給湯器の種類と価格帯を解説!プロパンガス給湯器の交換の目安
2025/01/27
2025/01/27
「給湯器の種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」
「交換のタイミングっていつがベストなの?」
給湯器は日々の生活を支える大切な設備です。自宅の環境やライフスタイルに合った種類を把握し、適切なタイミングで交換・修理を行うことで、お風呂や洗い物などの快適性を保てます。
この記事では、給湯器の種類や価格帯、交換の目安について詳しく解説します。自宅や家族に合った給湯器を見つける参考にしてください。
目次
給湯器の主な種類は、以下の5つがあります。
それぞれの特徴を解説します。
ガス給湯器は、もっともスタンダードなタイプの給湯器です。年数が経過した家はもちろん、現代の新築でもガス給湯器が多く用いられています。
ガス給湯器には、プロパンガスに対応しているタイプと都市ガスに対応しているタイプがあります。自宅で使用しているガスに対応している給湯器を選ぶようにしてください。
エコジョーズは通常のガス給湯器よりも省エネ性能に優れたガス給湯器です。排気熱を再利用してお湯を作るため、ガスの消費量を抑えられます。環境に優しく、ランニングコストを削減したい方におすすめです。
エコキュートは電気を使って効率的にお湯を作るヒートポンプ式の給湯器です。エコジョーズと同じく省エネ性能に優れています。
ガス給湯器と比べると初期費用は高めですが、ガス代を抑えることができるため、ランニングコストを削減できます。また、災害時にお湯を使える点も、エコキュートのメリットです。
石油給湯器は石油を燃料とする給湯器で、主に寒冷地で利用されています。
石油給湯器のエコモデルが「エコフィール」です。エコフィールは排ガスの熱を利用してお湯をつくります。灯油の使用量とCO2を減らすことができるため、経済的で環境にも優しい給湯器です。
キッチンで使われることの多い、コンパクトな給湯器です。短時間でお湯を供給できる点が特徴ですが、パワーは少ないため、お風呂で使用はできません。
スペースの限られた場所や、一人暮らしの方に適しています。
ガス給湯器の交換費用は、10万円〜20万円前後が費用目安です。金額は機能や号数、エコタイプの有無などに左右されます。
給湯器の交換費用を抑えたい方は、最低限の機能だけを備えたタイプや号数の低いタイプなどを選ぶと良いでしょう。
また、壁掛け式や据え置き式など、給湯器にはさまざまな設置方法があります。基本的には既存の給湯器と同じ設置タイプのものを選んでください。
プロパンガス給湯器を安全に使い続けるためには、交換のタイミングを適切に見極めることが大切です。
プロパンガス給湯器の交換時期の目安を、解説します。
プロパンガス給湯器の寿命は、一般的に設置後10年前後とされています。
10年が経過した給湯器は劣化による故障が生じやすくなります。給湯器が急に使えなくなるとお風呂に入れないなど困ることも多いため、定期的に点検を受け、異常がないかを確認しましょう。
特に給湯器本体の老朽化や内部の劣化は見た目では分かりにくいため、専門業者に状態をチェックしてもらうのがおすすめです。
異臭や異音、本体の変形や煙の発生など、給湯器に異常が見られた際も、給湯器の交換を検討したほうが良いでしょう。これらの異常は給湯器内部での劣化や故障が進んでいるサインです。
そのまま使用を続けると、給湯器が使えなくなるだけでなく、大きな事故につながる可能性もあります。
給湯器を選ぶ際は以下のポイントを考慮することが大切です。
給湯器のサイズ(号数)は1分間に沸かせるお湯の量を示しています。たとえば16号であれば、1分間に16Lのお湯をつくることが可能です。号数が大きいほどたくさんのお湯を短時間で沸かせます。
そのため家族の人数やお湯の使用量に合わせて、号数を選ぶことが大切です。たとえば単身世帯では16号が一般的ですが、夫婦2人の家族でしたら20号が推奨されます。4人家族であれば、それよりも大きな24号を選ぶと、複数の場所で同時にお湯やシャワーを使用しても、ストレスを感じることはないでしょう。
家族の人数や生活スタイルをよく考慮して、無駄なくお湯を供給できる号数を選びましょう。
参考:給湯器の号数とは?16号、20号、24号の違い・選び方|交換できるくん
給湯器の動力には、ガス、電気、石油などの種類があります。
プロパンガスや都市ガスが使える地域では、ガス給湯器が主流です。一方で、オール電化住宅ではエコキュートが広く普及しています。エコキュートは電気代の安い深夜電力を活用してお湯をつくるため、光熱費を抑えたい方にぴったりの選択肢です。
寒冷地では石油給湯器が適しており、低温でも安定した性能を発揮します。住宅の設備環境やライフスタイルに合わせて選ぶことで、効率的にお湯をつくれます。
給湯器には壁掛け型や据え置き型などの設置タイプがあります。
壁掛け型はコンパクトでスペースを取らず、狭い場所でも設置可能です。一方、据え置き型は容量が大きく、家庭用のほか業務用にも適しているため、広い設置スペースが確保できる場合に選ばれます。
また、既存の給湯器と同じ設置タイプを選ぶことで工事費用を抑えることが可能です。設置環境をしっかり確認し、最適なタイプを選ぶことで、無理なく快適な給湯環境を整えられます。
給湯器の機能性は、快適にお湯を使う上で大切なポイントです。
たとえば追い焚き機能がある給湯器なら、冷めた湯船のお湯を再び温め、保温できるため、入浴時間がバラバラの家庭で重宝します。またリモコン操作が可能なモデルなら、湯温や残り湯量を簡単に調整できます。
さらに、省エネ性能が高いエコジョーズやエコキュートなどの製品を選ぶと、光熱費の削減にもつながります。
自分たちの生活スタイルや家庭環境を考慮して、必要な機能が備わった給湯器を選んでみてください。
給湯器は種類や性能、設置環境によって適した製品が異なります。また、ライフスタイルや住宅環境に合わせた給湯器を選ぶことで、効率的で経済的な暮らしが実現します。
給湯器を適切に選び、快適な生活を支える準備として、本記事をぜひ役立ててください。
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