「ハーマンの給湯器が急に動かなくなった」「修理を依頼したいけど、どこに頼めばいい?」

ハーマンは現在、新規製品の販売を行っておらず、修理や交換について悩む方もいらっしゃると思います。ハーマンの給湯器を利用しており、修理や交換が必要になった場合は、他メーカー製品へ交換することとなります。

この記事では、ハーマン給湯器の故障時に相談できる依頼先や、代替品の選び方、交換費用の相場について解説します。ハーマン給湯器のトラブルに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

給湯器

給湯器メーカーのハーマンは業界を撤退している?

給湯器メーカーとして知られるハーマンは、2011年に株式会社ノーリツの子会社となり、現在は自社での給湯器の販売を行っていません。現在のハーマンはOEM形式で給湯器を製造し、他メーカーへの供給を専門としています。

そのため、ハーマンのロゴが入った給湯器を新規で購入することはできませんが、すでに設置されている製品の修理や交換対応は行っています。

ハーマンの給湯器が故障した場合の依頼先

ハーマンの給湯器が故障した場合、修理・交換の依頼先として以下を検討してください。

公式サイト

ハーマンの公式サイトでは、修理依頼を受け付けています。ただし修理の手続きはノーリツの修理受付フォームへ案内されるため、実際の対応はノーリツが行います。

公式サイトを通じた修理・交換の作業は、ハーマンの給湯器に関する専門知識を有したスタッフが対応するため、機器の構造や特性を深く理解した上で、適切な工事を行えます。

住宅設備のネットショップ

住宅設備のネットショップは、給湯器の交換をはじめ、住まいのさまざまな設備に対応する専門業者です。

ノーリツやリンナイをはじめとする複数のメーカーの給湯器を取り扱っている場合も多いため、故障した給湯器の設置環境やライフスタイルに合わせた最適な提案を受けられます。また、給湯器以外にも水回りの製品を扱っているところも多い、給湯器と合わせて複数の住宅設備交換の相談ができる点が魅力です。

住宅設備会社はアフターサービスに力を入れているところも多くあります。交換後の新しい給湯器を使用していく中で、もし不具合が発生した際も、安心して頼ることができます。

ガス会社

ガス会社は、給湯器の設置や修理にも対応していることがあります。

ガスの供給設備を直接管理していることから、安全面での確認が徹底されており、給湯器の交換・修理に関して安心して任せられる点が魅力です。

ガス会社に修理や交換を依頼する場合、契約中のガス供給業者であれば、利用状況に応じたスムーズな対応が期待できます。

ホームセンターや家電量販店

ホームセンターや家電量販店でも、給湯器の修理・交換を受け付けています。これらの店舗はポイント制度や割引セールなどを設けていることも多く、お得に給湯器の交換・修理が依頼できる可能性もあります。

また、交換の際は展示されている実物を見ながらスタッフに相談できるため、家庭の状況に合った給湯器を選ぶことが可能です。

ハーマン給湯器の代替品

ハーマンの給湯器が修理ができなかったり交換が必要になったりする場合、新たな給湯器を選ばなくてはなりません。しかしハーマン給湯器は現行品は販売されていないため、他メーカーから選ぶ必要があります。

ハーマンに変わる他メーカーとして、親会社であるノーリツがおすすめです。ノーリツはハーマン製品を熟知しており、スムーズな交換対応が実現します。

もちろん、ノーリツ以外の他メーカーの給湯器に切り替えることも可能です。

ハーマン給湯器の交換費用の相場

ハーマンの給湯器を他メーカーの給湯器に交換する際の費用は、10万円〜20万円前後が目安です。この金額には、本体費用と工事費用が含まれています。

また、金額は機能や号数、エコタイプの有無などによって大きく異なります。とくに機能性は金額を大きく左右するポイントのため、使用感の快適性と予算のバランスを見て選択してください。

加えて給湯器は壁掛け式や据え置き式などの設置方法を選択できます。基本は既存の給湯器と同じ設置方法の給湯器を選ぶことで、工事費用と工期の削減がかないます。

給湯器

ハーマン給湯器のリモコンのみの交換は可能?

ハーマン給湯器のリモコンが表示されなかったり操作ができなかったりする場合、リモコンのみの交換を検討する方もいるでしょう。

しかしハーマンには現行品がなく、リモコンの在庫も少ないことが考えられます。他メーカーのリモコンは通信の信号が異なり使用できないため、ハーマン給湯器のリモコンのみの交換は難しいといえるでしょう。

ハーマン給湯器のリモコンが壊れたら、本体と合わせて他メーカー製品への交換を検討してください。

まとめ|ハーマンの給湯器が壊れたら現行メーカー品に交換を

ハーマンの給湯器が故障した場合、修理対応は公式サイトや住宅設備会社、ガス会社や家電量販店などに相談が可能です。

しかし部品の在庫がない場合やリモコンの故障などでは、現行メーカー品への交換が必要になることもあります。交換費用の相場は10万〜20万円前後で、使用感や予算に合った製品を選ぶことがポイントです。

タイミングによっては国や自治体が給湯器交換の補助金事業を行っていることもあるため、給湯器の交換を検討の際は、ぜひチェックしてみてください。

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