りでも安心して使用できる洗剤です。
一方、重曹は頑固な焦げ付き汚れや固まった油汚れに効果を発揮します。ただし、重曹は研磨効果があるため、コーティングされているコンロには使用できない場合があります。
汚れの種類やコンロの材質などを考慮した上で、これらの洗剤を使い分けてみてください。
【部位別】ガスコンロの掃除方法
ガスコンロを掃除する際は、ガスコンロの部品ごとに適した方法を用いることが大切です。
ここからは、ガスコンロの掃除方法を、ガスコンロの部位別に解説します。
五徳の掃除方法
五徳には、焦げ付いた汚れや油汚れが蓄積しています。そのほとんどが固くなってしまっているため、汚れを落とすには工夫が必要です。
- 1.重曹ペースト（水1：重曹1）を五徳に塗り、ラップで覆って数時間放置する。
- 2.時間が経ったら、スポンジでこすり洗いし、水で洗い流す。
- 3.取り除けない汚れは、古い歯ブラシなどでこすり落とす
バーナーの掃除方法
バーナー部分は食品カスや油が詰まりやすく、定期的な掃除が必要です。
- 1.バーナーを外す
- 2.中性洗剤と歯ブラシで、汚れをかき出す
- 3.水洗いをし、しっかり乾燥させる
バーナーに固くなった汚れが付着している場合は、重曹ペーストを用いてください。また、バーナーに水滴が残っていると、正しく点火できません。しっかりと乾かしてから、再び装着してください。
グリルの掃除方法方法
魚を焼くグリル部分は、油や食品カスが溜まりやすく、放置しているとニオイや虫の発生原因となります。
- 1.グリル皿や網を取り外し、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸ける
- 2.汚れが浮いたら、スポンジでこすり洗いをする
- 3.グリル内部は食品カスを取り除いてから、中性洗剤を含ませた布で拭き掃除をする
グリル内部は手が届きにくい部分です。細長いスポンジや菜箸にキッチンペーパーを巻きつけた物などを使用して掃除するのも良い方法です。
天板の掃除
天板はコンロの見た目に直結する部分です。日常的な掃除を習慣づけることで、キッチン周りの清潔な印象を維持できます。
- 1.中性洗剤を含ませた布で表面を拭き取る
- 2.頑固な汚れは重曹ペーストを行う
- 3.汚れが浮いた後は、乾いた布で仕上げ拭きをする
重曹・中性洗剤でも落ちない頑固な汚れに便利なアイテム
セスキ水ソーダ
セスキ水とはセスキ炭酸ソーダ（セスキ炭酸ナトリウム）を水で溶かしたものです。重曹よりもアルカリ度数が高く、油汚れなどに高い効果を発揮します。ベタベタの油汚れには、セスキ水を使用してみるのも効果的です。
オキシクリーン
オキシクリーンは主成分として過炭酸ナトリウムを含む酸素系漂白剤です。水に溶けると活性酸素を放出し、油汚れや焦げ付きを分解します。
五徳やグリル網など、コンロ周りの部品をまとめてきれいにしたい場合は、シンクにオキシクリーンを溶かしたお湯を貯めた「オキシ漬け」が便利です。放置をするだけで汚れを落とせるため、手間をかけずにガスコンロ周りをきれいにできます。
ただし、頑固な焦げ付きや汚れはオキシ漬けでは落としきれない可能性があるため、注意してください。
コゲ落とし洗剤
五徳周りの頑固なコゲには、焦げ落とし専用の洗剤を活用するのも良い方法です。焦げを溶かして浮かび上がらせることで、こすらずに焦げを落とすことができます。こちらの製品は、ステンレスのガスコンロにも使用可能です。
金ダワシ
あまりにひどい焦げ付きは、金ダワシで削り取るのも1つの手です。金ダワシを選ぶ際は、なるべく形が崩れず、力を入れないで汚れを落とせる製品を選ぶことが大切です。
こちらの金ダワシは、ガンコな水垢にも効果的なため、水回り掃除の際に1つ持っておくと重宝します。
ガスコンロを掃除する際の注意点
元栓を閉めて掃除をする
コンロ周りを掃除する際は、必ずガスの元栓を閉めてください。掃除中に誤ってコンロが点火し、火傷を負う危険性があります。
とくにワンタッチで点火できるコンロは、指が軽く触れただけで火が着くため、非常に危険です。
掃除中におけるコンロの点火が、大きな事故につながる可能性もあります。コンロ周りの掃除を行う際は、ガスの元栓が閉まっていることを確認してから開始します。
ゴム手袋を着用する
ガスコンロの掃除で使用する洗剤には、刺激が強いタイプもあります。洗剤に手が直接触れてしまうと、肌荒れが生じる可能性もゼロではありません。
また、ガスコンロの硬いこびりつき汚れで、指を切ってしまうこともあります。
これらのリスクから手を守るためにも、ガスコンロの掃除をする際は、ゴム手袋の着用をおすすめします。
コンロの素材によっては研磨効果のある洗剤は使用できない
ガスコンロメーカーによっては、研磨効果のある重曹の使用を推奨していないこともあります。重曹の細かい粒子がガスコンロのコーティングを傷つけてしまうためです。
ガスコンロの掃除をする際は、必ず製品の説明書を確認し、使用できる洗剤をチェックしてください。
また、ステンレス製のコンロを使用している場合は、洗剤選びにはとくに注意を払うことが大切です。ステンレス特有の光沢を損なわないように、使用する洗剤にご留意ください。
フィスラーのステンレスクリーナーは、ステンレス製のキッチンアイテムの掃除に適しています。強い洗浄力はありませんが、ステンレスのキッチンを傷つけずに掃除をしたい方におすすめです。
まとめ｜ガスコンロの焦げ付きは日頃のメンテナンスが大切！
ガスコンロの焦げ付きや汚れは、正しい掃除方法を取り入れることで簡単に解決できます。汚れが蓄積する前に、中性洗剤や重曹を使った定期的なメンテナンスを習慣化することが大切です。
また、素材に適した洗剤を選ぶことで、コンロを傷つけずに長期間使用できます。日頃からのケアを欠かさず、快適なキッチン環境を整えていきたいですね。
Profile
